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Return of soundtracks #120
<初出「Groovin'」2009.09-10/ISSUE#120>


soundtracks.jpg


 中学生の頃、洋楽のヒット曲に目覚め、土曜の昼過ぎに放送されていた大橋巨泉の『ビート・ポップス』をよく観ていた。
 有名な「牛も知ってるカウシルズ」なんていうのもリアルに覚えていて、「雨に消えた初恋」は即買った。
 当時ゴー・ゴー・ガールの小山ルミはアイドル。ここでは音楽だけではなく映画情報も流していて、『俺たちに明日はない』やペキンパーの『ワイルド・バンチ』等の紹介を観た(ような)記憶がある。
 この頃、昼のテレビは頻繁に洋画を放映していて、ボブ・ホープ、ビング・クロスビーの珍道中シリーズや、暗い違和感のある一群の西部劇(サントラ必須アイテム…マカロニ・ウエスタンであったと後に知る)等、懐かしい思い出だ。
 その映画レヴューで観たと思われる『ワイルド・バンチ』の映像は特に衝撃的で、その頃テレビは白黒だったからやたらに飛び散る血潮が空中に舞う藁屑のように見えたのを、妙に生々しく覚えている。
 『俺たちに明日はない』の音楽は、軽快なバンジョーの名曲「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」と「ボニーとクライドのバラード」がヒットしてラジオや前述の『ビート・ポップス』でもよく流れていた。
 「ボニーとクライドのバラード」はちょっと口ずさんでしまう、耳あたりの良い曲だったが、小洒落た雰囲気があり中学生にはレコードはいらないなと思わせた。
 『俺たちに明日はない』は後年、名画座で観るが、「ボニーとクライドのバラード」は使われておらず、インスパイアだったと知る。
 歌手はあのジョージィ・フェイムでカヴァー・レコードも発売されていたようだ。

 アメリカン・ニュー・シネマの代表作、先駆的存在である『俺たちに明日はない』は、製作・主演をウォーレン・ビーティ(近年、発音に近いベイティと表記されているが、個人的には今さら言われてもね)が務め、『天国から来たチャンピオン』『草原の輝き』等でもキュートで好きなスターである。
 アメリカン・ニュー・シネマって要するにアンハッピー・エンドな映画であるから、『明日に向かって撃て』のストップ・モーションのエンディング(このあと蜂の巣状態の予感)、『俺たちに明日はない』の「死のダンス」と呼ばれた銃弾を全身に浴びるスロー・モーション撮影によるエンディング、そして『イージー・ライダー』もしかりで、そのあたりの観客に与えるインパクトこそが名作と言われる所以か。

 今回初CD化されたサントラはレコードと同内容で、ダイアローグを含む映画を回想するツールとしてお薦めします
 (不勉強でシャーリー・マクレーンがビーティの姉であることを知りませんでした。また『西の魔女が死んだ』のおばあちゃん、サチ・パーカーがマクレーンの娘だって知ってた?)。

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俺たちに明日はないCD(輸入盤)
CCM-2030
発売中
ワーナー音源のリイシューをしているアメリカのCollectors' Choice Musicよりの発売。サントラでは他に『サボテン・ブラザース』『イーストウィックの魔女たち』等がある。本作はセリフ、効果音が多く、純粋に音楽としてより映画の補完として楽しむべし。
+ Return of soundtracks +


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【2009/10/01 17:00】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
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