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Return of soundtracks #119
<初出「Groovin'」2009.08-09/ISSUE#119>


soundtracks.jpg


 アグレッシヴで高揚感溢れるサントラ、いわゆる「燃える系」の代表作のひとつ…『ライトスタッフ』のオリジナル・サウンドトラック盤が米ヴァレース・サラバンドより限定3,000枚で発売された。
 今までもロンドン・フィルによる新録音盤でオリジナル・スコアは聴く事はできたが、映画、音楽共に多くのファンを持つ『ライトスタッフ』のオリジナル音源盤なのだからこれは拍手喝采の出来事と言って良いだろう。
 音楽はあの『ロッキー』で有名なビル・コンティ。映画は3時間の大作であるが(公開時は短縮版)、航空映画ならではの迫力場面、ストーリーの豊さによって厭きる事なく見終わってしまう。
 キャストもサム・シェパード、エド・ハリス、スコット・グレン、デニス・クエイドと今考えると豪華なおかつ渋い面子が揃っている。
 特に主演のサム・シェパード(俳優、作家、脚本家、音楽もこなす才人~ボブ・ディランのローリング・サンダー・レビューにも同行してその顛末を本にしたりしている)の格好良さ!
 これは男子の映画であるが、この点は女子にも是非観てもらいたい。

 物語は実話を元にしたもので、アポロの前のマーキュリー計画に選ばれた宇宙飛行士たちと音速に挑戦した伝説のパイロット、チャック・イエーガー(サム・シェパード)のストーリーがパラレルに時には錯綜して展開する。
 音楽は全編鳴っているわけでなく、要所々で効果的に使われ映画を盛り上げている。
 実際サントラも37分と昨今の増補盤、完全版盤のブームからすれば短い。
 クラシックの影響が強く実際ホルストの「惑星」、ドビッシーの「月の光」も使われている。
 そしてその「惑星」やチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」に激似のコンティの楽曲もあり、これをパクリか引用ととるか昔から賛否両論あるのは有名な話らしい。
 しかしながら映画音楽ではそれは往々にある事で、結果として感動できる映画ができればいいのではと私などはイージーに考えてしまう。
 そしてこのハリウッド・スタジオ・シンフォニーによるフル・オーケストラの楽曲を中心とした『ライトスタッフ』の音楽はとにかく素晴らしい。
 その激似と言われるメイン・テーマがなんと言っても格好よく鳥肌ものだが、終盤ライトスタッフの面々がその想いを眼差しで語り合う画面と交差する最高高度に挑むイエーガー、この劇中白眉のシーンに流れるピアノ曲でない「月の光」が個人的には最高に良かった。

P.S.:ザ・バンドのレヴォン・ヘルムが出演していますが、どの役かわかるかな~。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


THE_RIGHT_STAFF1.jpgO.S.T.(音楽:ビル・コンティ)
『ライトスタッフ(The Right Stuff)』
CD/VCL6091095/発売中
1983年のアカデミー作曲賞受賞作。クラシック曲は収録されておらず、コンティの楽曲中心でテーマ曲はテレビ、コマーシャル等で頻繁に使用される有名曲。限定3,000枚の売り切れ御免販売だが、『南北戦争物語』とのカップリングの新録盤も入手可能。
+ Return of soundtracks +


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【2009/09/01 04:00】 | ISSUE#119 09.08-09 | page top↑
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