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SCANDAL 『BEST★SCANDAL』
<初出「Groovin'」2009.10-11/ISSUE#121>


楽器を手に必然の出会いを果たして3年。
ストリートへ、そしてメジャー・シーンへと羽ばたいた
少女たちのリアル・ストーリー。


SCANDAL-A.jpg


 昨年、シングル「DOLL」でメジャー・デビューした頃の彼女たちは、世界を股にかけたライヴの盛況ぶりと、インディーズ時代の大きな反響からくるプレッシャーを少なくとも抱えていたように思う。
 だが彼女たちは希望に胸を膨らませる一方で、自分たちが感じていたはずの心許なさを、努力で跳ね除けようともしていた。
 色んな事に縛られている自分を言葉をもたない人形に例えた「DOLL」は、何か物足りないものを感じながら強気なまでに思いの丈をぶちまける、そういう曲だった。

 そのSCANDALがファースト・アルバムを完成させた。
 資料には"DEBUT ALBUM『BEST★SCANDAL』"とある。なんとも大胆なタイトルがついたものだが、メンバーの言葉を借りれば<今の私らのベストを尽くした13曲>という意味だそうで、なるほど、<デビュー・アルバムにしてベスト・アルバム>といった、よくある類のものとは異なり、シングル曲、インディーズ時代の楽曲に、6曲の新曲を収録。
 新旧問わず、ファンを大切にする彼女たちらしい内容だ。

 結成から3年を経た彼女たちの現在地と明日への決意が綴られた"SCANDALのテーマ"ともいうべき「SCANDAL BABY」から始まる本作。
 強がりだけではない。絶望もあって夢もある。
 ときに切ない想いを抱き、恋の駆け引きだってする。
 それがありのままの自分たち。それ以上でもそれ以下でもない。
 そんな今のSCANDALがはちきれんばかりに溢れている。
 曲調やサウンドはさらに多彩になっているものの、演出過剰に陥らない素直な歌声はそのまま。
 メンバーそれぞれが書く詞は、携帯、メールといった小道具こそ同時代的であれ、心象描写は往年の歌謡曲〜ニューミュージックを思わせる。
 そのポップなメロディと相まって、幅広い世代から支持されることになるだろう。
 今後も型にはまらない楽曲とサウンド・プロダクション、さらに大人になってゆく心の機微を自由に表現し、現実の果てにある夢の続きをどうか見せて欲しい。

Text by 篠原美江

SCANDAL-J.jpg『BEST★SCANDAL』 [初回生産限定盤]DVD付 ESCL-3316〜7
大阪発、4ピース・ガールズ・バンド、待望のデビュー・アルバム!通常盤のほかSurprise Photo Book付きの完全生産限定盤と、7曲のPV、2曲のPVメイキング映像とデビュー直前の貴重な映像を収録したDVD付き初回生産限定盤の3形態でリリース。

■写真は[通常盤]のジャケットです。
[通常盤] ESCL-3318
[完全生産限定盤] ESCL-3319〜20


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【2009/11/01 17:00】 | ISSUE#121 09.10-11 | page top↑
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