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FUNKY MONKEY BABYS 『ファンキーモンキーベイビーズ 3』
<初出「Groovin'」2009.02-03/ISSUE#113>

ポジティヴなメッセージを発信し続けるFUNKY MONKEY BABYSが、
ニュー・アルバムをドロップ!
「桜」「旅立ち」「告白」「希望の唄」など、シーンを彩った
ヒット・シングル満載。


FUNKY-MONKEY-BABYS-A.jpg


 2006年のメジャー・デビュー以来、一貫して明快でポジティヴなメッセージを発信し続けているFUNKY MONKEY BABYS。
 喜怒哀楽すべての感情を揺さぶる等身大のリリックと、ヒップ・ホップの枠に捉われないキャッチーなトラックは、10代はもとより、幅広い世代の支持を獲得。一歩前に踏み出そうとする人たちにとって、彼らの歌は、これ以上ない最高の応援歌だ。
 また、三者三様の個性的なキャラクターも好感度バツグン。中でも、その人柄が滲み出るようなDJケミカルのとびきりの笑顔には、親近感を感じずにはいられない。
 2008年も、様々な作品やライヴ・ツアー、夏フェスの参戦などを通し、日本中を大いに活気づけてくれた。

 さて、快進撃を続けているFUNKY MONKEY BABYSが、いよいよニュー・アルバム『ファンキーモンキーベイビーズ 3』を3月4日にドロップする。40万枚のセールスを記録した2ndアルバム『ファンキーモンキーベイビーズ 2』以来、約1年3ヶ月ぶりのオリジナル・アルバムとなる今作は、昨年1年間の集大成とも言える1枚だ。
 映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の主題歌としても話題を呼んだ前向きな青春ソング「旅立ち」を始め、想いを告げる瞬間を歌にした感動のラヴ・ソング「告白」、大切な人との絆や人のぬくもりを歌った「希望の唄」など、2008年のJ-POPシーンを彩ったヒット・ナンバーが満載。
 アルバムで初登場となる新曲としては、いつも心の支えになってくれる"帰る場所"を歌ったミディアム・バラード「おかえりなさい」の、ちょっぴり泣けて元気になれる素朴なメッセージがまた多くの人の共感を呼ぶだろう。
 一方で危険なワンナイト・ラヴを踊れるダンス・ビートにのせた「ナイトショット」は一途で熱い彼らのイメージとは一線を画すナンバーだし、和テイストのトラックにのせて、あの娘を落とすデート・プランに四苦八苦する様をコミカルな言葉遊びで描いた「LOVE乱舞〜恋のミッション〜」にはファンモンの人気楽曲がチラリと登場したりして、まさにアルバムならではの一面が垣間見える。
 そのほか、卒業シーズンや結婚式にピッタリな先行シングル「桜」や、限定DVDシングルとしてリリースされた「雪が降る街」も収録されており、彼らの勢いが体感できるヴォリューム満点の仕上がりとなっている。エネルギッシュな応援歌から泣けるバラードまで、この振り幅の広さはファンモンならでは。2ndアルバムに負けないヒットが期待できそうだ。

 なお、3月16日からは、Zepp Nagoyaを皮切りに、全国ツアー"FUNKY MONKEY BABYS 2ND JAPAN TOUR「希望の旅路」"もスタート。さらに6月18日、19日には念願の日本武道館ライヴが決定!日本を取り巻く暗いニュースを吹き飛ばすべく、2009年もポジティヴ・パワー全開で走り抜けて欲しい。

Text by 池 佐和子


FUNKY-MONKEY-BABYS-J初回『ファンキーモンキーベイビーズ 3』 [初回生産限定盤]DVD付 MUCD-8009 3/4発売
映画主題歌としても話題を呼んだ「旅立ち」をはじめ、大切な人との絆や人のぬくもりを歌った「希望の唄」など、ヒット・シングル満載の3rdアルバム。初回生産限定盤に付属のDVDは全シングル10曲のビデオ・クリップを収録した映像ベスト盤!
FUNKY-MONKEY-BABYS-J通常『ファンキーモンキーベイビーズ 3』 [通常盤] MUCD-1204
※写真は上が[初回生産限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。
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【2009/02/27 16:51】 | 過去ログ | page top↑
SUMIYA RECOMMENDS 『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』 1/4
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>
SUMIYAS-STANDARD横打ちロゴ


2008BEST10.jpgこのコーナーでは毎年恒例となりました年間BEST10+1をお届けします。2008年も様々な作品がリリースされましたが、その中からそれぞれが昨年よく聴いたもの、感動したタイトルなどをノミネートしました。新作あり、リイシュー盤あり、映像ものあり…。きっとあなたにとっても共感できる作品が挙げられていることと思います。これからの音楽/ヴィジュアル・シーンのさらなる発展と素敵な作品のリリースを願いつつ、未聴/未見のものをまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。
企画・構成:土橋一夫




【選考基準】
2008年を代表すると思われるアルバムまたはDVDの中から10枚(1位〜10位)と、次点1枚を独自の視点で選出し、それらについてコメントを頂きました。選考の対象となる作品は2008年1月1日〜12月31日までに発売されたCDまたはDVD(音楽もの、映画など)とし、新譜・旧譜の再発盤・編集盤・ボックス、また国内盤・輸入盤、インディーズ盤など全てを対象とします。ただし基本的にシングル及びアナログは除外としました。また輸入盤と国内盤で同一内容の作品がリリースされている場合は、一部を除き基本的に国内盤を優先して挙げております。





植木一成  (本誌ライター)のBEST10+1

1 『カム・アンド・ゲット・ミー、アイム・レディ』 キム・トリヴァー
  (CD/クリンク レコード/CRCD-3095/\2,625 [税込])
2 『WHISKY HEARTS』Dean Owens
  (CD/Navigator Records/NAVIGATOR-16/輸入盤)
3 『マイクロスター・アルバム』マイクロスター
  (CD/ヴィヴィド/VSCD-3382/\2,625 [税込])
4 『想い出のリヴァプール』リンゴ・スター
  (CD/EMIミュージック・ジャパン/TOCP-70465/\2,500 [税込])
5 『クラシック・アルバムズ:メイキング・オブ・『ジョンの魂』』
   ジョン・レノン
  (DVD/ビデオアーツ/VABG-1260/\4,935 [税込])
6 『キャンディーズ・タイムカプセル』キャンディーズ
  (20CD/SMDR/MHCL-1378〜97/\35,000 [税込])◎
7 『つづれおり  (レガシー・エディション)』キャロル・キング
  (2CD/SMJI/EICP-988〜9/\3,780 [税込])◎
8 『Expressions』竹内まりや
  (3CD/ワーナーミュージック・ジャパン/WPCL-10615〜7/\3,980 [税込])
9 『パシフィック・オーシャン・ブルー(レガシー・エディション)』
   デニス・ウィルソン
  (2CD/SMJI/EICP-1024〜5/\3,780 [税込])◎
10 『BAND WAGON 2008 -Special Edition-』鈴木 茂
  (CD/日本クラウン/CRCP-20424/\2,500 [税込])
次点『アイドリング!!! Season2 DVD BOX』アイドリング!!!
  (6DVD/ポニーキャニオン/PCBC-60923/\23,625 [税込])◎


キム・トリヴァー-J紙ジャケとSHM-CDによるリイシューの嵐に翻弄されています。そんな中、今年も数年前までは考えられなかったアルバムがひょっこりCD化されて驚くばかり。1は10年以上オリジナル盤を探し続けていたものが、知らぬ間にCD化されていた喜び度で。2はスコットランドのSSW。70年代の香りが鮮やかに蘇る感涙の1枚。3は邦楽の中では、ダントツに愛聴。6は問答無用の宝物。次は『トレジャー』を超える映像商品の発売を熱望。次点は「Season1」との合わせ技で裏ベスト1。6枚組、特典映像込みで至福の1,402分!
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【2009/02/01 18:10】 | 過去ログ | page top↑
SUMIYA RECOMMENDS 『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』 2/4
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>
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2008BEST10.jpgこのページはSUMIYA RECOMMENDS 『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』の2ページ目です。
TOPページは下記から飛んでください。

『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』TOPページ

企画・構成:土橋一夫

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【2009/02/01 18:09】 | 過去ログ | page top↑
SUMIYA RECOMMENDS 『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』 3/4
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>
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企画・構成:土橋一夫

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【2009/02/01 18:08】 | 過去ログ | page top↑
SUMIYA RECOMMENDS 『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』 4/4
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>
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『私が選ぶ2008年の年間BEST10+1』TOPページ

企画・構成:土橋一夫

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【2009/02/01 18:07】 | 過去ログ | page top↑
Fun Fun Fun File1 デトロイト・メタル・シティ  
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>


メタル・シティ-ロゴ

日本全国に「DMC現象」を巻き起こした、超過激デスメタル・ギャグ映画
『デトロイト(D)・メタル(M)・シティ(C)』、ついにDVDリリース!
漫画を忠実に再現した実写版を体験せよ!爆笑必至!Go To DMC!!



DMC-A.jpg 「僕がしたかったのは、こんなバンドじゃない!!」
 九州から上京してきた、ゴボウ男の根岸くん。オシャレなポップ・ミュージシャンを目指していたはずが、気付けば白塗りで過激な歌詞を叫びまくるカリスマ・メタラーとして人気を博していた!
 憧れの相川さんや家族にも内緒で活動を続けるが、彼の本当の夢とは裏腹にDMCの人気は上昇する一方。そして彼のカリスマ性を見抜いた伝説のバンド、ジャック・イル・ダークがDMCに宣戦布告!?
DMC-A_サブ 以前から人気のギャグ漫画として、芸能界も音楽界も巻き込んで盛り上がっていたDMCがまさかの実写化。
 私も漫画愛読者の1人ですが、過激な内容から実写化は全く予想もしていませんでした。「ファック」連呼なんて、堅実な英語圏の方は耳をふさぎたくなるのでは(笑)
 …しかしそんな過激さが逆に爽快だったりします。根岸くんの"優しい心"までは完全に失いきれていないクラウザーさんのヒーローっぷりにも笑わせてもらいました。
 そして伝説のメタル・モンスター、ジャック・イル・ダークを演じるのはなんとKISSのジーン・シモンズ!一応素顔での出演ですが、KISSより衣装もギターもド派手で本物のモンスターのようです。かなりノリノリで好演していました。 
 劇中に出てくる「SATSUGAI」というDMCのデビュー・シングルが、オリコン・ウィークリー・シングル・チャートでは初登場で7位、そして1stアルバム『魔界遊戯 〜for the movie〜』は初登場4位という快挙!映画が公開されてから、自店でもかなりの売れ行きでした。日本でこういったジャンルがオリコンに上がることは正直驚きですが、嬉しいですね。
DMC-A_サブ2 この映画を観ているうちに、私がメタル・ファンになる前に抱いていた漠然とした「メタル」のイメージが、白塗りに金髪で過激な言動をする人達の未知の世界!という感じだったことを思い出しました。
 DMCがまさにそのイメージそのもの。面白いし懐かしいし、彼らに影響されていく人のファッションや心境の変化も理解できるし、不思議な感じがしました。
 DMCのおかげでメタルというジャンルがあることを知った人も多いでしょうが、実際のメタラーは白塗りで「ファック」を連呼する人ばかりではなく、意外と地味で真面目な人も多いので悪しからず(笑)。
 また、今回発売されるDVDのスペシャル・エディションと完全限定生産のモンスターBOXに入っている「Campaign ディスク」には、ファン650人が白塗りメイクで集結するという前代未聞の完成披露記者会見「狂乱!デス(D)・メイク(M)・カーニバル(C)2008」や数々のトーク・イヴェントの映像など、特典映像をこれでもか!というほど収録。骨の髄までDMCを堪能してください。

Text by 小田川友子(宇都宮FKDインターパーク店


★ 完全限定生産&スペシャル・エディション収録内容
・ Document ディスク
『デトロイト・メタル・シティ ドキュメントDVD』に続く、DMCドキュメント第2弾!もっとディープなDMCと松山ケンイチの裏側を83分収録。
・ Movie ディスク
本編104分+特報、予告、TVスポットなどの映像特典
・ Campaign ディスク
映画『DMC』の一大プロモーション映像を中心に3時間に迫る映像特典
・ 封入特典
オリジナルデザインBE@RBRICK2体セット、35mm生フィルム(完全限定生産のみ)
ブックレット、ポストカードセット(完全限定生産、スペシャル・エディション共通)


『デトロイト・メタル・シティ』
dmc-J写

[完全限定生産 メタルモンスターBOX](3枚組)
TDV-19019D
[スペシャル・エディション](3枚組)TDV-19018D
[スタンダード・エディション]TDV-19017D

松山ケンイチが、ゴボウ男とカリスマ・メタラーという強烈なキャラを演じきった過激デスメタル・コメディ!完全限定生産とスペシャル・エディションには本編+特典映像DISC2枚付き。完全限定生産のみクラウザーⅡ世&根岸崇一のBE@RBRICKなどの豪華特典付き!
※写真は左が[スタンダード・エディション]、中央が[スペシャル・エディション]右が[完全限定生産]のジャケットです。





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【2009/02/01 16:40】 | 過去ログ | page top↑
フランツ・フェルディナンド 『トゥナイト』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

フランツ3年半ぶり、待望のニュー・アルバムは、
「夜」をテーマに貫かれた12曲。邪悪でエモーショナルなグルーヴが、
僕らを撃ちぬく。「夜」はなにかが起こる!


フランツ・フェルディナンド-


 前作『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』から、約3年半というインターヴァルをとって、待望の3枚目のアルバムがリリースとなったフランツ・フェルディナンド。
 2004年、イギリス、グラスゴーから彗星の如く登場し、デビュー・アルバム『フランツ・フェルディナンド』は大ブレイク。英国3大音楽賞を新人としては、史上初めて同時に獲得するという快挙を成し遂げ、同年のグラミー賞にもノミネートされた。
 この勢いは、英国だけに留まらず、アメリカ、日本へも瞬く間に波及し、2005年、2ndアルバムのリリース時には早くも日本武道館での来日公演も果たしている。
 そのヴィジュアルと、計算されたグルーヴとポップ・センスで、一気にトップ・アーティストに上りつめたフランツだったが、それだけに体力的にも、クリエイティヴィティにおいても消耗しきっていたようである。2006年のツアー終了後には長期の休暇を取り、個々の活動に重点を置くようになった。
 「まるで真新しいバンドを結成するような気分だった」と語るのはフロントマンのアレックス。まさに心機一転の再開だったようだ。そして、3rdアルバムの制作に着手した。

 レコーディングは古ぼけたヴィクトリア調の建物を見つけ、そこをアジトとして進められた。外界の喧騒を遮断し、太陽の光をも遮断した。この自分たちで作り出したかりそめの夜こそが、本作のモチーフになったことは容易に推察できる。
 曲をつくるとすぐにライヴで試し、オーディエンスの反応を窺った。
 「曲の良いところなんて、お客さんの前で演奏してみるまで分からないし、その曲がクソだったってこともお客さんの前でやってみて初めて分かる」とのこと。かくして、このゲリラ的ともいえるライヴ活動において新曲は試され、消える曲、残す曲に分別された。
 残された曲はより進化をはかることとした。まさに生き残った曲たち、その集合体こそが3rdアルバム『トゥナイト』なのである。

 今作は「夜」の時間を封じ込めたアルバムであり、歌詞においても音楽的にもそのテーマに貫かれている。また、彼らは「dirtyなpop」を目指すと言っているが、それはモノトーンに抑えられた犯罪現場の記録写真のようなジャケットなどのアートワークにおいて表現されている。
 これらは、彼らの創作におけるスタンスを明確にするものであり、また彼らなりにポップ・ミュージックを定義付けるものともいえる。夜はなぜか人のエモーショナルな感情を剥き出しにさせ、それだけに邪悪な思惑が錯綜したりする。
 犯罪現場の記録写真は、それがなにか分からなくても、なんとなくショッキングであり、好奇心は膨らみ、同時にそれへの罪悪感も発生する。これら下世話で、あけすけで、でも心に刺さる、そんな音楽こそが、ポップ・ミュージックであり、彼らの目指すものなのだと思う。
 1st、2nd、そして休養期間を経て、自分たちのアティテュードを再確認したフランツには安定感がある。今後もとめどない創作の洪水が届けられるであろう。

Text by 松本真一(函南店)

フランツ-J『トゥナイト』 EICP-1090 発売中
3年半ぶりのニュー・アルバムは日本先行発売。「キャサリン〜ガールズ・ネヴァー・ノウ」は映画『ピューと吹く!ジャガー〜いま、吹きにゆきます〜』の主題歌に決定。日本盤のみボーナス・トラック3曲収録。初回生産分には抽選でLIVE招待&応募者全員にスペシャル待受FLASHがプレゼントのID入り応募券封入。
【2009/02/01 16:30】 | 過去ログ | page top↑
Fun, Fun, Fun, File1 『デトロイト・メタル・シティ』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>
©2008「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会



映画『デトロイト・メタル・シティ』の見所の1つが、少し大げさにクローズ・アップされるそれぞれの音楽スタイルの違い。クラウザーⅡ世の圧倒的なカリスマ性の前に熱狂的な信者を生んだデスメタル・バンドDMCや、佐治くん率いるおしゃれな渋谷系バンド、テトラポット・メロン・ティの他、金玉ガールズ、MC鬼刃など畑違いのミュージシャンが個性たっぷりに登場、そんな"ありそう"な感じがとても面白かったりする。ある意味これは、イメージ先行のジャンル観へのアンチテーゼか!?真に音楽を語るには、やはり実際に聴いてみるのが一番。ということで、ここでは押さえておきたいメタル系、渋谷系タイトルをご紹介。あくまで入門編ですが、これを機に新しい世界に飛び込んでみては。


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【2009/02/01 16:25】 | 過去ログ | page top↑
m.o.v.e 『Humanizer』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

デビューから12年、時代の先端を疾走してきたm.o.v.eが
待望のニュー・アルバム『Humanizer』をドロップ!
原点に立ち返ったハイパーな4つ打ちダンス・ビートが全開!


mov.jpg 1997年にシングル「ROCK IT DOWN」で鮮烈なデビューを飾ってから今年で早12年目。干支がひとまわりする長い期間にわたり、多彩なアプローチで時代の先端を疾走してきたm.o.v.e。
 独自の音楽性を追求する求道者的な姿勢でコアなファンを唸らせる一方で、世界的人気を誇る「頭文字 D」シリーズをはじめとする数々のアニメとのタイアップを通し、ワールド・ワイドな活動も展開。アメリカのダラスで開催された「AnimeFESTS!2003」でのパフォーマンスが話題を呼ぶなど、彼らのサウンドは国境を越えて高い支持を獲得した。
 10周年のアニヴァーサリー・イヤーとなった2007年には、キャリアの集大成となるベスト・アルバム『10th Anniversary MEGA BEST』を発表。
 常に挑戦し続けた10年間の歩みを、ひとつのカタチとしてファンへ届けてくれた。

 ベスト・アルバムでこれまでの活動に一区切りをつけたm.o.v.eが、いよいよ待望のオリジナル・アルバム『Humanizer』をドロップした。ジャケット写真には、一糸まとわぬ姿で凛と立つyuriとmotsuの2人。ここが新たなスタート地点…そんな強い意志を感じさせる構図だ。

 この『Humanizer』は、m.o.v.e最大の魅力であるハイパーな4つ打ちダンス・ビートが全開。2006年に発表した前作『GRID』も初期のサウンドを彷彿とさせる仕上がりだったが、それ以上に"原点回帰"的な面を強く打ち出した1枚といえるだろう。
 ユーロビート・テイストに90年代J-POPの香りを加えた「DIVE INTO STREAM」をはじめ、あのフェイバリットブルーを思わせるエモーショナルなナンバー「KEEP ON MOVIN'」、攻撃的なラップが冴えわたるデジロックな「Step Into Shangri-La」、たたみ掛けるビートにキャッチーなメロディーが絡む「BLAZABILITY」、エッジの効いたギターが高揚感満点の「BEAUTIFUL DESIRE 〜ウツクシキ欲望〜」といったアッパーなダンサブル・チューンは、往年のファンにとってはどこか懐かしく、そして若い世代には新鮮な刺激をもたらしてくれるはずだ。
 より表現力の増したyuriのヴォーカルと、さらに磨きのかかったmotsuのラップ。2人のコントラストが織り成す色彩は一段と豊かな光を放ち、ユニットとしての充実ぶりも窺える。
 サウンドの屋台骨を担ってきたt-kimuraがプロデューサーに専念するという形になり、若干のフォーメーションの変化はあったものの、彼らの根幹は何ら揺らぐことはない。これまで培ってきたキャリアに裏打ちされた円熟味とともに、さらなる進化への予感も感じさせる音楽がここにある。

 デビューから12年。すでにヴェテランの域に達しているm.o.v.eだが、常にチャレンジし続けるその姿勢はこれからも変わることはないだろう。原点に立ち返ったこの『Humanizer』に続く作品では、一体どんなサウンドを披露してくれるのか?
 早くも次回作が楽しみだ。

Text by 池 佐和子


move-J.jpg『Humanizer』 AVCT-10169 発売中
約3年ぶり9枚目となるオリジナル・アルバム。原点に立ち返った疾走感満点の4つ打ちダンス・チューンが満載。SEGA『頭文字 D ARCADE STAGE5』オープニング・テーマ「BLAZABILITY」、同エンディング・テーマ「Lady Butterfly」他全14曲収録。期間限定でライヴ応募シリアル・ナンバー封入。







  PRESENT_20080905144612.jpg

■読者プレゼント

move-読プレ原点に立ち返ったハイパーな4つ打ちダンス・ビートが全開!デビューから12年、約3年ぶり9枚目となる待望のオリジナル・アルバム『Humanizer』をリリースしたばかりのm.o.v.e(P05に掲載)の【告知ポスター】を3名様に!
(提供:エイベックス・マーケティング)

>>詳しい応募方法はこちら!!



【2009/02/01 16:23】 | 過去ログ | page top↑
Spontania feat. 伊藤由奈 『今でもずっと』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

恋愛のすれ違いを切なく綴った
「君のすべてに」(feat. JUJU)が大ヒット!
Spontaniaの2009年第1弾シングルは、
伊藤由奈をフィーチャリングした究極の失恋ソング。


Spontania-A_20090202161826.jpg


 お互い"好き"という気持ちがあるのに、なぜかうまく伝えることができない…そんな恋愛のすれ違いを切なく綴った「君のすべてに」が大反響を巻き起こし、一躍"2008年の顔"となったSpontania。
 メジャー・デビュー前からの友人であり、「奇跡を望むなら...」で脚光を浴びたN.Y.在住の女性シンガー、JUJUとのコラボレーションによって生まれたこの珠玉のミディアム・チューンは、累計280万ダウンロードを突破する快挙を達成し、シングル・チャートでは最高位7位をマーク。
 注目の若手俳優、渡部豪太を起用したショート・ムービー仕立てのPVも"泣ける!"と評判を呼び、ブームとも言える盛り上がりを見せた。

 Spontaniaは、Massattack(マサタック)とTarantula(タランチュラ)からなる2人組。
 "自然発生的・自発的"を意味する"spontaneous"をユニット名の由来に持ち、その名の通り、"流されるのではなく、新しい流れを創り出す"ことを目指す気鋭クリエイター・ユニットだ。彼らの名を広く世に知らしめた「君のすべてに」を収録した2ndアルバム『MUSIC』もスマッシュ・ヒットを記録し、今後のさらなる活躍に期待が高まっている。

 快進撃を続けているSpontaniaが、ロング・ヒット中の『MUSIC』に続き、いよいよ待望のニュー・シングル「今でもずっと」をドロップする。
 「君のすべてに」は、恋愛のすれ違いを歌った楽曲だったが、2009年第1弾シングルとなる今作は、"別れ"をテーマにした究極の失恋ソング。2008年のJ-POPシーンを席巻した「君のすべてに」に負けず劣らず、泣きツボを刺激しまくる1曲に仕上がっている。
 今回タッグを組むのは、REIRA starring YUNA ITO名義で発表した「ENDLESS STORY」の大ヒットや、セリーヌ・ディオンとのコラボレーション等で知られる実力派ディーヴァ、伊藤由奈。
 お互いに新たな道を歩み始めたものの、2人で過ごした日々を思い出に変えることができずにいる元恋人同士の切ない心境を、男性と女性それぞれの視点から描いている。
 "今でも会いたいよ ずっと想っているよ"と募る想い。断ち切れない気持ちを抱えながらも、元には戻れない現実。そして、別れを経験して気付く人を愛することの尊さ…。忘れられない恋や叶わぬ恋を秘めている人にとって、この楽曲で歌われている恋愛の"どうにもならなさ"は、胸に迫るものがあるはずだ。Spontaniaと伊藤由奈の3人はプライヴェートでも親交が深く、普段から恋の悩みを相談しあう間柄なのだという。
 そんな強固な信頼関係があるからこそ、リスナーの心を揺さぶるリアルな歌詞が生まれ得たのだろう。一方、カップリングに収録されている「My Life」は、つまずいたりヘコんだりすることがあっても、逃げないで前に進もう!というメッセージが響くポジティヴなナンバー。1日の始まりに聴けば、アガることは間違いない。

 泣き度120%の珠玉作「今でもずっと」で、新たな年のスタートを切ったSpontania。彼らの2009年は、昨年以上に賑やかなものとなりそうだ。

Text by 池 佐和子


Spontania-J_20090202161830.jpg『今でもずっと』 UMCF-5033 1/28発売
伊藤由奈をフィーチャリングした2009年第1弾シングル。お互いに断ち切れない思いを抱えた元恋人同士の切ない心境を、男性と女性それぞれの視点から描いた究極の失恋ソング。"今でも会いたいよ ずっと想っているよ"というリリックが胸に沁みる。
【2009/02/01 16:16】 | 過去ログ | page top↑
ジョナス・ブラザーズ 『ア・リトル・ビット・ロンガー』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

きっとジョナスが好きになる…。
今、全米ティーンの女の子たちに絶大な人気を誇る
ジョナス・ブラザーズ!!
大ヒット・アルバムが遂に日本上陸!!!



ジョナス・ブラザーズ-A


 アルバム『ジョナス・ブラザーズ』が全米で初登場5位に輝いた時、「誰?」って慌てちゃいました(お恥ずかしい…)。調べたところ、実は以前からちょっと知っていたみたいです。
 ディズニー・チャンネルで放送されている『American Dragon:Jake Long』のテーマ曲がジョナス・ブラザーズの曲でした。たまたま甥が大好きな番組で一緒に見たことがあった、男の子がドラゴンに変わるあのアニメです。
 更に『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』には実名でゲストで出演。これも見てるはず。その後『American Music Award』での演奏も見ました。ステージいっぱいに動きまわる3人はとても仲が良さそう。客席の歓声の凄まじさに驚きました。物凄い人気!
 そんな全米初登場5位からは何ヶ月も過ぎた頃に、日本でもようやくアルバム『ジョナス・ブラザーズ』が発売。さすがに敏感な方は即反応、日本の女の子のかっこいい探知機って言うのでしょうか?ちゃんとキャッチしてくれてました(笑)。
 そして2008年になるとディズニー・チャンネルで放送された『Camp Rock』の大ヒット!続いてサントラがヒット(全米でも2週連続3位に)!いよいよ盛り上がってきたと思った夏にはアメリカで3rdアルバム『ア・リトル・ビット・ロンガー』が発売。
 このアルバムは全米で連続1位を記録しました。

 前置きが長くなってしまいましたが、簡単にジョナス・ブラザーズについて。
 彼らはケヴィン、ジョー、ニックの3兄弟によるバンド。
 デビューは2006年に限定発売されたアルバム『It's About Time』。2007年に『ジョナス・ブラザーズ』でブレイクすると、マイリー・サイラスとのツアーも話題になりました。TOP10内に3曲を同時にチャート・インした他、2008年になるとアヴリルとのツアーを始め『Camp Rock』の放送で拍車がかかり、3rdアルバムの大ヒットで更にメディアが注目。
 世界中の有名雑誌で軒並み表紙を飾ったことは、間違いなく今最も旬なバンドの証拠でしょう。

 そして本題の最新アルバム『ア・リトル・ビット・ロンガー』!ツアー中の移動バス(ギブソンのレコーディング・バス)の中で制作され、ツアーの臨場感もあってか"今"を感じずにはいられない内容です。
 タイトル曲はニックの抱えた病気をテーマに歌ったもので、生ピアノの音色とアグレッシヴなギターと切ない歌声とが一体となり、自分の体験を素直に表現したメッセージ性の強い楽曲に涙が…。
 いつも楽しそうに、時には激しいケヴィンのギターと、フロントで楽しそうに歌うジョーとニック!2人の歌声は甘くてちょっぴりかすれるところが良いと思います。
 ROCKからPOPSまで今やりたいことを形にしたアルバム。レコーディング中に紛れ込んだコオロギの鳴き声がサンプリングされていたりと面白いエピソードも。ちょっとパンキッシュなサウンドが彼らの声を一層ひきたてます。
 そして忘れてはいけないポイントが1つ。ジョナス・ブラザーズから日本のファンのためだけにプレゼント!『愛ムチュウ』(原題:Infatuation)、「愛ムチュウ」と読みます。なんと日本語で歌ってくれています!
 パンキッシュなPOP ROCK!
 どんな、どんな想いもすぐ君に届けてくよ〜♪なんてドキドキしてしまいました。

Text by 有田幸恵(パルシェ店


ジョナス・ブラザーズ-J-CD+『ア・リトル・ビット・ロンガー』 [CD+DVD]CTCW-53114/B 発売中
全米ティーンのハートを鷲掴み!今一番有名な兄弟ジョナス・ブラザーズの3rd アルバムが遂に日本上陸。キャッチーでパンキッシュなROCKが並ぶ全米連続1位を獲得した最高傑作。[CD+DVD]のDVDにはミュージック・ビデオ等を収録。日本盤ボーナス・トラックは[CD+DVD]には7曲、[CD]には4曲収録。

ジョナス・ブラザーズ-J-CD『ア・リトル・ビット・ロンガー』 [CD]CTCW-53115 発売中
※写真は上が[CD+DVD]、下が[CD]のジャケットです。




【2009/02/01 16:07】 | 過去ログ | page top↑
Catch Up! 『蛇にピアス』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>


蛇にピアス
©2008『蛇にピアス』フィルムパートナーズ

金原ひとみの芥川賞受賞作を蜷川幸雄監督によって映画化。
SM、刺青、ボディピアス…19歳の少女は心と体に刻まれる
痛みだけが生きていることを実感できる全てだった。



蛇にピアス-場面写真1 2004年、若干20歳の若さで芥川賞受賞となった金原ひとみ作の小説『蛇にピアス』。
 若さならではの衝動や、好奇心、恐れを知らないその激しくも本能に訴えかける言葉で、理性や理屈は抜きに多くの読者を魅了した。赤裸々に描かれる性行為、痛みを伴う刺青やボディピアスといった人体改造、アマとシバ、直近の2人の男から2種の愛情を受けながらも満たされない主人公ルイの心の闇。その1つ1つの描写が強烈で、平凡に生きる身には文字面を追うだけで目を覆いたくなることもしばしばだった。

蛇にピアス-場面写真2 そんな衝撃作品が映画化されるとは…正直驚いたが演劇界の鬼才・蜷川幸雄の手により、アンダーグラウンドで生きる若者たちの性と生を激しく時に繊細に、みずみずしく描き出した。昨年の劇場公開を経て、いよいよDVDリリースとなった。
 若き異才の言葉を紡いだ巨匠の映像世界。そこには究極のリアリティを求めた演出がなされている。
 ルイの恋人アマの見事なスプリットタン、ルイが舌を出しピアスを刺し込むシーンや柔肌をさらけ出し彫師のシバに歪んだ愛情を注がれるルイの息づかいが、艶めかしくも彼女の生命が感じられる瞬間のようにも感じた。

蛇にピアス-場面写真3欲望に突き動かされるままに生きても、その意味を見いだせずに苛立つ心の葛藤など、少女のあどけなさが残る19歳の複雑な感情を丁寧に描いている。
 そんなトライアングルの中で愛情が行き交う中、物語はアマの起こしたある事件を引き金に、3人の運命は思いもよらない結末を迎える…。

Text by 浜田幸子


『蛇にピアス』
蛇にピアス-JDVD
ASBY-4262
発売中

金原ひとみのデビュー作にして弱冠20歳で芥川賞受賞となった小説を、72歳の演劇界の鬼才、蜷川幸雄が監督を手がけ映画化。SM、刺青、ボディピアス…都会の雑踏に身を置く19歳の少女の心の闇をリアルに描く。待望のDVDリリース、特典映像はメイキング、未公開シーン、舞台挨拶、予告編他。

【2009/02/01 15:49】 | 過去ログ | page top↑
リリー・アレン 『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

IT'S LILY ALLEN!
デビュー作から2年…その歳月は内面的な成長と共に、
より音楽性を深く追求した実りある作品を誕生させた。
21世紀を代表するポップ・アイコンが発信するリアルなメッセージ。



P39リリー・アレン-A


 2006年にリリースされたデビュー・アルバム『オーライ・スティル』は全世界で250万枚以上を売り上げ大ヒット。ここ日本でもシングル「スマイル」が、ラジオをはじめとしたメディアでよく流れていたことを思い出す。
 日常に溶け込むそれは、コミカルな音色を奏でる多重トラックが実験的でありながら個性を輝かせていて、スカのユル目なビートと甘めでアンニュイなヴォーカルがなぞるメロディがとても心地よく、一度聴くとかなりクセになるキャッチーさとポップさを兼ね揃えていた。
 とびきりキュートなヴィジュアルからは予想外の皮肉まじりのシニカルかつユーモアたっぷりのリリックというのも彼女ならではの1つで、時に若さゆえの枠をはみ出た強気な発言はゴシップ記事の標的になることもあったが、媚びない表現者としての凛々しさと特異な才能は多くのリスナーを惹き付けることに成功、次世代のポップ・アイコンとして瞬く間に火がつく事となった。

 そんな衝撃のデビュー作から2年、21世紀のポップ・アイコンは内面的にも成長を遂げて帰ってきた。彼女のメッセージやスタイルに賛同する多くのリスナーを支えに、彼女は前作よりもタフに、そして音楽的にもスケールを大きく、美しい楽曲作りを目指した。
 注目の2ndアルバム『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』は、グレッグ・カースティン(ザ・バード&ザ・ビー)とマンツーマンで全曲を書き上げレコーディングを敢行。最初から最後まで1人のパートナーと仕事をすることでまとまりのある作品に仕上げたかったという。
 グレッグの弾くコードを聴きながら、直感でリリーが気に入ったコードに対し歌いながらリリックを考えるというインスピレーションを大切にした制作スタイルによって、自らも人間的な成長を実感している23歳のリリーがそのまま楽曲に反映されていると言えそうだ。
 それは前作よりも落ち着きのある趣かもしれないが、ポップな印象はそのままに、ダンサブルな要素やアダルトな雰囲気を漂わせたりと、新たなリリーに出会える作品であることは確かである。
 先行シングルの「ザ・フィアー」はアコギのアナログと打ち込みトラックのデジタルをバランスよく配し、近未来的なアレンジでまとめたキュート&ポップなナンバー。キラキラしたシンセの音色がとってもファンタジックで、アルバムの全容が楽しみになる期待の1曲と言えそう。
 その他にも、リリックにおいては神やジョージ・ブッシュ、人種差別やドラッグ、9.11などディープな題材に向き合ったり、かと思えば恋愛やセックスについても真面目に少し滑稽な表現を含ませたりと、これぞリリー!と思わせる変わらない面も見せ、ベースを築きながらより高みを目指した仕上がりとなったようだ。
 「自分の人生と世の中の両方に意味があることを書きたい」とはリリーの言葉だが、23歳の彼女が思い、感じた全てが注がれたメッセージにはどれもリアリティがあり、そのぶっちゃけぶりにまたも世界中がリリーに注目せずにはいられなくなるはず。
 今年は精力的にツアーを行うという噂も…ライヴでリアルなリリーを感じられるこのチャンス、来日公演の実現を願うばかりだ。

Text by 浜田幸子


リリー・アレン-J『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』 TOCP-66860 2/4発売
グレッグ・カースティンとマンツーマンで作り上げた待望の2ndアルバム。これまで以上にポップに、かつダンサブルに、そしてアダルトな雰囲気。社会風刺からディープな恋愛模様まで、23歳のリリーの感じるままのメッセージが込められた渾身作。日本盤はボーナス・トラック2曲&PV収録のCD-EXTRA仕様。
【2009/02/01 15:48】 | 過去ログ | page top↑
倖田來未 『TRICK』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

シンガーとしてますます深みを増している倖田來未が、
7thアルバム『TRICK』をリリース!
ダンサブルなR&Bチューンから聴かせるバラードまで、
変幻自在のエンターテインメントをご堪能あれ!


倖田來未-A 2000年にシングル「TAKE BACK」でデビュー。
 映画『キューティーハニー』の主題歌「LOVE & HONEY」で一躍センセーションを巻き起こし、世間を魅了した倖田來未。2006年には、念願だった日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞、名実ともにトップ・アーティストとしての地位を確かなものとしている。
 そんな彼女の2008年は、何より"シンガー"としての幅広さを改めて示した1年だったように思う。
 ドラマ『パズル』主題歌「Moon Crying」収録の4曲入りシングル『MOON』に始まり、真骨頂のダンサブルR&Bチューンを聴かせる「TABOO」、そして、au「LISMO」とSony Ericssonの豪華Wタイアップ・ソングとしてウィンター・シーズンを彩った大ヒット・シングル「stay with me」と、"キュートなくぅちゃん"から"クールな倖田來未"まで、様々な顔を私たちに見せてくれた。

 デビューから9年。昨年11月13日に26歳の誕生日を迎え、実力派シンガーとしてますます深みを増している倖田來未が、待望の7thアルバム『TRICK』をリリースする。
 堂々のチャート1位を獲得した『Kingdom』以来、約1年ぶりのオリジナル・アルバムとなる今作は、ドラマやCMでお馴染みの豪華タイアップ曲、大ヒット・シングルが満載、そのタイトル通り、変幻自在のエンターテインメントが繰り広げられる貫禄の1枚だ。
 「stay with me」「Moon Crying」を始め、ブラック・アイド・ピーズのファーギーとのコラボレーションによる「That Ain't Cool」、彼女の原点であるセクシーなカッコよさが炸裂したR&Bチューン「TABOO」といったお馴染みのナンバーはもちろん、名古屋が生んだ正統派ギャングスタ・ラッパー、AK-69をフィーチャリングした「Bling Bling Bling」、ハード・ロック・テイストなギターが光る「Hurry Up!」、ストリングスを用いたトラックが印象的な「JUST THE WAY YOU ARE」、"周りの評価なんて気にせずに自分らしい花を咲かせよう"というポジティヴなメッセージが響く「Joyful」、包容力あふれるヴォーカリゼーションで"永遠の愛"を歌う王道バラード「愛のことば」など、多彩なアプローチの楽曲が所狭しと並んでいる。
 全14曲中10曲が新曲で構成されており、ヴォリューム感も満点。現時点での彼女のすべてが詰まっていると言っても過言ではないだろう。
 これまでにない力強い存在感を放つこのアルバムは、彼女のキャリアにおいて大きなターニング・ポイントとなりそうだ。
 なお、今作のプレミアム盤に付属する2枚組DVDには「JUST THE WAY YOU ARE」「show girl」の2曲の新曲を含む全6曲のMUSIC VIDEOと、2008年10月23日に新木場STADIO COASTにて行われた一夜限りのスペシャル・ライヴ「Dirty Ballroom 〜one night show〜」の模様が収録されている。熱心なファンは、そちらもお見逃しなく。

 成熟した大人のシンガーとして、さらなる進化を遂げた倖田來未。2009年も彼女から目が離せない。


Text by 池 佐和子

倖田來未-J-CD+DVD『TRICK』 [CD+2DVD] RZCD-46170/B〜C 1/28発売
約1年ぶり通算7枚目となるオリジナル・アルバム。au「LISMO」CMソング「stay with me」、テレビ朝日系ドラマ『パズル』主題歌「Moon Crying」等、豪華タイアップ曲が満載![CD+2DVD]のDVDには6曲のMUSIC VIDEO、一夜限りの伝説のLIVE+メイキング映像を収録。


倖田來未-J-CD『TRICK』 [CD] RZCD-46171 1/28発売
※写真は上が[CD+2DVD]、下が[CD]のジャケットです。







  PRESENT_20080905144612.jpg

■読者プレゼント
ダンサブルなR&Bチューンから聴かせるバラードまで、変幻自在のエンターテインメントをご堪能あれ!約1年ぶり通算7枚目となるオリジナル・アルバム『TRICK』を1月28日にリリースする倖田來未(P02に掲載)の【告知ポスター】を3名様に!
(提供:エイベックス・マーケティング)


>>詳しい応募方法はこちら!!



【2009/02/01 15:31】 | 過去ログ | page top↑
ザ・ゴールデン・カップス 『2001 millennium+1 BEST』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

昭和40年代中期、一世を風靡したザ・ゴールデン・カップス。
あの時代、こんな音を出していたバンドが他にいただろうか?
その本質を正しく理解するために…。


ザ・ゴールデンカップス-代用 僕だけかもしれないが、もしタイムマシンがあったならどうする、と自問することが多々ある。
 もっとも深刻なそれではなく、たとえば、1968年の横浜に戻り、本牧界隈を丹念に歩き回りたい、ゴールデン・カップスの東芝初回盤(赤盤)を買いたい、というようなことだ。それって一体…。

 そう、昨年末にゴールデン・カップスのリーダーであるデイヴ平尾が亡くなってから、どうにもカップス・モードが基調にあってか、夢想することも、横浜とか本牧とかが絡んでくる。そればかりか、先日は35年ぶりの友人との再会をすべく横浜に足を運び、16時から23時まで飲み続けたのだが、そこでもデイヴ平尾、そしてカップス話は出た。
 曰く「デイヴは県立緑ヶ丘でしょ」とか「加部さんは武相?」とか、果ては「浜中学出身のミッキー吉野は後輩の間じゃ伝説だった」、遂にはぐっとローカルに「3組のNはエディ藩にそっくりだったじゃん」…なんてね。

 それにしてもゴールデン・カップス。昭和40年代中期、一世を風靡したグループ・サウンズという括りに投げ込まれて久しいが、GS=ちょっと危ういアイドル・エレキ・バンド、と受け取る向きは、僕と同世代にも多いので、ここで改めて正しておきたいが、GSで最も広範な人気を誇ったタイガース(沢田研二在籍)ですら、ジャズ喫茶(今のライヴ・ハウス)のステージではストーンズをはじめ洋楽のカヴァーを主たるレパートリーにしていて、ましてやカップス。
 これは同時代の米国、ソウル・サヴァイヴァーズの1枚目あたりに通底するブルー・アイド・ソウルならぬブラック・アイド・ソウル・バンドであり、同時代のエリック・クラプトン同様、米国深南部のブルースに限りない憧憬を持った最初のメジャー・バンドだったのだ。
 だから彼らの看板曲の「長い髪の少女」だけを見ていては駄目。なぜならば、当時のレコード会社の思惑は、大きなヴォリュームとなっていた当時のナウなヤング(=団塊世代)をターゲットに大きな商いをすることにあったから、装いは欧米ロック・バンド、けれども中味はグッと平易な青春歌謡延長線。しかも職業作家による楽曲提供というスタイル。
 上記作品も(名曲ではあるが)まさしくそれだ。しかし、カップスの本質はブルースやロックにあるのだから、今は亡きデイヴ平尾を正しく理解するためにも読者諸兄よ、ここに挙げた5つの作品を心して味わってもらいたいものだ。まず最初はDVDから始め、個々のCD作品に当たるのが良いだろう。
 それにしてもオリジナル・アルバムがほとんど廃盤とは…ぜひSHM-CD化を望みたい。


ザ・ゴールデン・カップス
『THE GOLDREN CUPS Complete Best "BLUES OF LIFE"』
BLUES-OF-LIFE-J4C.jpgCD
TOCT-25537
発売中
ただのベストとは違うブルースな1枚。限りなく"黒い"音に必ずや感動すること間違いなし。40年前にこの音を出していたバンドが他にあっただろうか。職業作家の書いたシングル曲と当時の最先端洋楽カヴァーが違和感なく同居。泣かずにいられない。デイヴ歌唱の作品と共に、唯一の米国籍メンバーであったケネス伊東の存在感を今さらながら確認できる名曲「ジス・バッド・ガール」収録に拍手。
ザ・ゴールデン・カップス
『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム パーフェクト・エディション』
ワンモアタイム-J4CDVD(3枚組)
PCBP-51500
発売中
カップスの全貌を当時の貴重なフィルムや証言で追ったドキュメンタリー映画。後半はこの映画のために再編したデイヴ以下5名のメンバーによる奇跡!のライヴ。DVD化に際してはボーナス映像や丁寧なブックレットが付属するなど盛り沢山な内容となった。単にカップス云々ではない60年代後半の時代の雰囲気を味わうためにもマストな内容となっている。見ごたえあり。本当は映画館で見て欲しいです。
デイヴ平尾
『一人 -コンプリート・ソロ・コレクション-』
デイヴ平尾-JCD(2枚組)
YRCL-6001
発売中
たった一度の人生を駆け抜けたデイヴ平尾が、カップス解散後に残したソロ作品を一堂に集めた2枚組CD。2枚目はキングレコードからリリースした唯一のソロ・アルバムを丸々収めてある。また1枚目は長いこと廃盤でCD化が望まれていたシングル曲などで構成。中でもTV映画『傷だらけの天使』(萩原健一、水谷 豊:出演)最終回に使われた「一人」はデイヴのソロ作品中の白眉。
ザ・ゴールデン・カップス
『2001 millennium+1 BEST』
2001-millennuim-J4C.jpgCD
TOCT-10760
発売中
シングル曲を中心に組まれたベスト・アルバム。彼らの歌謡曲ですら強引(傲慢)にロックさせてしまう恐るべき実力を味わうには最適。ファズのかかったエディ藩のギター、踊り狂う?ルイズ・ルイスのベース。それと拮抗するように唸る、あるいは、コブシすらまわすデイヴのヴォーカル。それにしても惜しまれるのはジャケット。メンバーの顔さえわかりづらい。解散前のシングルなども聴ける1枚だけにちょいと残念。
V.A.
『GSフォーエヴァー100』
GSフォーエヴァー100-J4CCD(4枚組)
TECS-50381〜4
発売中
ゴールデン・カップスと同時代のグループ・サウンズ代表曲を4枚!のCDにコンパイルした素晴らしいアルバム。GSにまつわるリイシューでは質感の高さで群を抜くクロニクル・レーベルの仕事だけあって、聴いて楽しい、(曲目解説を)読んで為になる、なおかつお買得と、三拍子そろったCDである。英米に比肩しうるブツから、ちょっとトホホなブツまで各種満載。全国の図書館にも常備して頂きたいです。
【2009/02/01 15:22】 | 過去ログ | page top↑
SNAIL RAMP 『SIX LOGIC』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

2年半ぶりのニュー・アルバム『SIX LOGIC』がついにリリース!!
全てのスカ・パンク・ファンの期待を裏切らない渾身の出来!
…さぁ、ついて来られるかい?


SNAIL-RAMP-A.jpg


 なんですか!このアルバム?

 こんなアルバム聴きながら車なんか運転したら危なそうですよ、マヂで(笑)。
 1曲目の音を聴いた瞬間から、このアルバムが出来るまでの2年半はメンバーにとって必要な時間であり、とても充実した時間であったのは間違いないだろうと確信してしまった。でなければ、CDを聴いているだけで気分がこんなにHighになるワケがない!
 悩んでる事がこんなにもバカバカしく思えるワケがない!
 全ての嫌な事とバイバイ出来るワケがない!
 8曲目の「SHORT STORY」なんて、ぶっちゃけ意味が分からない!
 それでも曲のタイトルを見たら、もうこれは「やってくれるゼ!」と溜め息をつくしかなかったりする。だって、タイトルがピッタリだから。今なら『SIX LOGIC』を聴いた人と友達にだってなれそうだ。むしろライヴとかで肩を組んで踊ることだって容易に出来てしまいそうだ。
 そう思わせてくれるほどSNAIL RAMPはスゴイ。この『SIX LOGIC』はスゴイ!
 音楽はホントにスゴイ!!
 そして、この潔さは何だろう。これだけ長い期間活動しているバンドにも、まだまだ底知れないパワーがあると証明できる1枚である。それと同時に、これからの活動に期待を持たせてくれる最高にFUNKYでFUNNYなアルバムだってことは間違いない。
 それこそ、そこらでくさくさした顔をして歩いてる奴にこのCDを聴かせる事が出来たなら、何か変わるんじゃないか!?なんて小さな希望だって現実になってしまうかもしれない。
 ホントにそれぐらい完成度が高いアルバムだ。完成度が高すぎて逆にもう言う事なんてない。だって、なんやかんや言ったって結局音楽は言葉じゃ表せないんだから。
 音楽に勝る言葉なんて持ち併せてない。持ち併せたくない!
 だから、全ての真相はアナタの耳で確かめて欲しい。

Text by上田恭代(刈谷店

SNAIL-RAMP-J.jpg『SIX LOGIC』 TKCA-73408 2/4発売
最高にアヴァンギャルドなNewアルバムがついに登場!! SNAIL RAMP節全開で最初から最後まで飛ばしまくってます。ハジけまくってます。これを聴けばアナタも即ハイテンション!何かに悩んだ時にはもってこいの1枚です。さぁ、聴いて驚け!

【2009/02/01 15:14】 | 過去ログ | page top↑
第106回(最終回) 青島 豊
<初出「Groovin'」2008.12-01/ISSUE#111>




ロゴ-小4
第106回(最終回) 青島 豊
(TSUTAYAすみや沼津バイパス店)




 某DVD情報誌の1月号で興味深い特集を発見。
 「未来へつなげ!DVD化希望作品・カタログHOT300!」。
 旧譜に関しては、めぼしいタイトルが出尽くしたといわれるDVDですが、いやいや、まだまだ掘り起こすべきタイトルがたんまりと眠っておりました。
 洋画に目を通してみれば『フォローミー』『ボルサリーノ』『動く標的』『フロントページ』等々、思わず頷くタイトルです。
 そして、あの!『大陸横断超特急』のDVD化の朗報!しかも、広川太一郎の吹替版も収録なんですから、40代以上の映画ファンたちが喜びで涙する姿が頭をよぎります(同時再発売の『ヤング・フランケンシュタイン』にも吹替版の追加収録をして欲しかった)。

 主演はG・ワイルダー&R・プライヤー、70〜80年代コメディー映画を代表するコンビです。
 ロスからシカゴに向かう超特急シルバーストリーク号を舞台に繰り広げられるサスペンス・コメディの傑作ですが、この作品でいちばん注目すべき人物が脚本家コリン・ヒギンズ。
 作品数こそ少なくても、映画ファンの記憶にその名ははっきり刻まれています。
 少年と老婆との奇妙な恋を描いた『ハロルドとモード/少年は虹を渡る(脚本)』、ヒッチコック・タッチのストーリーが粋な『大陸横断』。
 2008年も1月に『ハロルドとモード』のサントラ初音盤化(しかもアナログ盤のみ)、6月には浅丘ルリ子による再演(しかも静岡公演)、J・フォンダ主演のコメディ『9時から5時まで(監督)』のサントラ初CD化等、亡くなった今でもその作品は生き続けています。

 今年こそ、ヒギンズの最高傑作『ファール・プレイ』のDVD化を熱望します。
 パラマウントさん、お願いしますね!!

*「MY BEST CHOICE!」は今回が最終回となります。なお次回からは、毎回すみや各店のスタッフが登場し、自身が勤務する店舗から様々な情報を発信する新連載「come to my shop, please!! ウチヘオイデヨ!!」がスタートします。どうぞご期待下さい!


■TSUTAYAすみや沼津バイパス店/青島 豊からのお知らせ
2009年は70〜80年代の名作の初DVD化が目白押しだ!『北国の帝王』(3月)をはじめ、『ワーロック』『ハリーとトント』『結婚しない女』『パニック・イン・スタジアム』『白い肌の異常な夜』『スローターハウス 5』等々!!

『大陸横断超特急』

大陸横断超特急-JDVD
FXBCC-1080
1/30発売
70年代を代表する、傑作サスペンス・コメディが遂に初DVD化!映画史に残るラスト・シーンは必見!昨年(2008年)惜しくも亡くなった広川太一郎の吹替えが最高です。ヘンリー・マンシーニ作曲のサントラ盤(完全限定盤)も、すみや渋谷店(ホームページ/P27をご覧下さい)で販売中。
【2009/02/01 14:45】 | ウチヘオイデヨ!! | page top↑
FLOW 『♯5』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

1年以上の長い長いライヴ・ツアーの果てに、
ひとめぐりして還ってきたFLOWの居場所。
原点回帰、初期衝動、そんな言葉が似合う5thアルバム!!


FLOW-A_20090204131206.jpg


 デビュー5周年の「5」、5ピース・バンドの「5」、そして5枚目の「5」。奇しくも重なったいくつもの「5」をタイトルに掲げたFLOWの最新アルバム『♯5』は、インディーズ時代の初作品「FLOW ♯0」を思わせるシンプルなアルバム・タイトルどおり、バンドの初期衝動、原点にとても近い作品だと思う。
 4thアルバル『アイル』からはわずか10ヶ月ぶり、そして1年以上におよぶツアーの最終公演を初の日本武道館で成功させてからもまだ4ヶ月足らずで完成された今作には、今、FLOWから溢れ出る制作意欲、抑えきれない衝動をビリビリと感じさせてくれるナンバーが数多く収録されている。

 それはバンドの初期の楽曲群に見受けられたパンクやヘヴィ・ロックにラップをのせるミクスチャー・スタイルのナンバーに特に顕著に現れていて、なかでも「HEAVENLY STARS」や「MUSIC」という2曲は共にライヴ会場でのステージと客席の相互で起こる交歓、ヒート・アップする感情をスピーディに綴っている。
 聴く側がこの手の曲を早くライヴで体験したいと思うのは当然のことだが、メンバーの方こそ一刻も早くツアーに出たくでうずうずしてるんじゃないだろうか、そんな風に思わせるナンバーだ。
 緊迫感のあるパンク系ナンバー「赤いサイレン」や、人生の"マスト・アンセム"としての友の大切さを歌った「ANTHEM」なども、この類。お茶の間で人気の分かりやすいエンターテイナーには甘んじない、ライヴ・バンドとして確固たる姿勢を貫いてきたFLOWの実力を垣間見れるはずだ。

 その分、FLOWのもう1つの魅力でもあるバンドの振り幅は少し控えめかもしれない。哀愁漂うミディアム・ナンバーやキャッチーなサビが心地よいシングル曲があるものの、前作『アイル』が大きく振り切ったヴァラエティ豊かな内容だっただけに、『♯5』はぐっと削ぎ落として挑んだ渾身のロック・アルバムという印象。
 総じて過去のどのアルバムとも全く違う内容の作品に仕上がった。前作の成功に妥協しないアグレッシヴな姿勢こそが、メジャー・デビュー5年目のバンドとして、とても好ましいと思う。

Text by 秦 理絵

FLOW-J初回『♯5』 [初回生産限定盤]DVD付 KSCL-1355〜6 1/28発売
渾身のロック・アルバムに仕上げた5th!BONUS TRACKにはノリノリでカヴァーした「学園天国」を収録。シングル『SNOW FLAKE 〜記憶の固執〜/PULSE』とのW購入者プレゼント応募券封入。通常盤の初回生産限定盤には3曲のミュージック・ビデオ等を収録、初回仕様限定盤にはステッカー封入。
※写真は[初回生産限定盤]のジャケットです。
[初回仕様限定盤] KSCL-1357
【2009/02/01 13:09】 | 過去ログ | page top↑
土岐麻子 『TOUCH』
<初出「Groovin'」2008.01-02/ISSUE#112>



INTERVIEW

土岐麻子-A



<同世代だからこそ分かる感覚が最大限に生かされた、これぞまさしく理想的な「お茶の間ポップス」が完成!そこでニュー・アルバム『TOUCH』を作り上げた土岐麻子への待望のインタヴューが実現しました。彼女が目指す21世紀型ポップ・ミュージックとは?そして『TOUCH』の制作過程の話題や参加メンバーとの不思議な繋がりなど、興味深いエピソード満載でお届けします。

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【2009/02/01 12:48】 | インタヴュー | page top↑
Catch Up! 『たみおのしあわせ』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>


たみおロゴ
©2007『たみおのしあわせ』フィルムパートナーズ


静岡ロケと豪華キャストが話題の『たみおのしあわせ』。
お見合いから結婚までの若い2人と周りの大人たちのバタバタぶり…
結局結婚ってどうなの?たみおと一緒に考えてみましょう。




たみおのしあわせ-場面メイン 「結婚しても、しなくても、どのみち君は後悔することになる」とは偉大なる哲学者であり恐妻家でも有名なソクラテスの言葉。この名言(?)を見事に映像化したのが、オダギリ ジョーを主演に迎え、俳優としても味のある演技が魅力の劇作家、岩松 了が14年ぶりにメガホンをとったことでも話題の作品『たみおのしあわせ』。
 舞台は緑豊かな町、父と息子2人暮らしの神埼家。早くに母を亡くした息子の民男(オダギリ ジョー)は女性との付き合いは得意ではなく、何度かお見合いを試みても結局は断ってしまう日々。そんな民男が、父の伸男(原田芳雄)の会社社長から紹介された瞳(麻生久美子)とお見合いをすることに。瞳からプロポーズされ、一気に「お見合い」から「結婚」まで進む2人。
そこに周りの大人が絡んできたり、瞳のちょっとワケありな過去が見えてきたりと、無事2人は結婚することができるのかハラハラしながら進む道のりを綴った物語である。


たみお-場面2
 新緑が美しい民男が住む町は静岡県を中心にロケーションが行われており、ここは静岡に暮らす私としては見逃せないところ。
 民男と伸男が暮らす住まいは袋井市文化財の澤野医院記念館、民男と瞳の初デートは大井川河川敷と静岡市内のライヴ・ハウス、結婚式は静岡市内の人気結婚式場で撮影が行われている。



たみお-場面3 そのほか天竜浜名湖鉄道、島田市内、静岡市内のレストランなど静岡の魅力も感じていただけるのもこの映画の楽しみのひとつ。また、岩松監督だからキャスティングできた豪華出演陣も要チェック。
 『時効警察』の脚本家・三木聡、光石研のカメオ出演、2シーンのみ登場の忌野清志郎の圧倒的な存在感は作品のスパイスとなりさらに楽しく見せてくれる。
 ファッションも注目されることの多いオダギリ ジョー、今回は「オクテな青年役」という設定のためか清潔だが何となくあか抜けない格好。しかしそこはオダギリ ジョー、どんなファッションでもにじみ出る色気は隠すことはできずクライマックスの結婚式のシーンではバシッとタキシード姿で魅せたりと…最後までお楽しみに。
たみお-場面4 DVDが発売される頃には、韓国の鬼才キム・ギドクと組んだ最新作『悲夢』が公開直前のオダギリ ジョー。昨年はプライヴェートでも結婚が話題となった彼の「たみお」としてのしあわせはどうなるのか?結局「結婚」って何なの?など、意味深なラスト・シーンと共に何度も繰り返し観たい作品である。

Text by 大野裕子(パルシェ店)




★麻生久美子出演の話題作、同時リリース!
磯辺ロゴ
DVD(2枚組)/ZMBJ-43972/6発売/\4,935(税込)

純喫茶磯辺-J1杯のコーヒーから何かが変わる、不器用な父娘のハートフル・コメディ。ダサダサな喫茶店のマスターとヒトクセある常連客とのやりとりに心から笑えて最後には涙…。「女が嫌がるオンナ」を嫌味なく演じさせたら天下一品の麻生久美子、今作でもいい味出してます!特典ディスク付き。フォトブック他、初回生産特典有り。
©2008「純喫茶磯辺」製作委員会




『たみおのしあわせ』
DVD(2枚組)/ZMBJ-4467/2/6発売
たみおのしあわせ-J

オダギリ ジョー×麻生久美子×原田芳雄の豪華キャストが贈る結婚エンターテインメント!大竹しのぶ、小林 薫、忌野清志郎等圧倒的な存在感のキャスト、昭和のかおり漂う新緑美しいロケ地・静岡もじっくり楽しめる様は要注目。約100分に及ぶ特典ディスク付き、豪華デジパック仕様。
【2009/02/01 12:38】 | 過去ログ | page top↑
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>


soundtracks.jpg


 近年、すっかり寡作となっているジョン・ウィリアムズの重要作品が2作リリースされている。
 共に新作でないが、ひとつは『インディ・ジョーンズ・サントラBOXセット』…『レイダース』から『クリスタル・スカルの王国』までの全4作品+ボーナスCDの5枚組セット。
 『クリスタル・スカルの王国』を除く3作は廃盤で、特に『魔宮の伝説』は廃盤となって久しく(最後まで流通していたのが日本盤なのは有名)、しかもそれぞれ増補版(『魔宮の伝説』は倍増)となっておりこれは買い(価格も廉価、単品販売もあり)。
 余談ですが輸入盤のみの発売でレーベルはCONCORD(コンコード)。
 コンコードといえばマイナー・ジャズ・レーベルのイメージしかなかったので『クリスタル〜』発売の時に???と感じて調べてみたら、ファンタジー(今や代表的なジャズ・レーベルのほとんどが傘下)、ヒア・ミュージック、スタックス等を擁するビック・レーベルになっていたのですね。

 閑話休題。
 ウィリアムズのもう1作は、ジョニー時代(60年代後半までジョニー・ウィリアムズ名義)の名盤、オードリー・ヘプバーン主演のコメディ『おしゃれ泥棒』。
 このアルバムは15年ほど前にドイツ盤で一度CD化されているが、その際は板おこし(音源がレコード盤で、マスターが見つからない場合や権利関係が不明瞭な場合このようなケースがある)らしく音質が良くなかった。
 今回はリマスターされ、フィルム・ヴァージョンも追加収録されている。
 映画は66年制作、パリを舞台としたコメディでヘプバーンのファッション、相手役のピーター・オトールとの絡み、スリリングな美術館での盗みの場面など理屈抜きで楽しめる娯楽作品。
 次々と映し出される名画(映画でなく絵画の)をバックにメイン・テーマが流れるオープニング・クレジット画面は、最高に洒落ていて素晴らしい。
 テーマ曲はTV等でもよく流用されているので、誰でも一度は耳にした事のある有名曲。
 ヴォーカル付きのヴァージョン(劇中では無し)も収録されてこれもステキ。
 アルバムを聴いていると場面場面が思い浮かび、サントラ盤が個人の映画所有に一役買った良い時代の音楽だなあとちょっと感慨深い。

Text by 深石耕一(すみや渋谷店)

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おしゃれ泥棒-JO.S.T.(音楽:ジョン・ウィリアムズ)
『おしゃれ泥棒/独身アパート(HOW TO STEAL A MILLION/BACHELOR FLAT)』
COLL83
発売中
DISC 1はオリジナル・サントラ、DISC 2はフィルム・ヴァージョンとウィリアムズ初期作品の『独身アパート』を収録の2枚組。全編、軽快で洒脱な音が満載で、ヘンリー・マンシーニ好きな人にもお薦め。


+ Return of soundtracks +


【2009/02/01 12:38】 | 過去ログ | page top↑
METAL ON METAL #112
<初出「Groovin'」2008.09-10/ISSUE#108>


『Groovin'』読者の皆様、あけましておめでとうございます。今年もコメント・ライター一同メタルの良さ、メタルの凄さ、楽しさなどしっかりと伝えられるよう精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、毎日不景気なニュースばかりですが、ハングリーなメタル者には関係ありませんが、何か?メタル者は"ステイ・ハングリー"な精神でなければいけません。今月はそんな精神の塊のようなヴェテラン、サクソン、クリーターから、精神の質を試される2作目のジ・アンサー、ハングリーな若者H.E.A.Tやブリング・ミー・ザ・ホライズンなど勢いと野心いっぱいのラインナップでお送りいたします。(三津山)




ジ・アンサー
『エヴリデイ・ディーモンズ』
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ジ・アンサー-J4CCD
[初回限定盤]DVD付
IEZP-12
[通常盤] IECP-10165
1/28発売
デビュー作が全世界に衝撃を与え、世界各国で「この10年で最大のデビュー!」と評され、その後の伝統的な70年代的"フレイヴァー"を持つバンドが注目されるきっかけを作ってから早2年、遂に新作登場!! ジンクスもプレッシャーもことごとく粉砕し、遂に到達した最高のハード・ロック・アルバム。初回限定盤には1stアルバム曲のPV等を収録したDVD付き。(三津山)
クリーター
『ホーデス・オブ・ケイオス』
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クリーター-JCD
KICP-1345 
2/4発売
原点回帰のアグレッシヴな作品で3大ジャーマン・スラッシュとしての圧倒的な力を見せつけた前作から早くも4年、全世界待望の新作!コリン・リチャードソンがミックスを行った今作も、怒涛のリフとミレのシャウトが聴く者を捻じ伏せる超強力盤。こりゃあ、キャリア最高傑作かも!!! 初回盤のみカラー・ステッカー封入。(市村)
ブリング・ミー・ザ・ホライズン
『スイサイド・シーズン』
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ブリング・ミー・ホライゾン-CD
BVCP-25174
発売中
ヘヴィ!ノイジー!疾走!初っ端からド肝を抜かれてしまいました…。平均年齢20.6歳という若さで幾多のギグやツアーを経験しているイギリス産のデスコア・バンド。本作はその経験で磨いてきたテクニックやセンスを余すことなく発揮している。『ケラング!』や『メタル・ハンマー』などの音楽雑誌もこぞって期待を寄せる大注目株!(小田川)
サクソン
『イントゥ・ザ・ラビリンス』
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サクソン-JCD
KICP-1344 
2/4発売
前作の大成功で新たな黄金期を迎えつつある彼らの新作は、まさにベーシック・メタル!メタルの基本が全て詰まった教科書である。ビッグなサウンド・プロダクションがある訳でもないのにこのパワーと迫力!! デビュー以来、"デニム・アンド・レザー"の精神いまだ健在!! 初回盤のみカラー・ステッカー封入。(三津山)
ザイ・マジェスティ
『ドーン』
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ザイ・メジャスティ-JCD
YZSH-1002
1/28発売
イタリアン・シンフォニック・パワー・メタル・バンド、3年振り4作目。Voを始め、メンバー・チェンジやレーベル移籍を経てようやく完成した本作は、3章からなるコンセプト・アルバムでありながら冗長さは微塵もなく、新Voも伸びやかなハイトーンを聴かせてくれる。イタリアン・メタル復興の狼煙になるであろう。(野邊)
ドーン・オヴ・デスティニー
『リベリオン・イン・ヘヴン』
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ドーン・オブ・デスティニー-CD
MICP-10814
発売中
久々にドイツから期待のニューカマー登場!! しかも女性ヴォーカル擁するシンフォニック・バンド、2作目にしての国内デビュー。シンフォニックとは言っても、単なる荘厳な装飾音ばかりのバンドと違って、キャッチーな歌メロが疾走感をもって駆け抜ける様が印象的で、とにかく爽快!このメロディ・センスは貴重だ。(三津山)
テスラ
『フォーエヴァー・モア』
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テスラ-JCD
KICP-1346
発売中
新作としては10年ぶりの前作で「LOUD PARK 06」に来日、ライヴで魅せたバンドの充実ぶりと勢いがそのままパッケージされた快作。デビュー当時からの玄人好みの痒い所に手が届くような作曲術は今回も健在で、ファスト・チューンからバラードまでどこを切ってもアメリカン・ハードのお手本のよう。初回盤のみカラー・ステッカー封入。(三津山)
ブラッドバス
『無限支配〜ファゾムレス・マスタリー』
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ブラッドバス-JCD
MICP-10813
発売中
オーペスのVo、Dsのサイド・プロジェクトで、3作目にして遂に国内デビュー。オールド・スクールな激烈デス・サウンドは、聴く者全てを圧倒する。過去最大級の泣きメロ導入により、バンドの命であるブラストとの核融合を起こし、壮絶な悲壮感に叩き込まれる。これこそリアル・デスメタル・サウンド。(伊藤)
セパルトゥラ
『A-LEX』
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セパトゥラ-JCD
MICP-10820
発売中
電撃的なイゴールの脱退を乗り越え新たなDsを迎えての第1弾!今作はキューブリックの名作『時計じかけのオレンジ』をテーマにしたコンセプト・アルバム、タイトルも同作品の主人公の名に因んだものに。一聴してアンドレスと分かるGは健在!スラッシュ・サード・ワールドの新たな快進撃が今始まる!(市村)
H.E.A.T
『ヒート』
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ヒート-JCD
MICP-10811
発売中
スウェーデンから期待の新人バンドが登場!! いや〜このバントすごいです!とても新人とは思えないほど質の高い楽曲満載のアルバムに仕上がっています。強烈にキャッチーなメロや北欧らしい透明感溢れるヴォーカルなど、メロ好きにはたまらない。今後の成長も非常に楽しみ。80年代のヨーロッパが好きな人には絶対にお勧めです!(葛原)
リージョン・オヴ・ザ・ダムド
『カルト・オヴ・ザ・デッド』
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リージョン・オブ・ザ・ダムCD
POCE-16046
発売中
2009年、スラッシュの更なる盛り上がりを期待させる作品が年明け早々に登場!群雄割拠のスラッシュ・シーンにあって頭ひとつ抜けていた彼らだが、今作では過去の作品のスピードと攻撃性に加え、リズムの緩急が効果的に配され、いよいよ楽曲が深みと凄みを感じさせる域に到達している。買って損なし!(市村)
■『METAL ON METAL』 ライター
野邊:マッドブッチャー野邊(富士中央店)
伊藤:ヴァルザック伊藤(玉川高島屋S・C店)
葛原:トーキングモジュレーター葛原(磐田南店)
市村:ブラックファイヤー市村(竜ヶ崎店)
三津山:ジョン・ボン・三津山(玉川高島屋S・C店)
小田川:ヴァイキンガー小田川(宇都宮FKDインターパーク店)
【2009/02/01 12:31】 | METAL on METAL | page top↑
編集長のおすすめ #112
<初出「Groovin'」2008.12-01/ISSUE#111>


編集長のおすすめ!
 今回は、昨年リリースされた作品の中からテーマを決めてご紹介したいと思う。そのテーマとは…「ビーチ・ボーイズなどに代表される米西海岸のポップ・ミュージックの遺伝子を今に引き継ぐ作品」。
 以前にも、例えばワンダーミンツやメロ・カッズなどに代表される米西海岸を中心としたインディー・シーンが盛り上がりを見せた時に彼らのアルバムが日本でも紹介され、外資系ディーラーや洋楽専門誌を中心に取り上げられた事があったが(その際には、新作アルバムをリリースし来日公演も果たした、本家ブライアン・ウィルソンの影響も大きかった)、最近はさらにその下の世代でもこういったポップスを実践するアーティストが活躍し始めている。
 そこで気になるアルバム4枚を取り上げてみたい。

 昨年発表された物の中でも衝撃だったのは、ポール・スティールの『ムーン・ロック』。
 弱冠22歳というイングランドの青年が、自主制作盤『April & I』に続いて作り上げた本作は、かなりの完成度を誇る好作品。
 特に全編を通して聴かれるコーラスの美しさ、そして練りに練られたツボを押さえたアレンジ、美しいメロディ・ライン、どれをとっても一級品だ。それは一聴しただけではもっと上の世代の作品(例えばワンダーミンツとか…)かと思ってしまうほどで、まさにビーチ・ボーイズ(以下BB5)やELO、ロイ・ウッド、そして数々のソフト・ロックの名盤などを研究し尽くしたと思われる成果がここに結実している。
 個人的にはBB5の「Your Summer Dream」風に始まり、後半には「Sail On Sailor」的エッセンスで盛り上がりを見せるM-4「アイ・ウィル・メイク・ユー・ディサピアー」が思いきりツボだった。これだけの名盤を作ってしまうと大変だが、これからの彼の更なる活躍に期待したい。
 日本盤も紙ジャケで発売されたブレント・キャッシュの『ハウ・ウィル・アイ・ノウ・イフ・アイム・アウェイク』もデビュー・アルバム。BB5は勿論のこと、60年代後半のソフト・ロックやボッサのテイストも取り入れた本作は、どの収録曲もメロディが美しい。
 よく聴くとすごく凝っていながら意外とそれを強く感じさせずにすんなり聴かせる「技」が備わっているあたりは流石だ。
 お薦めはM-4の「オンリー・タイム」。パワー・ポップと60'sサンシャイン・ポップスを繋げる好ナンバー。

 エクスプローラーズ・クラブの『フリーダム・ウインド』はこれらの中では最もBB5テイストを全編に散りばめたアルバムだ。彼らの最大の売りはやはりコーラス・ワークと、60'sマナーのソングライティング。
 彼らの本拠地はサウス・キャロライナだそうだが、西海岸の60'sガレージ的な風味もあり、BB5に対するリスペクトが痛いほど伝わってくる。米ではアナログ7inchでシングル・カットされたM-5「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」などはハル・ブレインばりのドラムスも登場するなど、BB5ファン必聴の1枚だ。

 最後にご紹介するBMXバンディッツのベスト盤『フリーダム・ウインド』は、日本だけの独自選曲。しかも収録曲の大半が新録/新曲/初期の未発表曲といった内容で、ファンなら持っていて損のない1枚だ。
 BMXバンディッツと言えば、かつてティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクとフランシス・マクドナルドなどUKのグラスゴーを代表するギター・ポップ・グループとして知られるが、ダグラス・T・スチュワートを中心として作られるその音楽的ベースにBB5などの西海岸サウンドがあることはよく知られている。実際、本作には「ヘイ・リトル・トムボーイ」というBB5の『M.I.U. アルバム』に収録のナンバーのマニアックなカヴァーを収録。

 これら4作品は、まさにUSとUKの音楽シーンの関連性を知る上でも貴重な作品集と言えるだろう。
Text by 土橋一夫


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【2009/02/01 11:42】 | 編集長のおすすめ! | page top↑
ジェロ 『えいさ』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

女心のせつなさと凛々しさをクールに描いた別れ唄「えいさ」。
母への想いを率直に歌へと託した「晴れ舞台」。
期待の新星が放つ2ndシングル。
00年代最後の年、ジェロの手で演歌はまた更新される。


ジェロ-A 近年稀にみる外国人演歌歌手としてデビューするやいなや、シングル「海雪」はオリコン初登場4位を記録。続く演歌・歌謡曲のカヴァー集『COVERS』もヒット。
 その礼儀正しさ、人懐っこさも手伝って、演歌のブライテスト・ホープは、もはやお茶の間の顔にもなりつつある。
 年末には念願の紅白歌合戦初出場を果たし、各新人賞を総なめにするという快挙を成し遂げた2008年のジェロ。
 その2枚目のジンクス、話題性を超えた歌い手としての本質が求められる初めての正念場、勝負作といえるのが本作「えいさ」である。

 まずタイトルが意表を突く表題曲は、繊細なストリングスに琴、尺八、二胡の音色が絡んでくる、Jポップ的にいうなら"和テイスト"を盛り込んだイントロが印象的なモダン歌謡。エレガントな中にある軽妙なテンポ感が、いわゆる土着的なそれとは一線を画す現代的な仕上がりに。
 別離を悟った女が未練を残しながらも報われぬ恋に自ら幕を引く。そんな心情を歌った曲だが、どこか諦観めいた風情を感じさせ、情念まみれにならないのが、聴く者に感情移入の隙を与えるジェロ歌唱のよさだといえる。
 おばあちゃんの影響で演歌歌手を志した彼が本当に歌いたいのは果たしてこんな洒落た曲なのか?とも思うが、ある一定層のみを視野に入れたのではない「演歌にして演歌にあらず」な方向性はもちろん、表面的にはベタなものを嫌う傾向にある世代にも手にとりやすい、クールさもポイントだ。
 作詞はかの一青 窈。
 演歌歌手に詞を提供するのは初、とのことだが、「金魚すくい」「江戸ポルカ」など、一青アナザー・サイドと呼べる曲を思えばそれほど不思議なことでもないだろう。
 一青自身がカヴァーしても十分に成立する。曲中、もっとも印象的なフレーズ「えええ…えいさ」は、「さらさ らいや」「ええいああ」などと同様、彼女独特の言い回しがここでも生かされている。

 一方、カップリングの「晴れ舞台」は、ドラマの導入部のようなニュアンスをもったイントロ〜歌いだしからナチュラルな移行をみせる"歌謡ブルース"。
 「海雪」での宇崎竜童起用も同様だが、かつて小椋 佳が梅沢富美男に、大瀧詠一が小林 旭に、吉田拓郎が森 進一にといった具合に、ニューミュージック系のシンガー・ソングライターが演歌歌手に書き下ろした曲のもつ意外性と垢抜け感、そこにどうしようもなく滲んでしまうドメスティック感がうまく機能。
 「アメリカで暮らす母親に、歌で感謝の気持ちを伝えたい」と、ジェロが直接、中村 中に依頼。中村が詞・曲を手掛けたというエピソードをもつ、ジェロの半生を描いた自伝的な1曲だ。
 ありがちなマイナー調の"母子唄"で湿っぽくせず、"いつか"を感じさせる明るい仕上がりになっているのが救いでもある。
 心優しく気丈な母ちゃんと、親思いの孝行息子。そんな理想の母子像を古めかしいと思うか、美しいと思うかで、聴き手にもたらす印象が大きく変わってくるであろうこの曲。
 親子の在り方も多様化してきた今の日本の現実を痛感しつつ、日々の生活から派生したブルース本来の意味を考え、また黒人の血を引く彼が新しいブルースをこの日本で歌っていることに、作為ではない感慨をおぼえた。

Text by 篠原美江


ジェロ-J『えいさ』 [CD] VICL-36488 1/28発売
セールス30万枚超えのデビュー曲「海雪」に続く2ndシングル。作詞に一青 窈を起用し、"超・演歌"な女唄に仕上がった表題曲に加え、カップリングにはジェロの半生を中村 中が渾身の筆で描いた「晴れ舞台」を収録。斬新なジェロ演歌を堪能できる1枚だ。
[カセット] VISL-36488
【2009/02/01 10:58】 | 過去ログ | page top↑
ブルース・スプリングスティーン 『ワーキング・オン・ア・ドリーム』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

ボスは、歌い続ける。「俺は夢を追い続けている」と。
決して、今に満足することなく、
何時も何かを追い求めている男たちの姿がココに在る。


BRUCE-SPRINGSTEEN-A.jpg 2007年発売の『マジック』は、ロック・ファンの間で最大級の賞賛を持って迎えられたアルバムだった。
 全米・全英で大ヒットした事がそれをきちんと証明し、そのアルバムは「ロックの何たるか」を至極ストレートに伝えてくれていた。まさに「心」「技」「体」共に充実した1枚だったと思う。

 そんな"気迫"を感じた『マジック』から早1年。発売される新作が『ワーキング・オン・ア・ドリーム』だ。タイトルが示すとおり、ここには直向に"夢"を追い続ける男たちの姿が存在する。"夢"とは本当に素敵なサムシングだと思う。でも、それに向かって邁進する事こそが美しい。

 タイトル曲の「ワーキング・オン・ア・ドリーム」の一節でもこう歌われている。"俺は夢を追い続けている。とても遠くに感じられるが、諦めない。夢を叶えるために努力を続けるんだ。
 いつか俺のものになるはずだから…日が昇り、新しい1日が始まる。そして、俺は夢を追い続けている"あまりにもシンプルで、ポジティヴなメッセージ。このメッセージを正面から受け止める覚悟は、僕らにあるだろうか?

 今作のプロデュース&ミックスは、前作同様にブレンダン・オブライエンが担当。90年代の主要ロック・アルバムの多くを手掛けた彼の手法は、ブルースのロックン・ロールをよりダイナミックに響かせて、新鮮なグルーヴ感を与えている。
 このアルバム制作に関して、ボスは次のように発言している。「前作『マジック』のレコーディングが終盤にさしかかるに従って、ポップなサウンドに回帰していく自分に興奮し、俺はその後も曲を書き続けたんだ。友人であり、プロデューサーであるブレンダン・オブライエンがそれらの新曲を聴いたとき、彼は"このまま続けていこう"と俺に言った」と。
 ブレンダンの発言と直感は、ブルースとE ストリート・バンドにとっても最高の効果をもたらしたと言ってよいだろう。

 2009年の初頭を飾るに、ふさわしいこのニュー・アルバム。あなたの"夢"の実現を後押ししてくれるものになれば、最高だと思う。

Text by 松本昭仁(すみや本社 営業グループ)


P23BOSS-J差し替え『ワーキング・オン・ア・ドリーム』 SICP-2136 1/28発売
表題曲「ワーキング・オン・ア・ドリーム」は、全ての夢を叶えようと努力し続ける人々への力強いメッセージ。ボーナス・トラックはソロ作品で、映画『ザ・レスラー』の主題歌。新曲12曲+1曲のボーナス・トラック収録。2月18日には、レコーディング映像等を収録したDVD付き完全生産限定盤も発売。
【2009/02/01 10:53】 | 過去ログ | page top↑
THE VIEW 『フィッチ・ビッチ?』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

誰もが耳を奪われる珠玉のメロディ!
1stアルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』から2年、
大きく成長したバンドが放つ最高の2ndアルバム!


The-View-A.jpg とにかくメロディありき。
 ソングライティングを手がけるカイル・ファルコナーが自らのバンドについて最も重要視していると語るのが"メロディの美しさ"だ。スコットランド出身、4人組ロック・バンド、THE VIEWを語るうえで、それはいつも最も大切な要素だろう。
 安定して流れる美しいメロディがホッと息をつく安心感を与えると同時に、時には若いメンバー4人から発するロック・サウンドの躍動感に心がワクワクする。
 2007年、1965 Recordsの第1弾アーティストとして『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』でデビュー。ザ・ストロークスやザ・リヴァティーンズをはじめ、多くのバンドを発掘&デビューに導いた敏腕A&R、ジェイムス・エンダコットに見いだされたことでも世界中から大きな注目が集まるなかでの登場だった。
 プロデューサーには初期のオアシスや、ザ・ヴァーヴの作品でも有名なUKきってのロック・プロデューサー、オーウェン・モリスを起用。アルバム全編を通して溢れるヴァラエティ豊かなサウンドには多くの人が魅了され、全英では初登場1位とプラチナム・セールスを同時に手にするという偉業を成し遂げた。
 その年の5月に行われた来日公演では、東京・大阪公演を瞬く間にソールド・アウトするなど日本でも最大級の盛り上がりをみせた。

 そんなTHE VIEWが2年ぶりに待望のニュー・アルバム『フィッチ・ビッチ?』をリリースする。胸をグッと掴むメロディはそのままに、さらに大きく成長した彼らの最新アルバム。
 リード・シングル「5レベッカズ」は、「ウェイストテッド・リトル・DJ's」の続編のような印象を受ける楽曲で、リズミカルに刻むドラムス、印象的なギターのフレーズ、そして丁寧に構築されたメロディ・ラインはまさにTHE VIEWの真骨頂。
 エネルギッシュでありながら、繊細で美しいメロディを全く損なわないカイルのヴォーカルにも注目だ。2年の充電期間を経て、スケール・アップして帰ってきた彼らのサウンドは、また私たちに至福の時間を与えてくれるだろう。

Text by 秦 理絵


The-View-J.jpg『フィッチ・ビッチ?』 BVCP-25178 2/11発売
スコットランド出身、4人組ロック・バンド、THE VIEWの2ndアルバム。胸をグッと掴む青春メロディ・チューンは健在ながら、ストリングスの導入やパウロ・ヌティーニをゲスト・ヴォーカルにフィーチャーするなど、バンドの大きな成長を感じる1枚。日本盤ボーナス・トラック、エンハンスト仕様でPVを収録。

【2009/02/01 10:49】 | 過去ログ | page top↑
ブランキー・ジェット・シティ 『MONKEY STRIP ACT2』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

バンド解散から9年、今なお走り続けるBLANKEY JET CITY。
未だ黒光りし続けるその軌跡に再び光を当てる
"BJC RESPECT"、その第2弾。


ブランキー・ジェット・シテ
 解散から9年。
 だが伝説にするにはまだ早い、孤高のロックン・ロール・バンド、ブランキー・ジェット・シティ。
 その"奇跡の軌跡"を発信するという目的でスタートした再発プロジェクト=BJC RESPECTが、全12作品のリイシューに続く第2弾企画となるアルバムを発表した。
 それが『MONKEY STRIP ACT2』『RARE TRACKS』なる2作品。
 前回同様、高音質CD(SHM-CD)でのリリースとなった。

 前者は幻のステージとされる1994年6月25日川崎クラブチッタでのACT2 未発表ライヴのマルチテープからCD化したもの。
 当時のブランキー作品を手掛けたことで知られるエンジニア、マイケル・ツェマリングにより新たにミックスが施され、立体的な音像に仕上げられている。
 バンド中期、まさに脂がのりきった頃。その生身のブランキーのスリリングな演奏とライヴの臨場感を目の当たりにして、ただ立ち尽くし、聴き入るしか術がない。

 後者は初CD化の4曲を含む、シングルのカップリング曲を中心に構成されたレア・トラックス集。熱心なファンには耳馴染みあるナンバーも多いが、当時のシングルやアナログ盤が入手困難である以上、新しいリスナーのためにもここでアルバムとしてまとめ、記録として世に出しておくことも必要だろう。
 レーベル移籍後の後期の曲が中心で、後期ブランキーの特徴のひとつである美しくメロディアスなナンバーが叙情を誘う。

Text by 篠原美江


RARE-TRACKS-J.jpg『RARE TRACKS』 UPCH-9455 発売中
BJC再発プロジェクト第2弾!未発表&未発売&入手困難な楽曲をコンパイルした究極のレア・トラックス集を発売。初回生産分のみ紙ジャケット仕様&高音質CD(SHM-CD)。先着購入特典としてポスター付き(UM絵柄)。
※初回生産分終了後は、通常盤(UPCH-1685)に切り替わります。

P08MONKEY-STRIP-ACT2-J.jpg『MONKEY STRIP ACT2』 TOCT-95019 発売中
伝説の3ピース、BJC再発プロジェクト第2弾。初期ライヴ音源のCD化作品。新たにミックスが施されて幻のステージが蘇る。初回生産分のみ紙ジャケット仕様&高音質CD(SHM-CD)。先着購入特典としてポスター付き(EMI絵柄)。
【2009/02/01 10:20】 | 過去ログ | page top↑
faith 『faithful BEST』 
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

CLASSIC meets HIP HOP!
クラシックとHIP HOPの意外だけど心地よいサウンド、
不思議な魅力溢れるメロディーを、是非ベスト盤で聴いてほしい。 


faith-A.jpg 以前、店内のHIP HOPコーナーにクラシック・ピアノがジャケットにデザインされたCDが置かれていた。場違いだと思ったが、HIP HOPコーナーで正解。なぜなら、faithだから。
 よく考えると…いや考えなくても、クラシックとHIP HOPは全く異なるジャンルのもの。
 それなのに、Jamの手にかかればピアノもヴァイオリンもみんなfaithのためにオーケストラを始めるのだ。伸びやかなヴァイオリンにはWEEVAの感情豊かな歌声、流れるようなピアノには弾けるJamのラップがとてもよく合う。
 聴いた者を捕えて離さない魅力を持った彼女たちが、前アルバムから約1年ぶりとなる、初のベスト・アルバム『faithful BEST』を新曲を3曲も含めてリリースする。

 ベストにはちょっと早くない?と思ったが、内容を見てみると納得。私が初めてfaithを知るきっかけとなった「2girls 〜in the sepiatone〜」をはじめ、1stシングルでもある「Love Song」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ8番ハ短調「悲愴」をモチーフにした「Two Futures」、さらに昨年10月1日にリリースされた「I believe」までおさえた、どれもお気に入りの楽曲ばかりなのだ。
 そして気になる新曲からも「Still Love〜忘れない」が特に印象に残ったオススメのナンバー。また、初回盤には9曲のMUSIC CLIPを収録したDVD付き。
 注目のポイントは「I believe」。今までずっと金髪だったWEEVAがなんと、この曲ではナチュラル・メイク&落ち着いた茶髪でカッコイイ女性からかわいらしい女性に変身していて、かなり驚いた。普段はfaithのPVをじっくり見ることは少ないと思うのでこちらも要チェック。

 こうやって改めて聴いてみると、WEEVAの魂がこもった歌声には1曲1曲で豊かな表情と深さを持つことに驚かされ、思わず聴き入ってしまう。
 ダンス・ミュージック・シーンでも数少ない女性プロデューサーでもあるJamは3歳の時からピアノを始め、音楽中心の生活をしていただけあり音楽経験が豊富だ。その発想力・プロデュース能力はまさに天才的で今後の活躍も期待されている。こんな2人のベスト・アルバム、期待を裏切るわけがないのだ。
 是非多くの人に聴いて欲しい1枚である。

Text by 大竹裕子(宇都宮FKDインターパーク店

P08fath-J.jpg『faithful BEST』 [初回盤]DVD付 KICS-91422 2/11発売
CLASSIC meets HIP HOPでお馴染みのfaith。3rdアルバムから約1年ぶりにリリースするのは新曲を3曲含んだ初のベスト・アルバム。デビュー・シングルから最新シングルまで、faithの軌跡を辿った集大成。初回盤はお気に入りのMUSIC CLIPが9曲も収録されたDVD付きの嬉しい内容。
[通常盤] KICS-1422
※写真は[初回盤]のジャケットです。




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■読者プレゼント
CLASSIC meets HIP HOP!デビュー・シングルから最新シングルまで、全ての活動の軌跡を辿った集大成的ベスト・アルバム『faithful BEST』を2月11日にリリースするfaithの【告知ポスター】を3名様に!
(提供:キングレコード)

>>詳しい応募方法はこちら!!



【2009/02/01 10:13】 | 過去ログ | page top↑
Fun, Fun, Fun file 2 『1970年を知るための12枚』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>



EXPO70-場面写真■1970年を知るための12枚
『20世紀少年』のキーワードのひとつ"万博"。
1970年、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された日本万国博覧会。当時の日本は政治、経済、文化とあらゆる分野で進歩を強いられた激動の時代ですが、そこには希望と平和に満ちた輝く未来がありました。それから40年が過ぎようとする今、その未来は日常となる中で、同じく時を経て今なお愛聴され続ける音楽があります。ここでは1970年をピック・アップ、その年に誕生した名盤、万博にちなんだ作品をご紹介します。
Text by 土橋一夫/浜田幸子
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【2009/02/01 10:06】 | 過去ログ | page top↑
CLIFF EDGE 『ナミダボシ feat.詩音』
<初出「Groovin'」2009.01-02/ISSUE#112>

数々のコラボレーションを経て、口コミで支持を広げ続けるCLIFF EDGE。
待望の2ndシングルは、R&Bシンガー「詩音」をフィーチャーした
不器用な男心を綴った切ないラヴ・ソング!


CLIFF-EDGE-A.jpg デビュー以来、様々なアーティストとのコラボレーションなどで精力的な活動をみせているCLIFF EDGE。
 特に2008年は飛躍の年だった。彼らの盟友であるMAY'S、KG、SHIKATAとのスペシャル・ユニット「NATURAL8」でのリミックス・アルバムおよびオリジナル・アルバム、1stフル・アルバム『to You』、韓国出身のダンス・ユニット天上智喜とのコラボレーションで話題を呼び、ドラマ&映画『ホームレス中学生』の主題歌でもあった「Here」、そして自身の名義での1stシングル『The Way 〜目指す明日へ〜』などハイペースに作品をリリースし、全ての作品においてセールス的にも好成績を収めている。

 さて、飛ぶ鳥を落とす勢いをみせる彼らの2009年第1弾シングル『ナミダボシ feat.詩音』は、話題のR&Bシンガー「詩音」をフィーチャーしたラヴ・ソングになった。
 カッコつける気持ちが邪魔をして素直に気持ちを伝えられなかった悔しさを噛みしめる不器用な男。そんな男にフラれた後も「信じて待っているよ」と、相手を想う気持ちを再確認する一途な女。
 それぞれの想いを抱えながら眺める、涙で滲んでぼんやりと温かく瞬く星が「ナミダボシ」なんだろう。不器用な「男心」を包み込むように歌い上げる詩音のスウィートなハイトーン・ヴォイスが、優しく切なく心に染み込んでいくようで心地良い。
 CLIFF EDGEらしい切なくも前向きなリリックが響く、等身大のラヴ・ソングに仕上がった。

 一転、2曲目の「ONE」はドープなトラックがじわじわと耳に攻め込んでくるクールな1曲。また、盟友MAY'Sをフィーチャーした名曲のリミックス・ヴァージョン「Dear...feat.MAY'S(Sweet Heart Remix)」も収録。彼らの幅広いトラック・メイキングを楽しめるシングルとなった。

 CLIFF EDGE=「崖っぷち」というユニット名とは裏腹に、2009年も更なる活躍を予感させる彼ら。ヒップ・ホップ・ファン以外も要チェック!

Text by 宮城 宙

CLUFF-EDGE-J.jpg『ナミダボシ feat.詩音』 [初回限定盤]DVD付 KICM-91265 2/4発売
2ndシングルは、話題のR&Bシンガー「詩音」をフィーチャーしたラヴ・ソング。c/wにはドープな「ONE」と「Dear...feat. MAY'S」のリミックスを収録。初回限定盤は「ナミダボシ feat.詩音」のPVを収録したDVD付き。
[通常盤] KICM-1265
※写真は[初回限定盤]のジャケットです。





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■読者プレゼント
待望の2ndシングル『ナミダボシ』は、R&Bシンガー「詩音」をフィーチャーした不器用な男心を綴った切ないラヴ・ソング!「崖っぷち」というユニット名とは裏腹に、2009年も更なる活躍を予感させるCLIFF EDGE(P07に掲載)の【告知ポスター】を3名様に!
(提供:キングレコード)

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