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METAL ON METAL #104
<初出「Groovin'」2008.05-06/ISSUE#104>

 まったく、ひと月経つのは早いですね〜。毎月たくさんアルバムがリリースされますが、今月もスペースの関係で紹介できなかったオススメ・タイトルをいくつか紹介します。インダストリアル・ブラックメタルとでも言うのだろうか?シャマヤ嬢率いるオーテップ、いわゆる古ロックのパーラー・モブ、メロパワ好きにはたまらないドリームテイル、元FMのVo.スティーヴ・オーヴァーランドの初ソロ作など、今月も盛り沢山です。そして今月と来月からライター・メンバーに新たなメタル・バカが何人かデビューします。読者の皆様、新人共々これからも「METAL ON METAL」をよろしくお願いいたします。(三津山)MSG-J#5D5Eマイケル・シェンカー・グループ
『イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー』
GNCP-1026 発売中
派手さは無いものの、熟練の匠達(このメンツは確かに凄い!)による、まさに王道ハード・ロック・アルバムとなった今作。前屈みで腰を振りながら笑顔でフライングVを弾く"神"の姿が想像できる、叙情的でありながらも解放感溢れる楽曲が並ぶ。ゲイリー・バーデンの存在は神にとっても絶大であるようだ。(野邊)
オーペス-Jオーペス
『ウォーターシェッド』
RRCY-21303
5/28発売
天才ミカエル・オーカフェルト率いるプログレッシヴ・デスメタル・バンドの9作目にして、名盤の前作を遥かに凌ぐ名盤の登場!! 遂にオーぺスはオーペスというジャンルの音楽を確立した。ダークでメロディアス、深淵な音世界。ああっ!稚拙な文章力の自分が恨めしく、もどかしい!! とにかく聴くでござるよ!!(三津山)
ストームウォーリアー-Jストームウォーリアー
『ヘディング・ノース』
TKCS-85194
発売中
聴き惚れろ!ドイツはハンブルグ出身のメロディック・パワー・メタル4人衆、ストーム・ウォーリアーの約4年振りの3rd!ジャーマン・メタルの十八番である"漢"メタルの世界。剛直で荒々しく、真摯なまでに力強いこのサウンドは、女の私にとっては遠くの憧れである。ハイトーンすぎないラーズのVoがセクシーでグー!(村岡)
ドリームタイド-Jドリームタイド
『ドリーム・アンド・デリヴァー』
KICP-1294
発売中
ヘルゲ・エンゲルケ率いるドリームタイドのニュー・アルバム。フェア・ウォーニングの再結成で活動が心配されたが、両バンド共に活動していくということで一安心。今作も非常に完成度の高い作品で、抜群なメロディ・センスを発揮している。いやぁ、音楽的に絶対に裏切らないバンドであるということを確信できるアルバムだ。初回盤のみカラー・ステッカー封入。(葛原)
ディヴィニティー-Jディヴィニティー
『アレゴリー』
MICP-10734
発売中
巷間、よく分からないんだけど、なんとなく呼びようがないから、ハイブリッド・メタルに属するというバンドもあるが、このバンドは違う!ツインGの呼吸がピッタリと合ったリフが圧倒的な存在感を持っていて、メンバー各々の音楽的背景を生かしつつも基本はスラッシュ・メタルだという揺ぎ無い信念を感じさせる超激熱盤!(市村)
ノーザン・キングス-Jノーザン・キングス
『リボーン』
WPCR-12896
5/28発売
おおお!フィンランド・メタルのヴォーカル四天王集結!ナイトウィッシュからマルコ・ヒエタラ、ソナタ・アークティカからトニー・カッコ、テラスベトーニからJ.アホラ、カーロンからJP.レパルオト。80年代ロック・クラシックスをシンフォニック・メタル仕様へ華麗にリボーン。余裕の歌いっぷり。(村岡)
メイン・ライン・ライダース-メイン・ライン・ライダーズ
『ショット・イン・ザ・ダーク』
POCE-16028
5/28発売
アメリカ・テキサスからロックン・ロール・バンドがまた1つデビュー!! 80年代後半のアメリカン・ハードの華やかな雰囲気をまとった様は、スキッド・ロウ、スローターなどと同種の爽やかさを、爆走ロックン・ロールの中に備えている。Voの歌唱も魅力的。バックチェリー以来の逸材の出現か!?(三津山)
ミニストリー-Jミニストリー
『カヴァー・アップ』
DDCZ-1531
5/28発売
インダストリアル・メタルの先駆者、ミニストリーのカヴァー・アルバム。自身のスタジオ作は最後を迎えたのですが、創作活動は引き続き行うようです。ロック・スタンダードと呼べる曲をミニストリー流にアレンジしているのが実に刺激的で、特に5・6・7曲目辺りは彼ららしい疾走チューンが炸裂です!ゲスト陣も豪華ですよ。(Mr.S)
LOVEX-J.jpgラヴX
『プリテンド・オア・サレンダー』
TOCP-66793
発売中
5月29日のFINLAND FEST、30日のNEW BLOODでの初来日が決定しているゴシックR'N'Rバンドの2nd。華やかな容姿とポップな音楽性で地元フィンランドやドイツでも人気を確立し、今作はそのポップ感に更に磨きをかけての勝負作!! メタル・ファンはもちろん全てのロック・ファン必聴の1枚!(三津山)
ブラックタイド-Jブラック・タイド
『ライト・フロム・アバヴ』
[初回限定盤]DVD付 UICS-9091/[通常盤] UICS-1163
6/4発売
マイアミからメンバー全員が10代という、まさにメタルの新時代を告げるバンドの登場だ!!アルバムのリリース前から「OZZFEST」に出演するなど期待感抜群の彼らは、音楽性もBFMVを彷彿とさせる王道メタルの影響を感じる。遂にメタル高齢化も終わりが見えたのか!?初回限定盤はPV等を収録したDVD付き。(三津山)
ネガティヴ-Jネガティヴ
『カーマ・キラー』
VICP-64141
発売中
サー・クリストゥス(G)の脱退は痛かったが、前作で見て取れたガンズ風スタジアム・ロックへの萌芽が今作では見事に花開いて、これまでのトレード・マークであった、ゴシック風味との融合に見事に成功している。ヨンネ(Vo)の成長が素晴らしい!遂に傑作を作り上げたと言えるだろう。(三津山)
■『METAL ON METAL』 ライター
野邊:マッドブッチャー野邊(富士中央店)
伊藤:伊藤英樹(玉川高島屋S・C店)
葛原 :トーキングモジュレーター葛原(磐田南店)
市村 :ブラックファイヤー市村(横浜北山田店)
三津山 :ジョン・ボン・三津山(玉川高島屋S・C店)
村岡:村岡 綾(本庄店)
Special Thanks to Mr.S:真田賢司
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【2008/05/23 14:52】 | METAL on METAL | page top↑
METAL ON METAL #103
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

ここ最近毎月のように80年代に栄華を誇ったベテラン・バンドの新作が発売されているが、今月もまた超強力ですぞ。テスタメント、ドッケン、デフ・レパード、そして待ちに待ったホワイトスネイク(P27に掲載)の新作が遂に発売。また、もうひとつの核はやはりチルボドの新作だ!来日公演も決定したため今年はチルボド旋風が吹き荒れること間違いなし。今回掲載できなかった作品で一押しなのが、パラドックスの新作『エレクトリファイ』(MICP-10731)。ジャーマン・パワー/スラッシュが好きな方は即買いです。そして5月にはストームウォーリアーの新作が登場!う〜ん、良い流れだ!(片川)ドッケン-Jドッケン
『ライトニング・ストライクス・アゲイン』
KICP-1266
5/9発売
数曲のみの試聴となったが過去の名曲をアルバム・タイトルにするあたりに、またあのドン・ドッケンがしかもジョージ・リンチ抜きで、よくこの音でOKを出したな!と思えるほどドッケン以外の何者でもないある意味凄い作品!良い意味で多くを期待していなかった分、近年では安心して聴ける作品となった。初回盤のみロゴ・ステッカー&ドッケン"雷鳴"キャンペーン応募ハガキ封入。(片川)
チルドレン・オブ・ボドム-Jチルドレン・オブ・ボドム
『ブラッドドランク』
[初回限定盤]DVD付 ICO-9033/[通常盤] UICO-1142
発売中
イン・フレイムスに引き続きメロデス界最重要バンドの一角、COBの最新作登場!新作の聴き所は、何と言ってもヤンネのキーボードが占める割合が目に(耳に?/笑)見えてアップしている点。アレキシの歌唱力も凄みも大幅アップしてますよ。新曲は相変わらずCOB節炸裂で、勿論最高!初回盤のDVD付き、SHM-CD仕様を是非!(Mr.S)
テスタメント-Jテスタメント
『ザ・フォーメイション・オブ・ダムネイション』
KICP-1299
5/9発売
Dsにポール・ボスタフ加入に加え、Gにアレックス・スコルニックが復帰でスラッシュ・ファンを狂喜させた待望の新作は名作『プラクティス〜』を彷彿とさせる超激烈盤!速さ、エッジの効いたリフとメロディアスなソロの絡み合い、タイトなDs、全てが完璧!これを聴かずして何を聴く!初回盤のみカラーステッカー&応募券封入。(市村)
オブセッション-Jオブセッション
『オブセッション』
MICP-10698
発売中
御大イングヴェイとの仕事でも知られる(『ザ・セヴンス・サイン』はマイ・フェイヴァリット・アルバムの1枚)、マイク・ヴェセーラ率いる伝説のバンド、オブセッションの復活第2弾。80's臭がプンプンするのは狙いか?はたまた天然か?我々(30代後半)世代には涙もののバンドでありサウンドである。(野辺)
カースド-Jカースド
『スリー』
YDSI-0031
4/26発売
2001年結成のカナダのハード・コア・バンドの3rd。ドゥーム、ダーク、カオティック…こんなネガティヴな言葉が大好きなそこのあなた!オススメです!! というか、ただ暴れたいだけの人にもオススメ!!ただ、本当に暴れたら捕まってしまうので、頭の中で暴れて気持ち良くなるようにしましょうねぇ(笑)。(三津山)
セイント・ディーモン-Jセイント・ディーモン
『イン・ザ・シャドウズ・ロスト・フロム・ザ・ブレイヴ』
KICP-1297
5-9発売
スウェーデンからロニー・ミリアノヴィック(Ds)が結成したニュー・カマー。日本人好みのメロディック・メタルな仕上がりだが、プログレの要素や、ロブ・ハルフォードを彷彿とさせる高音を効かせたメタル・チューンや、ジャーマン・メタルをそのまま継承したパワー・メタル・チューンありと、今後の活躍が期待できそう。(会田)
デスエンジェル-Jデス・エンジェル
『キリング・シーズン』
KICP-1296
5-9発売
約4年ぶり、待望の5th。前作は復活作として注目を集めた彼らだが、今作は更に最強の現役バンドとして存在感をアピール、非常に素晴らしい作品を完成させた。正に2度目の全盛期到来!ジャケ写&プロダクションも万全。あとは復活後3度目の来日公演を期待するだけ!初回盤のみカラー・ステッカー&応募券封入。(Mr.S)
バルフレア-Jバルフレア
『スリーピング・ホロウ』
TKCS-85193
発売中
国産メロディック・パワー・メタル・バンド、バルフレアの3rd。音を手掛けたのは売れっ子エンジニア、ミカ・ユッシラ!驚愕のサウンドに思わずニンマリ。緻密で厚みのある曲は実に奥深く、前作と比較しなくても劇的に彼らが進化した事が良く分かる。ストラトヴァリウス、ラプソディなどが好きな方にお薦め。(Mr.S)
ファイアフライト-Jファイアフライト
『アンブレイカブル』
BVCP-21600
発売中
日本ではデビュー盤となるセカンド・アルバム。ゴシック・テイストのヘヴィ・ロック・バンドだが、聴きやすいメロディが満載で非常にキャッチー。すでにアメリカでは注目を集めているバンドだけあり完成度の高いアルバムだ。特にメロディ・センスは抜群で、典型的なゴシック・メタルから、エモーショナルなバラードまで聴き応えは抜群だ!(葛原)
マルセロ・ヴェストリー-Jマルセロ・ヴェストリー
『マルセロ・ヴェストリー』
MICP-10727
発売中
デンジャー・デンジャーのギタリストとして来日経験のあるロバート・マルセロと現在ソロ活動が中心のフランク・ヴェストリーの初タッグ作品。これが実に素晴らしい!80年代、アメリカで大ブレイクしたエクストリームやホワイトライオンを彷彿とさせる!煌びやかでメロディアスなHRが好きな人には堪らない名盤!(Mr.S)
ミッドナットソル-Jミッドナットソル
『ノルドリィズ』
MICP-10728
発売中
ドイツのリーヴズ・アイズのリヴ・クリスティンの妹が所属するバンド。姉のバンドが正統派シンフォニック・ゴシック・メタルであるのに対して、こちらはシンフォニックな中にフォークの要素を注入する事により他バンドとの差別化に成功している。曲間のナレーションもムードがあって◎!これからの成長に期待大。(三津山)
■『METAL ON METAL』 ライター
野辺 :マッドブッチャー野辺(富士中央店
片川 :ディマイオ片川
葛原 :トーキングモジュレーター葛原(磐田南店
市村 :ブラックファイヤー市村(横浜北山田店
三津山 :ジョン・ボン・三津山(玉川高島屋S・C店
会田 :ビトゥイーン会田
Special Thanks to Mr.S:真田賢司
【2008/05/07 16:38】 | METAL on METAL | page top↑
エイジア 『フェニックス』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

『詠時感』再び!四半世紀の時空を超えて今ここに高らかに復活。
最後のスーパー・グループが奇跡の再結集。
2007年初来日の熱気をそのままにオリジナル・メンバーによる
ニュー・アルバムが堂々の登場!


エイジア-A 皆さんはライヴ会場で泣いた事はありますか?恥ずかしながら私はあります。今を去ること数年前、横浜で初めてザ・フーを見たときです。
 今回お伝えするエイジアも昨年、来日公演を行いました。初の来日公演ではないものの、売りは「オリジナル・メンバー全員での初来日」。今やミュージシャンも高齢化時代、まずはオリジナル・メンバーが揃う事を感謝したい…エイジアもそんなグループの1つです。更には結成から早四半世紀、プログレッシヴ系特有の激しい人事異動の末のオリジナル4人での日本上陸だからこそ感動もひとしおです。
 そして数々のヒット・ナンバーで我々をノック・アウトした彼らが、勢いそのままにこのオリジナル・アルバムを発表!オリジナル・メンバーというのが非常に重要で、今まで実現しなかった経緯を考えると、正に今回の実現は奇跡としか思えません!

 リアル・タイム80'sの方には耳タコですが、ここでメンバーとバンドのおさらいをしておきましょう。
 まずは元キング・クリムゾン、U.K.のジョン・ウェットン(B、Vo)、元バグルス、イエスのジェフリー・ダウンズ(Key)、元イエスのスティーヴ・ハウ(G)、そして元エマーソン、レイク&パーマーのカール・パーマー(Ds)。結成は1981年、プログレッシヴ・ロックの名グループのメンバーが集合したスーパー・グループとして非常に大きな話題を集めました。出来上がった音楽は、良い意味で期待を裏切り、プログレ特有の長大なものではなく、かつてジョンが在籍していたU.K.を更に突き詰めた3分間で表現できるポップかつスケールの大きい作品となっていました。当然テクニック的にも問題なし。

 1stアルバム『エイジア』は全世界で大ヒット、バブル時期の日本でも当然売れに売れ、80年代を代表するバンドの立ち位置を確立しました。約1年程のインターヴァルをおいて2ndアルバム『アルファ』も成功。しかし、この時期から早くもバンドの迷走は始まっていました。
 2ndアルバム発売後、MTVが行うアジア発の衛星中継イヴェント「エイジア・イン・エイジア」で華々しく初来日を飾るハズでしたが、来日間際に、突然ジョンが離脱、代役としてグレッグ・レイクが参加という状況に。この時のイヴェントは、かつてビデオやレーザー・ディスクでパッケージ化されており、これはこれで味のあるものではありましたが、いかんせん歌えるベーシストを当てはめただけの付け焼刃。残念な結果となっております。この後、ジョンが復帰したものの、今度はスティーヴが脱退、と集合離散の繰り返しが続々行われていきます。

 90年代に4分の3オリジナルで復活したものの徐々にメンバーは減り、結局ジェフリー・ダウンズ中心のバンドと化していました。更に時は流れ、ウェットン/ダウンズという2人名義のグループで久々に成功。ここからオリジナル・エイジア復活の話が発生していくのです。そして世界各地で絶賛の嵐の中、昨年初の来日公演が実現し、盛況のうちに幕を閉じました。さらにオリジナル・メンバーでの本作も発売され、今年5月には再来日も決定!

 さて肝心の中身ですが、ファンが求めるであろう王道ロック/プログレ・テイストのサウンドはもちろん健在で、さらに本作ではメンバーそれぞれのキャリアを生かした幾分大人のサウンドと新たな実験も繰り広げられ、新たな一面も感じさせる充実作となっています。ロジャー・ディーン描き下ろしによるジャケットも嬉しいところ。昨年の奇跡を体感した方には必携、未体験の方にも是非スケールの大きい彼らの音楽に触れていただきたい。また、オリジナル・メンバーが揃ったことを真に感謝し、更なる傑作を生み出してくれる事を期待します。


Text by 遠藤 栄(本庄店


エイジア-J『フェニックス』 KICP-1300 発売中
エイジアの何とオリジナル・メンバーによるニュー・アルバムが登場。昨年の来日もまさか!?であったが、それを更に上回る新録盤の登場だ。確かなテクニックのもと、ポップかつスケールの大きいエイジア節は健在。ジャケは定番中の定番、ロジャー・ディーンで決まり!5月には再来日公演も決定!日本盤にはボーナス・トラック1曲追加。
先着特典はアナザー・ジャケット、クリアファイル。
【2008/05/07 16:14】 | 過去ログ | page top↑
たむらぱん 『ブタベスト』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

日本初!世界最大SNS、MySpace発メジャー・デビュー・アーティスト!
ネットで話題のたむらぱんが遂にメジャー・デビュー!作曲はもちろん、
アート・ワークまで自ら手がけるマルチな才能に期待大!


たむらぱん-A たむらぱん。奇妙な名前のアーティストが遂にデビューしました。
 たむらぱんって何者?と先入観をなんにも持たずにとりあえず聴いてみよう!お?1曲目の「責めないデイ」…知ってるよ!?今、かなり話題になっているネット発信のアーティストじゃないですか!そういえば昨年の秋頃、MySpaceからメジャー・デビュー第1号ということで凄く話題になっていましたよね。

 たむらぱんとは、田村歩美という女性のソロ・プロジェクトです。昨年1月から大規模コミュニティ・サイト、MySpaceの日本版のサイトで自身の楽曲を発表し、ネットを使ってプロモーションを続けていました。4ヶ月で1万人のファンを獲得、18万PV、24万回のストリーミングを達成!口コミで広まって大きな話題となり、昨年10月にメジャー・デビューが決定。まずはネット配信のデビュー、その後の人気の爆発っぷりに遂にCDでのデビューとなりました(経歴はかなり端折ってしまったので詳しくは大人気たむらぱんHPでご確認を!)。

 たむらぱんの楽曲はすべて彼女自身の作となります。昨年4月にリリースされたネット限定アルバム『ハロウ』から厳選された6曲に、新曲7曲を加えた全13曲のニュー・アルバム『ブタベスト』は女の子の視点から綴った、ストンと心に落ちてくる歌詞が凄く印象的。メロディもストレートで分かりやすく、ストリングスなどで味付けをされているけれど、本筋のところが1本ピンッと通っていて清々しいです。メロディの素直さにちょっぴりひねくれて聴こえる歌詞と、優しいトーンの歌声、それがたむらぱんの本質だと思います。そんな飾らないところが情報の早い人たちの中で受け入れられたんでしょうね。分かりやすいってことは感動しやすいってこと。
 ネットの中からもっと広い世界の人達にも聴いてもらえる環境になった訳ですが、今までたむらぱんを支えてくれた、大きな意味での"おともだち"は、きっといつまでも心の支えになっていると思います。今後必ずたむらぱんの名前を耳にする機会が増えますよ!情報通のあなた、知らないじゃ済まされません。

Text by 有田幸恵(パルシェ店


たむらぱん-J初回『ブタベスト[初回生産限定盤]』 COCP-60002 発売中
MySpace発信のアーティスト第1号ということでも話題のたむらぱんが遂にメジャー・デビュー!分かりやすいメロディと親しみやすい詞の世界が要注目のアーティストです。初回生産限定盤は紙ジャケット仕様、本人描き下ろしフルカラー32Pイラスト入りブックレット(通常盤は別イラスト!)。

たむらぱん-J通常盤『ブタベスト[通常盤]』 COCP-60003
※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。
【2008/05/07 15:22】 | 過去ログ | page top↑
Aqua Timez 『虹』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

日本テレビ系土曜ドラマ『ごくせん』主題歌に決定!
さわやかでまっすぐな歌と声が、青空に響き渡ります。
新たなAqua Timezを体感しよう!


P24Aqua-Timez-A 彼らの音楽は、初夏の冴え渡った青空に本当によく似合う。まっすぐで等身大の歌詞と、風のように吹き抜けていく少し切ない極上のメロディ・ラインは、現存するアーティストの中でも屈指の実力者といえるだろう。
 最初に彼らの歌と声に出会った時には、とんでもないバンドが現れたものだと驚嘆した記憶がある。完成度と密度を誇る楽曲に、少しくせのある甘くまっすぐなヴォーカルの太志の声は、出会うべくして出会ったものなのだろう。

 2008年第1弾となる今回の新曲は、新しい試みを取り入れながらも、まさにそんな彼ららしい楽曲となった。
 学校や会社にも慣れてきて、日常の小さなことに悩みがちになるこの季節、曲の冒頭から何度も何度も力強く「大丈夫だよ」と背中を押してくれる歌詞が、じわじわと心に染み渡り、聴き終わるころにはすっきりとした気分になっている。不思議と悩みも消えて、なんだか元気になっている自分に気付くのだ。閉じこもっていた家の中から外に出て、空を見上げ、まさに「虹」を探したくなる。そんな、すばらしい名曲に仕上がっている。
 サウンドも彼らとしては初の4つ打ちビートと、グルーヴ感溢れる生演奏を融合させたミクスチャー・ロックとなっている。すっと耳に馴染み、ふとした瞬間、なんとなく口ずさみたくなるほどキャッチーなのに、歌詞にずっしりとした重厚感がある。彼らの新たな可能性を、十分に感じさせてくれる1曲だろう。
 また、今回の楽曲は、土曜の大人気ドラマ『ごくせん』の新シリーズの主題歌としてもオンエア中。耳にする機会も増えると思うので、ぜひ注目して聴いていただきたい。

Text by 加藤晶子(豊田高橋店



Aqua-Timez-J『虹』 ESCL-3064 5/8発売
日本テレビ系土曜ドラマ『ごくせん』主題歌。さわやかでキャッチーなメロディ・ラインと重厚な歌詞が、日常の悩みを吹き飛ばしてくれる。2月に配信限定で発表された「ほんとはね」も初収録。期間限定封入特典はAqua Timez×ごくせん コラボステッカー。
【2008/05/07 15:11】 | 過去ログ | page top↑
Perfume 『GAME』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

あの「公共広告機構」のリサイクルCMで話題をさらったPerfumeが
待望の2ndニュー・アルバムを発売!! POPでCUTEな完全フロア対応!
未来型テクノ・ポップであなたのハートを射抜きます!!


Perfume-A Perfumeってご存知ですか?「パフューム」って読みます。3人組のポップ・ユニットです。彼女らがついに待望の2ndアルバムを完成させました!! ピンッと来ました?きっと、このアルバム1曲目の「ポリリズム」のサビを聴いたら、誰もが「あの曲だ!」と思うでしょう。というのも、この曲がNHK環境リサイクル・キャンペーン・ソングとして起用され、毎回インパクト抜群なCMでお馴染みの「公共広告機構」のCMに使われたから。
 "ダストボックスマン"にゴミが分別されて捨てられていく面白い内容で、PerfumeもこのCMで歌とダンスを披露!そのあまりのインパクトに大反響を呼びました。これによりPerfumeのことが気になった人も沢山いたんじゃないかと思います。ヴィジュアルも声も曲もとっても可愛くて、曲を聴いているとなんだかピコピコしている!?それもその筈、楽曲をトータル・プロデュースしているのがあのテクノ・ポップ界では知る人ぞ知るcapsuleの中田ヤスタカ!
 capsuleは可愛い曲からかっこいい曲まで幅広い楽曲が人気のユニットですが、このPerfumeでは、ヤスタカの作る楽曲が持つ"ピコ可愛い"と、のっち、かしゆか、あ〜ちゃんの可愛らしさを掛け合わせた結果、"可愛い"を1000%突き詰めた、胸キュン度MAXのテクノ・ポップ・ユニットが完成しました!

 Perfumeを語る上で欠かせない事と言えば、1stアルバムである『Perfume〜Complete BEST』。発売の約半年後に爆発的に売れ始めた作品です。これは先ほどの「公共広告機構」のCM効果もありますが、実はそのCMオンエアよりも前に口コミで広がり売れ始めていました。純粋に「楽曲」の良さが耳の早いリスナーを中心に話題を生み、CMソングになったことで爆発的にヒット。つまり人の耳にどれだけ触れるかが大事だったんだと思います。

 ライヴ・チケット即完売の快進撃を続けているPerfumeが満を持して送り出す2ndニュー・アルバム。ハンパなく可愛くて、とっても耳に馴染む最高にハイな1枚に仕上がってます。捨て曲一切なし。曲の流れも良くて、気付くと無限ループの中毒状態!今までPerfumeを聴いたことがない人にも是非オススメしたい1枚です。きっとハマるはず。「ポリリズム」の歌詞にある「とても大事な キミの想いは 無駄にならない 世界は廻る ほんの少しの 僕の気持ちも 巡り巡るよ」…この歌詞はリサイクルにもぴったりの素晴らしい歌詞だと思います。1人1人の小さな環境への想いがきっと大きくなるんですよね。

 ファン大好評の超レア・プレミアム企画は、もちろん今回も実施されます。ご期待下さい!! 

Text by 佐藤和久(平塚山下店



Perfume-J(初回)『GAME[初回限定盤]DVD付』 TKCA-73320 発売中
遂にブレイクしたPerfumeのニュー・アルバム!今作はcapsuleの中田ヤスタカの全曲プロデュース!DVD付き初回限定盤にはPV、ライヴ映像等ここでしか観られない特典映像がギッシリ。「ポリリズム」「Baby cruising Love」「チョコレイト・ディスコ」などのシングル曲も満載です。初回、通常で内容の異なる豪華20Pフルカラーブックレット封入。

Perfume-J 通常盤『GAME[通常盤]』 TKCA-73325
※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。
【2008/05/07 15:04】 | 過去ログ | page top↑
長渕 剛 『2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA T0UR COME ON STAND UP!』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

リング上の表現者と、それを取り囲む大観衆との、熱狂的な魂の交歓。
孤高のシンガー・ソングライター、長渕 剛の神髄に全方位から迫る、
計4時間52分に及ぶ迫真のライヴ・ドキュメント。


長渕-剛-A そのヴォリューム、内容ともに破格のスケールを誇ったライヴDVD『桜島』から3年余り。長渕が再びライヴDVDをリリースした。
 本作は、昨年9月のさいたまスーパーアリーナを皮切りに、全国14ヶ所19公演15万人を動員したツアー・ファイナルの代々木競技場第一体育館公演を収録したもので、DVD3枚組トータル・タイム4時間52分の、またしても大作だ。収録曲全25曲、3時間半にも及ぶライヴ、さらには12年ぶりに復活させたというセンター・ステージ、1トントラック16台分、総重量30トンの機材、100人を超えるスタッフ、ツアー・ドキュメントを収めたテープは256時間分…と、驚異的な数字が数多く並び、それだけで圧倒されてしまうが、情報としてのそれらの数字がどれだけのものであるかは本編を見て初めて納得できる。

 優に70分を超えるDISC1。昨年リリースされた4年ぶりのオリジナル・アルバム『Come on Stand up!』からの楽曲を中心に、躍動的なロック・ナンバー、しみじみ聴かせるバラードと、静と動、硬軟織り交ぜながらステージは展開する。多くのヴェテランが往年の懐メロに頼った制作とライヴ活動に移行する中で、30年のキャリアをもちながらオリジナル・アルバムを引っさげた、しかも大掛かりなツアーを実現させてしまう希有なミュージシャン、それが長渕だ。ノスタルジーの中で生きる男にはならない、その姿勢が彼を孤高の存在に押し上げた、ひとつの要因であることを痛感する。
 亡き父へ捧げる「鶴になった父ちゃん」ではイントロでそっとサングラスをかけたシーンが印象的だ。隠された瞳は、この広いライヴ会場で1万何千という聴衆を牽引する人のそれとは異なる、ひとりの子供の目だったに違いない。相棒と紹介された愛犬レオがステージにあげられると、今度は父親の眼差しそのものに。こんなところに彼の素顔の一端を垣間見ることができる。

 DISC2は、長渕のメロディ・メイカーとしての底力を広く世間に知らしめることとなったTOKIOへの提供曲「青春 SEI SYuN」から「勇次」「HOLD YOUR LAST CHANCE」、伝説の「桜島-SAKURAJIMA-」など、これまでの長く濃いキャリアを物語る内容となった。締めくくりに置かれた「おいで僕のそばに」の、この上ない切なさが深い余韻を残し、歓声の中、感無量といった表情の長渕を映して本編は終わる。

 DISC3には、映画監督・深作健太が手がけたドキュメント映像を収録。アーティスト・長渕の強い信念とこだわりが窺える、ファン必見の1枚だ。

Text by 篠原美江


長渕剛-J『2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA T0UR COME ON STAND UP!』 
FLBF-08097 発売中
昨年のツアーから、国立代々木第一体育館で行われた最終公演の模様を収録したDVD作品。ストイックを極めるステージの裏側を追ったドキュメント・ディスク「19R」も収めたフル・ヴォリュームの3枚組。デジパック&特製BOXケース入り。購入者応募券封入。
【2008/05/07 14:49】 | 過去ログ | page top↑
藤澤ノリマサ 『ダッタン人の踊り』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

これまでにない、クラシカル・クロスオーヴァーがここに!
世紀を超えて歌い継がれるオペラの名曲「韃靼人の踊り」を、
オペラとポップスの融合で大胆に再構築。


藤澤ノリマサ-A 昨今、フィギュア・スケートの人気や、テノール歌手が歌う歌謡曲が大ヒットと、日常とクラシック音楽が身近になっているように思う。そして国内外問わず、クラシカル・クロスオーヴァーという手法もまた、敷居が高いとされがちなクラシック音楽を身近なものにさせた一端を担っているだろう。
 クラシックとポップスの融合…などという文言で表現されるこのクラシカル・クロスオーヴァーは、実は言葉で表す以上に難しい、常に挑戦を課せられる音楽だと思う。100年、世紀を超えて、世界中で愛聴され続けて来た歴史ある"真の名曲"を、その品格を損なわずに、現代の風味付けをしたことにより新たな解釈や魅力を誕生させ、尚かつポップスの最大の武器である親しみやすさ作り出さなければならないのだから…。

 藤澤ノリマサのデビュー曲「ダッタン人の踊り」もまた、これまでにない斬新なアレンジでクラシック音楽を紐解いている。
 原曲はボロディン作によるもので、オペラの舞台ではもちろんのこと、これまでにもTV-CMやドラマ、ゲームなどでも幅広く使用されている名曲中の名曲。それを今回、繊細なストリングスや神聖な混声合唱など、アナログな温もりを残しながらも、刻むリズム、彩りを添えるサウンド・エフェクトなどは、デジタル・サウンドで大胆に再構築。過去と現代の出会いは想像以上に壮大でドラマティック、激しくも儚さを漂わせるノスタルジックなサウンドの波を力強く泳ぐ藤澤の重厚なテノール・ヴォイスもまた、正統にクラシック音楽を学んできた力量を発揮しており、存在感溢れる歌声を披露している。

 カップリング曲「太陽の女神」もまた、オペラではお馴染みのプッチーニ作による楽曲をフィーチャー。タイトル曲が楽曲としてのクラシカル・クロスオーヴァーの可能性を切り拓いた好楽曲に対し、こちらの楽曲は声楽的歌い方でありながらポップス・シンガーでもある、藤澤ノリマサの歌い手としてのクラシカル・クロスオーヴァーをタイトル曲以上に魅力的に聴かせているので、こちらの楽曲にもじっくりと耳を傾けて欲しい。

Text by 浜田幸子(Groovin’編集部)


藤澤ノリマサ-J『ダッタン人の踊り』 MUCD-5131 4/30発売
音楽家の両親を持ち、自らも声楽家として正統にクラシック音楽を学び育った藤澤ノリマサ。待望のデビュー曲はボロディン作のオペラの名曲を、デジタル・サウンドで大胆にアレンジ。力強いヴォーカルとデジタルの融合は想像以上に壮大でドラマティック。過去への挑戦は未来を明るく照らす仕上がりとなった。
【2008/05/07 14:38】 | 過去ログ | page top↑
mihimaru GT 『ギリギリHERO』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

GW公開の映画『少林少女』主題歌となる
2008年第2弾シングルは、一生懸命頑張る人に勇気を与える
mihimaru GT流応援歌!


mihimaru-GT-A デビュー前から大切に温めていたデモ楽曲を制作し直した16thシングル「diverge」が、1977年に視聴率20%超えを連発し、30年ぶりにリメイクされた伝説のアニメ『ヤッターマン』のエンディング・テーマとしてヒットを記録。デビュー5周年を迎える2008年のロケット・スタートに成功したmihimaru GTが、早くもNEWシングルをリリースする。

 大ヒット映画『少林サッカー』の続編的位置づけとなる日本発アジアン・カンフー・エンタテイメント映画『少林少女』(主演/柴咲コウ、4月26日公開)の主題歌&ラクロスの山田幸代選手の公式応援ソングに決定したタイトル曲「ギリギリHERO」は、彼らを代表する大ヒット曲「気分上々↑↑」「ツヨクツヨク」を思い起こさせるHIP HOPサウンド全開のアップ・チューン。完璧ではないけど不器用なりに頑張る主人公の姿を描いた歌詞に、"誰かを助けたり、守ろうとするひとの原動力になって欲しい。もしかして自分もヒーローになれるかもという前向きな気持ちになって欲しい"という2人の熱いメッセージが込められている。
 新しいことにチャレンジしたいけど躊躇している人、失敗をして挫折を感じてしまっている人など多くの人に勇気を与え、迷っている人の背中を優しく押してくれるナンバーとなっている。

 そんなmihimaru GT流の応援歌ともいえる「ギリギリHERO」に、オリジナル・ヴァージョン以上の切なさを感じさせるアレンジを施した「恋する気持ち-acoustic ver.-」とLIVEで盛り上がること間違いなしのmihimaru GTらしさが120%表現されたクリアなアゲアゲ・ナンバー「BOW WOW SYSTEM GO」の対極的な2曲を併せた3曲を収録した今作は、シングルであるのが信じられないほど充実した内容となっていて、これまでずっと聴き続けてきた人はもちろん、少しでもmihimaru GTに興味を持った人にも彼らが目指すピースフル(穏やか)でイノヴェーティヴ(革命的)なPOPを体験して欲しい!そんな1枚となっている。


Text by 齋藤大樹(東越谷店


mihimaru-GT-J 通常盤『ギリギリHERO[初回盤]DVD付』 UPCH-9420 発売中
『ギリギリHERO[通常盤]』 UPCH-5530
mihimaru GTの2008年第2弾シングルは、柴咲コウ主演映画『少林少女』主題歌!彼ららしさを全面に押し出したHIP HOPサウンド全開のmihimaru GT流の応援歌となっている。初回盤のみビデオクリップなどを収録したDVD付き。
※写真は[通常盤]のジャケットです。
【2008/05/07 14:28】 | 過去ログ | page top↑
BENNIE K 『BEST OF THE BESTEST』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

弾けるようなスピード感とお得意のアッパー・チューンで、
常に高い人気を集めているBENNIE K、
ありそうで無かったヒット曲満載の初のベスト・アルバムをリリース!
BENNIE Kの個性を凝縮した贅沢な1枚に仕上がってます。


BENNIE-K-A
 コレはアツい初ベスト!BENNIE Kといえば?たくさんのイメージや答えが出てくると思うが、やはり1番多いイメージは"ポジティヴ"だろう。アップ・テンポでノリのイイ彼女たちの音楽は、聴く側をいつも元気にしてくれるが、そんなBENNIIE Kの、これまでありそうで実は無かった初のベスト・アルバムがリリースされた。

 BENNIE Kの集大成ともいえるベスト盤『BEST OF THE BESTEST』は、あの独特の世界観をギュッと凝縮した1枚に仕上がっている。そこに収められている作品は、みんなが1度は耳にしたことがあるであろうヒット・ソング達で、ノリのイイものからしっとりと歌い上げたものまで様々。
 2002年のファースト・アルバム『Cube』からの楽曲をはじめ、2004年にリリースした初のフィーチャリング・ミニ・アルバム『ザ・ベニーケー・ショウ』にも収録され、Diggy-MO'(SOUL'd OUT)をフィーチャーしたスマッシュ・ヒット・ソング「オアシス」、爽快で疾走感溢れる「サンライズ」、そして「つながる瞬間に。コカコーラ」キャンペーンCMソングにもなり、BENNIE Kという名を世間に知らしめた「Dreamland」はもちろん、最新シングルで、日本テレビ系火曜ドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』主題歌「モノクローム」までヒット曲の数々を完全に網羅。
 デビューから今までの全てを収めた、何と言っても『BEST OF THE BESTEST』!まさにBENNIE Kの魅力を良いとこ取り!どれも彼女達らしい魅力が詰め込まれ、しかも1曲目は新曲の「チャクラ」からスタートを切っていて、個性豊かに様々な表情を見せてくれる1枚だ。

 そんなBENNIE Kの魅力は日本だけに留まらない。2006年7月には、あのBLACK EYED PEASの来日ツアー「BLACK EYED PEAS JAPAN TOUR 2006」大阪公演でスペシャル・アクトを務めるなど、海外アーティストのライヴでも、BENNIE Kは堂々と会場を盛り上げたのだ。そもそもBENNIE Kの結成の地はL.A.。本格的なヴォイス・トレーニングを始めるため、中学卒業後渡米したYUKI(シンガー)と高校卒業後渡米し、HIP HOPミュージック・RAP制作を開始するCICO(ラッパー)の2人がCICOの叔母を通じてL.A.で出会い、女性シンガー&女性ラッパーという新しいスタイルでユニットを結成した。
 "BENNIE K"という名前のそもそもの由来は"弁慶"。さらに2人が敬愛する"Ben E. King"の名前にもかけて、"BENNIE K"となった。

 YUKIの強く深い歌声とCICOのラップ。いつもファンの期待を裏切らない独創的なサウンド・スタイルを放つ彼女たちは、誰から見てもかっこよくて、初めて聴く人の心も鷲づかみにしていくだろう。そして"音楽が導く世界一周の旅"という彼女たちらしい大きなスケールを持った前回のアルバム『THE WORLD』に続くこのベスト盤は、これからの春、夏、ドライヴが楽しいシーズンに欠かせない。とにかく楽しめ!

Text by 大竹裕子(宇都宮FKDインターパーク店)


BENNIEK-J『BEST OF THE BESTEST[CD+DVD]』 FLCF-4238 発売中
『BEST OF THE BESTEST[CD ONLY]』 FLCF-4239
前回のアルバム『THE WORLD』に続いてリリースされるのは、なんとBENNIE K初のベスト盤!デビューから今までの選び抜かれたベスト・ソング達大集合のおいしい1枚。新曲を忍びこませた黄金の18曲。あの曲もこの曲も欲張ってドライヴに持ってっちゃお!
PV10曲を収録したDVD付きとCDのみの2タイプで発売中。
【2008/05/07 14:19】 | 過去ログ | page top↑
SEAMO 『MOTHER』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

SEAMOが遂に始動!!
2008年最初のシングルは母に捧げる感動的な名曲。
SEAMOが放つハートフル・ナンバー「MOTHER」をご堪能あれ。


SEAMO-A 2008年の幕開けと共に自身初の日本武道館公演を開催したSEAMO。「マタアイマショウ」「ルパン・ザ・ファイヤー」「Cry Baby」などの数々の大ヒット曲に加え、BoA、hiroko(mihimaru GT)、スガ シカオなどのゲスト陣との豪華コラボレーションなど最高のHIP HOPエンターテイメント・ショーを披露し大成功を収めた。その日本武道館公演の余韻もさめやらぬ中、2008年第1弾シングル「MOTHER」をリリースする。

 この楽曲はSEAMOが昨年よりずっと温めていた楽曲で、母への想いをリリックにのせた感動的な名曲に仕上がっている。誰もが一度は経験したことがあるような母親とのエピソードや、普段恥ずかしくて言葉に出来ない母親への感謝の気持ちがストレートに詰まっており、美しくて壮大なトラックにピアノやストリングスの旋律が楽曲を盛り上げる。自身の経験を元にリリックを生み出すSEAMOだからこそ発信できるメッセージ・ソングだ。リリックに登場するような若い世代から、現在親元から離れて暮らしている人など、多くの人の心に届くであろうハートウォーミングな楽曲なのだ。実際私も学生時代は1人暮らしをしていて、まさに母親の存在の大きさを知った経験がある。歌詞の中に、"当たり前すぎわからなかった 1人で暮らし初めてわかった あなたの凄さ 大変さ それを思えば 今日も僕頑張れるさ"という歌詞があるのだが、まさにその通りと、目頭が熱くなってしまった。全国の頑張っているお母さん方に贈りたい名曲である。

 トラック2に収録の「funky teacher」は『クラス・オブ・ミュージック!』のエンディング・テーマ。この番組は、もともとアメリカで放映されたSEAMOのフェイヴァリット・アーティストである人気HIP HOPグループ、アウトキャストのアンドレ3000が音楽教師役で登場するアニメ。日本版テーマ・ソングの依頼を受けたSEAMOが彼の解釈で、"funkyな先生"をモチーフに、学校のチャイムの音を取り入れたりしながらユーモア溢れるキャッチーな楽曲に仕上げている。
 トラック3の「素直になりたい」は、「普段は姉さん的な立場の和田さんだって、本当は弱いときだってあるんだ」…そんなことを考えながら作った楽曲とのこと。和田アキ子の40周年記念アルバムに提供した楽曲のヴァージョン違いを収録。

 今作はDVD付初回生産限定盤、そして通常盤に加えて、プレゼントに最適なギフトパッケージ仕様の限定盤も発売される。普段言えない母への感謝の気持ちを、このCDにのせて伝えてみてはいかがだろうか。

Text by 江間宣行(大仁店


SEAMO-J『MOTHER[ギフトパッケージ盤]』
BVCR-19124 5/7発売
『MOTHER[初回生産限定盤]DVD付』
BVCR-19119〜20
『MOTHER[通常盤]』 BVCR-19118
SEAMOが2008年最初のシングル「MOTHER」をリリース!この曲はSEAMOがずっと温めていた、自身の母への想いをリリックにのせた感動的なナンバー。初回生産限定盤には、日本武道館のオフショットなどを収録したDVD付き仕様。ギフトパッケージ仕様も同時発売!
※写真は左が[ギフトパッケージ盤]、中央が[初回生産限定盤]、右が[通常盤]がのジャケットです。
【2008/05/07 13:12】 | 過去ログ | page top↑
MISIA 『Yes Forever』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

世界でいちばん好き、心から君が好き…。
3ヶ月連続リリース第1弾!
デビュー10周年を迎えたMISIAが歌いあげる、
「Yes Forever」に込められたメッセージとは?


MISIA-A やっと花粉症の季節が終わった!なんて、ちょっと前に思ってたら、またクシャミがとまらない今日この頃です(笑)。いつの間にか再び花粉症の時期になっちゃってました…。って感じでホントに月日が経つのって早いものですよね〜。あのMISIAだってデビューしてもう10年も経つんですよ!MISIAがデビューした1998年頃の自分を思い返すと、まだまだ子供だったなぁなんて思います。今でもまだまだ子供ですが…。
 そんな10年という月日を経て、MISIAがアーティストとして確実に成長をしているのは当たり前ですが、良い意味での"変わらなさ"を残しつつ、デビュー以来の強力な武器である歌唱力や表現力にはさらに磨きがかかってます。

 さて、いつもMISIAの歌声を楽しみにしている皆様に朗報です!4月30日発売のNew Single「Yes Forever」を皮切りに、3ヶ月連続で作品がリリースされることになりました。今回はその第1弾「Yes Forever」をご紹介させていただきます。

 「Yes Forever」を一言で表すと「深みのある甘さ」です。すごく良いです。歌詞自体も甘く心地良いのですが、MISIAの表情豊かな歌声がそれをさらに強調しています。「世界でいちばん好き」…サビの一部ですが、歌詞だけみると一見そのままの意味しかないように見えます。が、実際に聴いてみると、さまざまなメッセージを感じ取ることができます。
 僕が最初に感じたものは"愛"なんですけども、その奥底に"切なさ"があるようにも思えました。月並みな表現になっちゃうんですが、会いたいけど会えない、好きだと伝えたいけど伝えることができない、その想いを自分ではどうすることもできない、そんな感情が伝わってきます。"あなたのことが好き"という切なくも甘い感情がヒシヒシと伝わってくるんです。人それぞれ感じ方は違うのでしょうが、僕が感じたことはこういったことでした。で、これを僕なりに表現すると「深みのある甘さ」という一言になるわけです。MISIAの歌声にはいつもエモーション&メッセージが溢れています。それこそMISIAが多くの人に長く愛され、デビュー10周年をこんなにも素晴らしい状態で迎えられた理由だと思うのです。

 このシングルには「Yes Forever」のPiano versionも収録されているのですが、これもまた素晴らしい!「深みのある甘さ」であることには違いはないのですが、曲の持つ表情が大きく変化しています。オリジナルver.が昼間だとしたらPiano versionは夜、といった感じでしょうか。個人的には先ほど述べた"切なさ"が前面にきている印象を受けました。同じ曲でもアレンジによって聴こえ方が違ってくる…歌ってこういうところが面白いなと思います。

 最近の僕は、こういった"愛"を歌った曲ばかり聴いている気がします。愛に飢えてるんですかね(笑)。"愛"を歌った曲を聴いていると、自然と心が晴れていく感じがするんですよね。気分が良くなるというか、ポジティヴになれるというか。中でもMISIAの曲は、誰が聴いても気持ちが前向きになれると思いますので、ぜひこの機会にあなたもMISIAのメッセージ、感じてください!

Text by 井出祐策


MISIA-J『Yes Forever[初回生産限定盤]』BVCS-29068 発売中
『Yes Forever[通常盤]』 BVCS-29067
MISIAから3ヶ月連続リリースの第1弾!松嶋菜々子出演のコーセー「雪肌精」CMソングであるこの曲、聴けば聴くほど甘みが滲み出ます。c/wには「Yes Forever」のPiano version、「太陽の地図」「以心伝心」のリミックスver.など4曲(計5曲)を収録。
初回生産限定盤はスペシャルポスター封入、紙ジャケット豪華仕様。
【2008/05/07 12:29】 | 過去ログ | page top↑
ゆず 『WONDERFUL WORLD』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

様々なプロデューサーとゆずによって引き起こされる
WONDERFULな化学反応。
デビュー10周年という節目を迎え、
彼らが指し示す新たなWORLDがこの1枚に凝縮。
捨て曲一切ナシの最高傑作がここに誕生!


ゆず-A 先行シングル「ストーリー」を初めて聴いた時、今までとは明らかに違う感触が耳に残った。違和感ではない、とても心地良い感触。それはこの曲だけが特別なわけではなく、彼らが更なるステップへと歩み出した事を示していたのだと僕は気づかされた。この作品は、いわば彼らの方向性を記す道標として捉えても良いのかもしれない。

 ゆずとしては長いスパンが開いたと言える2年3ヶ月ぶりの新作『WONDERFUL WORLD』。今作において特筆すべきなのは、何と言っても音の色彩の豊かさだ。プロデューサーにはお馴染みの寺岡呼人のほか、大御所の亀田誠治や新進気鋭の蔦谷好位置、さらにあの宮崎 駿作品の音楽プロデューサー、久石 譲を迎えた今作は、単純に今までにない色が混ざり合うだけでなく、ゆず風味をしっかり残した上で新しい味付けがなされている。
 曲順編成の妙も冴え渡り、例えばイントロ「WONDERFUL WORLD」から始まることによって「ストーリー」への導入がスムーズになったり、或いは新たな名曲として愛されるであろう珠玉のバラード「うまく言えない」で高揚した気持ちを抑えるかのように、落ち着いたアコギの音色が染み渡り裏街道的岩沢ワールドが深い味わいを引き立てる「黄昏散歩」が続いたり、引いては押し寄せる波のように強弱の綱引きが何とも絶妙なのである。

 アルバム・タイトルから何やら壮大なスケールを感じさせておきながら、「モンテ」のようにとある街の小さな理髪店の歌などもあり、変に背伸びすることなく綴られる世界観は相変わらず。ちなみにこの曲、心地良いアコースティック・サウンドとハモリに乗せて「モンテ・モンテ・モンテカット〜♪」と何とも気の抜けたリリックが流れるサビのパートが彼ららしいと感じるのは僕だけだろうか。ふざけているのか一生懸命なのか掴み所のない感じがくせになる不思議な曲だ。
 そんな遊び心も交えつつ、オーケストラ70名を従えて今までにないスケールで奏でられる「ワンダフルワールド」によってこの作品は幕を下ろすのだが、この曲を最後に聴くことにより、それまでの一見まとまりのない楽曲たちが「WONDERFUL WORLD」というテーマの下に意味を成していたことに気付かされる。それを踏まえた上で一度通して聴いた後にリピートしてみると、どの曲もそれまでとは全く印象が違って聴こえてくるはずだ。

 この10年間で彼らが培ってきた様々な音楽性と、彼らの原点ともいえるアコースティック・サウンドが見事に融合。彼らのNEXT WORLDへと導く最高傑作の誕生だ。

Text by 森 祐一郎(市原白金通り店)


ゆず-J初回『WONDERFUL WORLD[初回限定盤]DVD付』 SNCC-86917 発売中
「春風」「明日天気になぁれ」「ストーリー」のシングル曲は全て収録!その他初期のフォーク曲を彷彿とさせる「つぶやき」や新たな進化を感じさせる「眼差し」など、名曲揃いの全15曲。初回限定盤はMusic Videoとドキュメンタリー映像を収録したDVD付き!

ゆず-J-通常『WONDERFUL WORLD[通常盤]』 SNCC-86918 発売中
※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。
【2008/05/07 12:23】 | 過去ログ | page top↑
B'z 『BURN -フメツノフェイス-』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

B'z、2008年第1弾シングルは、
1度聴いたら忘れられないエッセンスが
凝縮された情熱的でアッパーなロック・ナンバー。
エキサイティングなギターとヴィヴィッドなヴォーカルが織り成す、
艶やかな世界を体感せよ!!


B'z-A_2


 唯一無二の存在を表わす時、"ナンバーワン"や"オンリーワン"という言葉を用いることが多いが、そこに更に強さを持たせたい場合は"不滅"という表現が相応しいのではないだろうか。それを確信させてくれたのがB'zのニュー・シングル「BURN -フメツノフェイス-」だ。デビュー20周年を迎え、自分達の音楽を追求し続ける彼らの存在は既に唯一無二であることは確かだか、"不滅の存在でありたい"という願いをしなやかに歌い上げるヴォーカル、そして聴き手の心にザクザクと音を刻み付けていくギターが詰まったこの曲を通して、B'zが目指しているものはもっと高くて深い所にあるのだと思い知らされた。
 今作はKOSE「エスプリーク プレシャス」CMソングとしてオンエア中であり、豪快なギターリフに導かれて徐々に高揚していくサウンド展開と1度聴いたら忘れられないサビのメロディは、今までのB'zの楽曲の中でも一際艶やかさを放っている。タイトル通り、今にも爆発しそうな情熱を持ったナンバーだ。

 1st beatを陽とするなら、2nd beat「yokohama」は陰。妖艶な雰囲気を持ったこの曲は、重厚感たっぷりのギターと切ないヴォーカルが生み出す独特のうねりが聴き所の1曲。歌詞を通して浮かび上がる夜の港の風景と、主人公の心の中で渦巻く葛藤がしっかり伝わってくる。B'zにとって具体的な地名をタイトルに掲げた曲は久々なだけに、そこにも注目して欲しい。

 3rd beat「希望の歌」は躍動感に溢れ、聴き手を奮い立たせてくれるナンバー。苦悩を希望に変えるためにもがく様をストレートに綴った歌詞と、スピードに任せて迫りくるギターが強大なパワーとなって押し寄せてくる。

 B'zにとって2008年第1弾シングルとなる今作は、タイプの異なる3曲が収められ、それぞれの彩りがしっかりしている部分が魅力。20周年のB'zサウンドが十分楽しめる1枚となった。

Text by 森 恵美(music freak magazine)


B'z-J_2『BURN -フメツノフェイス-』 BMCV-4008 発売中
現在、KOSE「エスプリーク プレシャス」CMソングとしてオンエア中の「BURN -フメツノフェイス-」が、遂にニュー・シングルとしてリリース。軽快でキャッチ−なギターリフと凛とした強さが前に出たヴォ−カルが耳を突くこの曲は、ライヴでも盛り上がること間違いなし!!
【2008/05/07 12:14】 | 過去ログ | page top↑
第97回 小宮山 功
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>




ロゴ-小4
リレー連載第97回 小宮山 功」
TSUTAYAすみや新静岡センター店 店長)


 4月、この会社から多くの友が出発って行った。中には古くからの、本当に大事な友もいた。ある者は「卒業だ」と言い、ある者は「すまん」とだけ…。

「生まれた街を遠く離れ、今日もねじれた世界をゆく。
 ひかりに焦がれてきたのなら、何ひとつ悔いることはない」(出発の歌)

 誤解を覚悟で言うのなら、僕らは「音楽の力」を信じて今までやってきた。そう、僕らは負けたのではない。誰に恥じることもない。ともに歩いてきた道をどうか悔いることなく、新たな道に進んで行って欲しい。
「いつか旅に終わりが来て、君に別離れを告げる日まで
 何度でも道をすり減らす。それができること すべてなら」
金品ではなく、もちろん同情でもなく、友として僕は彼に何ができただろうか?
 「さらば」という言葉がある。別れたくはないが、左あらば(左様なことならば=さようなら)やむなし。いかにも別れを惜しむ、日本語ならではの美しい言葉だと思う。
 山口 洋は決して「俺について来い」とも「俺が救ってやる」とも言わない。けれど彼はきっと、「音楽の力」を信じているはずだ。少なくとも僕は彼の音楽に力をもらっている。だから僕は信じる。彼がそれを信じているだろうことを。出発つ友がこれからも信じ続けてくれることを。『Land of music』はそれぞれの胸のうちにある。
 さらば、友よ。

「道をはずれたこの生き方さえも、どうやら時代遅れになったとしても
 魂は荒野をめざす。 この魂は荒野をめざし、背筋をのばして咲く花になる」(荒野の風)

*なお次回は、尾坂祐二氏(すみや本社営業グループ 営業推進/CRMチーム チームリーダー)が登場します。お楽しみに。


HEATWAVE
『Land of music』
HEATWAVE-J.jpgCD
XBCD-1018
発売中
突っ走るのだけがロックではない。大人のロック=HEATWAVE中級編。男が惚れる男達の歌。本当は教えたくないけどでも、知って欲しい。素晴らしいBANDです。(入門、初級編には『LONG LONG WAY -1990-2001-』(UPCH-1075〜6)がおすすめです)。
【2008/05/04 15:43】 | ウチヘオイデヨ!! | page top↑
ホワイトスネイク 『グッド・トゥ・ビー・バッド』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

「LIVE IN THE STILL OF THE NIGHT」
2つの才能が出会う処、白蛇の封印遂に解き放たれる!!
英国が誇るロック・レジェンドが最強メンバーで復活!!


ホワイトスネイク-A


 前作『レストレス・ハート』から早10年。
 遂に、全世界待望のホワイトスネイクのニュー・アルバムがリリースされた!
前作は当初ソロ・アルバムのつもりで制作を始めたものの、レコード会社の思惑や、当時の音楽的パートナーのエイドリアン・ヴァンデンバーグとの友情のためにホワイトスネイク名義にせざるを得なかったことなどから、実際にリリースされたアルバムの内容は決して駄作ではなかったものの、ホワイトスネイク(以下、白蛇)のアルバムと言うには、あまりにもチグハグな印象を受ける存在感の薄いアルバムになってしまった。
結局このアルバムの制作における苦い経験により、デイヴィッド・カヴァーデイル(以下、DC)が現在のレコード会社のありようやミュージック・シーンに失望し、白蛇の封印を決心することになってしまったのは周知の事実である。

 その後はソロ・アルバムのリリースなどはあったが、その度に聞かれる白蛇の復活についての質問にも完全に否定していただけに、2003年に再結成とツアー開催が発表された時は、ホントに驚かされた。その上、その後に行われた来日公演で見せたパフォーマンスは単なるヒット曲連発の懐メロ・バンドのそれではなく、確かに現在を生きるバンドの姿を見せる素晴らしいもので、確かに復活したのだと実感し、心の底から喜ぶことができた。
 そしてそのバンド再始動への最大の功労者こそが、今回のアルバムでも作曲パートナーとして名を連ねる、ダグ・アルドリッチである。彼の白蛇に対する思いや音楽に対する真摯な態度と才能が、過去それこそリッチー・ブラックモア(ディープ・パープル、レインボー)やジョン・サイクスなど才能溢れるギタリストと仕事をしてきたDCのインスピレーションや、やる気に再び火をつけたのだった。

 ロックの流れを振り返ってみれば、才能溢れるヴォーカリストとギタリストの出会いによって、いくつもの名作が産み落とされてきたのは歴史の証明するところであり、今回もその例に漏れないことは、想像に難くない。何故なら、今回のアルバムはそれだけ素晴らしいのである!!
 音楽的には、名作『白蛇の紋章』を更に成熟させた印象でブリティッシュ・ハード・ロックの完成形ともいえる様で、90年代のDCのように叫び過ぎることもなく、歌を聴かせることに集中していて、まさにファンが期待するDCの姿がそこにある。
 『白蛇の紋章』が一口で満足できるわかり易い高級料理だとしたら、今作は何度聴いても新たな発見のある深さを持ち、それでいて、間違いなく良いものだと一瞬で虜になってしまう、スルメ的味わいのある仕上がりになっていて、2人の良質なケミストリーを確認できる。
 このアルバムによって再びバンドの音楽的黄金期の訪れが目前なのは疑いのないところだし、経験豊かなDCがくだらないミュージック・ビジネスに今後翻弄されることもないだろう。
 ロック高齢化の世の中、DCももういい歳である。あと何年楽しませてくれるかは分からないが、歌えなくなるまでDCは歌いつづけるだろう、そんな決意も伝わってくる今回のアルバムだ。

Text by 三津山貴之(玉川高島屋S・C店


ホワイトスネイク-J『グッド・トゥ・ビー・バッド』 WPCR-12846 発売中
前作より約10年!再結成後2度の来日を経て遂にニュー・アルバムが登場。『白蛇の紋章』を意識して作られたであろう楽曲の数々は、目前にせまった黄金期の再来を予感させる。日本盤のみボーナス・トラック2曲収録。初回盤はジャケット・ステッカー、オリジナルTシャツが当たる応募抽選券封入。
【2008/05/04 15:02】 | 過去ログ | page top↑
MONKEY MAJIK 『Together/あかり/Fall Back』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

2008年、MONKEY MAJIK始動!有線チャートでの快挙、
アルバム『空はまるで』の大成功を経て、大きく成長を遂げた彼らの、
自信と余裕がうかがえる豪華仕様シングルが登場!


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 メジャー・デビューして間もなく『西遊記』という巨大なプロジェクトの主題歌を任され、番組との相乗効果によってこれまで幅広い世代に支持されてきた彼らだが(もちろん、彼らの実力あってこその結果だが)、大ヒット番組の冠なき後、彼らの素晴らしい音楽は今後どのような形で世間に広まっていくのだろうか?という心配があった。
 実際にこれまでも大型タイアップによって巨大なセールスを記録しながら、その後は鳴かず飛ばずという状況に陥るアーティストも決して少なくはない。しかし、そんな心配は彼らにとっては無用だった。
 昨年発表されたアルバム『空はまるで』のタイトル・トラック「空はまるで」が、シングル・カットされていない状態でありながら、有線チャートをジワジワと昇りつめて、ついには1位を獲得するという史上初の快挙を成し遂げたのである。
 さらに2007年の音楽配信チャートでも堂々の5位を獲得。「ヒットの方程式」とも言うべきタイヤのCMソングであったことを差し引いても、完全に自分たちの力だけで勝ち取ったこの快挙は彼らにとって非常に価値のある出来事であったことは間違いない。
 アルバムの大成功によって、自信と余裕をもって満を持して制作された待望の最新シングルは、5トラック中3曲がタイアップ曲という出し惜しみなしの贅沢な内容となっている。
 リード曲「Together」は「もしこの背中に翼があったら…」というラヴ・ソングとしてはベタだが覚えやすく誰もが共感を持てる歌詞と、シンプルでキャッチーなメロディを持った典型的なMONKEY MAJIKソング。そして、ゆったりとしたメロディが耳に心地よい壮大なバラード「あかり」、爽快なMONKEY MAJIK流ポップ・ロック「Fall Back」、ソウルやクラブ・ミュージックの要素を盛り込んだ「One more chance」、さらに5曲目にはDJ Mitsu the Beatsによる「Together -Night Falls mix-」も収録。
 5曲それぞれが違った輝きを放ちながらも、決してバラバラではなく、不思議とうまく調和している。新しいようで懐かしい、シンプルでありながら奥深い。彼らのサウンドは変わらないまま進化し続ける。

Text by 矢部信之(市原白金通り店


MONKEY-MAJIK-J.jpg『Together/あかり/Fall Back』 AVCD-31398 発売中
躍進を続けるMONKEY MAJIKの待望の最新作がトリプル・タイアップつきの豪華トリプルA面仕様で登場!自然的かつ都会的、洗練されたタイプの異なる全4曲5versionを収録。さらに磨きのかかったハイ・クオリティなモマジワールドを存分に堪能できる贅沢な1枚。
【2008/05/04 14:57】 | 過去ログ | page top↑
CLIFF EDGE 『to You』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

真摯なメッセージをリリックにのせて、
メジャー・デビュー・アルバム『to You』をリリース。
2MC+1DJ HIP HOPユニット、CLIFF EDGE(クリフエッジ)!


CLIEE-EDGE-A.jpg メジャー・デビュー前にして、自身の作品と関連作の総累計出荷が10万枚を突破するという快挙を成し遂げた今話題の超実力派HIP HOPユニット、CLIFF EDGE。
 2006年にはミニ・アルバムに収録の「BIRTH 〜You're the only one Pt.2 feat.MAY'S」が有線を中心に大きな反響を呼び、じわじわと人気を拡大。JUNとSHINの重低音ラップに美しいピアノの旋律が絶妙に絡み合うスタイルはCLIFF EDGEの十八番として確立されることになる。

 ところが、だ。1stアルバム『to You』全体を聴いた時に、この美しく共鳴する1曲だけをアルバムの核として捉えることは愚考だと気づいた。
 前述の「BIRTH 〜You're the only one Pt.2 feat.MAY'S」はもともと「You're the only one」と題したインディーズ盤からの人気曲の続編であり、今アルバムにはその「You're the only one」のリメイクで、今のCLIFF EDGEの想いがつまった「LIV〜大切なあなたへ〜」や別名義でリリースされたさらなる続編「DAYS〜You're the only one Pt.3 feat. MAY'S」も収録されているのだが、この三部作はアルバムにおけるいわば布石にすぎない。
 キャッチーなメロディが気分を昂揚させる「PaPa☆O」、マイクを回し合いクラップを弾いて客席を煽るライヴ仕様の「To-Riaez」などは現在シーンで活躍するHIP HOPアーティストにも劣らない掴みの強い楽曲だし、THE HELLO WORKSを思わせるビターな音使いの「Rap Game」では優等生的な立ち位置から逸脱してヘヴィなサウンドに酔いしれる。アルバム終盤になるとリリックは次第に、to You(あなたへ)から、社会へ、そして地球へと向けられる。
 太古の森をさまうような幻想的な音にラップをのせた「Can you hear it?」や、サイレンの音を使って社会の緊迫感を表現した「What's the difference?」といった実験的なナンバーへと移っていく。

 CLIFF EDGEは決してリリックだけに特化したグループではない。その響きの1粒1粒にまでこだわりをもったサウンド・メイキングには、音の職人としての妙技を感じることができるはずだ。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)


CLLIF-EDGE-J.jpg『to You』 KICS-1361 5/14発売
2MC+1DJ の崖っぷちHIP HOPユニット、初のフル・アルバム!2006年発売のミニ・アルバム『BIRTH』収録の人気曲「BIRTH 〜You're the only one Pt.2 feat.MAY'S」の他、メッセージ性溢れる多種多様な楽曲が収録されたメジャー・デビュー作品にして、集大成となるフル・アルバムが完成。ブレイク間違いナシの話題作。
【2008/05/04 14:50】 | 過去ログ | page top↑
尾崎 豊 『WEDNESDAY〜LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

2008年4月25日、17回忌を迎えた尾崎 豊。
ファンからのリクエストによるベスト・アルバムを2枚同時リリース。
まさにファンが待ち望んだベスト・オブ・ベストなアルバムだ。


尾崎-豊-A 尾崎 豊は1982年にCBSソニー・オーディションにて「ダンスホール」「もうお前しか見えない」を歌い合格した。翌1983年12月にアルバム『十七歳の地図』、シングル『15の夜』で遂にデビュー。
 デビュー当初はセールス的には成功とは言えなかった。しかしその後徐々に人気が出て「卒業」の記録的な大ヒットにより、その地位を確立した。当時彼は理想を追い求め、学校や社会の不条理なルール、枠組みに正面から立ち向かい、彼の歌詞、楽曲、歌声は多感な若者たちの心を掴み、そのカリスマ的存在となっていた。
 しかし1992年4月25日、突然の訃報が世間を騒がせた。26歳という若さで突然この世を去ってしまったのだ。あれから何年もの時が経ち、17回忌を迎えた本年、ファンのリクエストによるベスト・アルバムが2枚同時リリースされた。

 ロックン・ロール編として『SATURDAY〜ROCK'N' ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI』、ラヴ・ソング編として『WEDNESDAY〜LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI』の2タイプでのリリースとなった。
 ロックン・ロール編には彼自身が中学の頃に家出した経験から作られたデビュー・シングル「15の夜」、人生のターニング・ポイントになった「卒業」、プロデューサーの須藤 晃が「遺作となったアルバムに収録されている、最も遺作としてのアルバムの象徴的な作品」と語っている「闇の告白」、そしてボーナス・トラックとしてCD初収録となる最初の音源「15の夜 THE FIRST LIVE AT SHINJYUKU RUIDO ON MARCH 15TH 1984」など、全13曲を収録。
 ラヴ・ソング編には尾崎 豊の代表的ラヴ・ソングといっても過言ではない「I LOVE YOU」(この曲は多くのアーティストにもカヴァーされ、カヴァー曲を含めた総売上は全世界で1,000万枚に達するそうだ)や、ドラマの主題歌に使用され、尾崎 豊をこの曲で知った人も多いであろう「OH MY LITTLE GIRL」(この曲は彼の作品の中で1番売れたシングル作品だ)、もちろん本作にもCD初収録となる最後の音源「シェリー THE LAST LIVE AT YOYOGI OLYMPICPOOL ON OCTORBER 30TH 1991」がボーナス・トラックとして用意されている。こちらも全13曲収録だ。

 彼がこの世を去ってから16年が経った今も尾崎 豊の歌はどこかで流れている。これは世代、時代を超えて愛されているアーティストにしか許されないことだと思う。何年、何十年先も彼の音楽が途絶えることはないだろう。それは、尾崎 豊はいつの時代も人々に愛され続けているからに他ならない。

Text by 江間宣行(大仁店


尾崎-豊-J-WEDNESDAY『WEDNESDAY〜LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI』 SRCL-6761 発売中
2008年4月25日に17回忌を迎えた尾崎 豊。ファンのリクエストで選ばれた名曲をロックン・ロール編とラヴ・ソング編の2タイトルにまとめて同時リリース。こちらは「I LOVE YOU」「僕が僕であるために」などを収録したラヴ・ソング編。ボーナス・トラックには「シェリー」のライヴ音源を収録。

尾崎-豊-J-SATURDAY『SATURDAY〜ROCK'N' ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI』 SRCL-6762 発売中
17回忌を迎え、彼の偉大な足跡をファンのリクエストによりロックン・ロール編とラヴ・ソング編の2タイトルにまとめて同時リリース。こちらは「15の夜」「十七歳の地図」「卒業」を含む全13曲収録のロックン・ロール編。ボーナス・トラックには「15の夜」のライヴ音源を収録。
【2008/05/04 14:29】 | 過去ログ | page top↑
絢香 『おかえり』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

葛藤と自問自答の日々に、ポッと灯りをともす言葉「おかえり」。
大切な人のささやかな一言が、冷えた心をあたため、
明日への糧となる。
絢香が歌う、当たり前のことがそばにある幸せ。


絢香-A


 先日、武道館で行われた「POWER OF MUSIC」を観た。"世界中の子どもたちの笑顔のために"をキーワードに、「音楽の持つパワーで、世界を変えよう」という主旨のもと開催された絢香主催のイヴェントだ。
 彼女自身が直接オファーしたという大橋卓弥(from スキマスイッチ)、 GAKU-MC、コブクロ、塩谷 哲、平原綾香、広沢タダシ、若旦那(from 湘南乃風)という7組のアーティストとの共演、そのスペシャル感もさることながら、もっとも印象に残ったのはステージを駆け回り、自分自身も楽しみ、観客を楽しませようと奮闘する絢香の姿だった。
 自らが主役でありながら、時には共演者を引き立てる側にもまわる。仲間であり同志であり、ライバルでもある彼らの歌に笑顔で賞賛をおくる。ミュージシャン同士、ひいては人間同士のコミュニケーションを大切にしながら、ひとつのイヴェントを作り上げる。彼女はその先頭に立って"人と人とがひとつになること"、その姿勢を示していた。
 1人1人がもつ、ささやかな願いがひとつになり、やがて世界を動かすことになる。そう信じてやまない彼女のひたむきな気持ちが、イヴェントという形で実を結び、最初の一歩を踏み出した。そんな記念すべき日だったと思う。

 かくして最近の絢香は、より人としての根源的なテーマを歌う。シンプルすぎるほどシンプルなタイトルは言わずもがな、人が生きていく上で必要な、かつては当たり前だった、だが、どんどん当たり前でなくなってきたテーマも然り。前シングル『手をつなごう/愛を歌おう』に続き、今回の新曲「おかえり」も同様だ。"ありがとう"や"ごめんなさい"が、相手の顔を見なくても済ませてしまえるようになった現代でも、「おかえり」は顔を見なければ言えない、親密な響きをもつ言葉である。

 アコースティック・ギター、バグパイプ、ストリングスが効果的に配された丹念なアンサンブルの中で、素肌の感触をもった歌と澄み切ったコーラスが、そっと心に忍び込んでくる。
 強いフリをしてしまう自分に対する憔悴、人に対してはからずも抱いてしまう疑念といった実直な心情吐露も交えた真っ直ぐなメッセージ。「おかえり」というただ一言がもたらすぬくもり。頭で考えたのではなく、心から零れ落ちた言葉、その敷居はとても低い。
 帰る場所があること、「おかえり」と言ってもらえる人がいること。その小さな幸せを今、意識してでも感じて欲しい。そんな絢香のささやかな思いが伝わってくる曲だ。聴きながら、前述の武道館公演、そのアンコールにアカペラで歌われた童謡「夕焼け小焼け」がふと蘇る。お手々つないでみな帰ろう。その先に待っているものが「おかえり」であったなら。
 彼女が歌いたい、伝えたい思いは、壮大なその場限りのそれでなく、こんな小さな、しかし普遍的なことなのかもしれない。

 カップリングでは一転、パワフルな歌声と切迫した陰の声が交錯する、そのものズバリのロック・チューン「迷路」に続き、3曲目には昨年末開催された自身初の武道館公演から「手をつなごう」を収録。"伝えること"の難しさを知った絢香の"伝えようとする歌"から放たれる生の息吹を堪能できるライヴ録音だ。

Text by 篠原美江


P09絢香-J『おかえり』 WPCL-10473 5/14発売
フジテレビ系ドラマ『絶対彼氏』の主題歌として、絶賛オンエア中のニュー・シングル。絢香自身が台本を読み、書き下ろした曲のテーマは「帰る場所」。ハートフルな歌声がドラマを盛り上げる。初回限定盤は特典フォトカード封入、ツアーチケット先行抽選予約チラシ。
【2008/05/04 14:21】 | 過去ログ | page top↑
Superfly 『Hi-Five』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

音楽が大好きでしょうがない!
自身のルーツを大切にした数々の楽曲で、
Superflyとしての確固たるサウンドを築きあげた5枚のシングル。
そして今、遂にSuperflyの全てが詰まった1stアルバムが堂々完成!


P39Superfly-A差し替え Superflyの1stアルバムの中に「1969」という曲がある。
 この数字は他でもない1969年という時代を指し、Superflyが敬愛する60〜70'sオールド・カルチャーへの熱い想いが、ほんの少しの妬心も交えて表現されている。"ベルボトムや ボサボサ ロングヘアー"と歌われる歌詞は、ないものねだりの憧憬がまるで淡い恋心のよう。本当にSuperflyは"あの時代"が大好きだ。
 昨年のちょうど今頃、全国FM局でパワー・プレイを獲得した「ハロー・ハロー」で、ソウルやフォークの要素を感じさせる和洋折衷のサウンドをSuperfly節として認知させて以来、その音楽的座標軸に一切の迷いはない。
 2007年を通じて世に届けられたシングルにはどれもブルース・ロックの懐かしさが等しく根底に流れている。なかでもジャニス・ジョップリンを思わせる喉を焼き尽くすようなヴォーカルがパワフルな「マニフェスト」は、自身の音楽的ルーツを単なる懐古主義や1人よがりのリスペクトに終わらせず、60年代後半ロックという素材に現代風の味付けをして見事に古き良き空気感をこの時代に蘇らせた。ゆえにSuperflyの背景にブラックな要素が渦巻いていることを知らなくとも、ポピュラーな作品として親しみをもって聴くことができる。
 特に4thシングル以降はプロデューサーに蔦谷好位置を起用したことで音の幅を広げることに成功。今回のアルバムにも、サザンオールスターズのように夏の澄んだ青空を連想させる穏やかなサマー・チューン「Oh My Precious Time」や、カントリーっぽいメロディにパーカッションを加え、かの土地へと最後の夢を賭す「バンクーバー」など、個性的な楽曲が多い。まるでチャック・ベリーのようなギター・ソロに始まる「嘘とロマンス」はエレキ・ギターを最先端のサウンドとして若者が飛びついた頃のロックンロール・パーティを彷彿とさせるほか、ピアノのみの伴奏で越智志帆の歌声を極限まで引き立てる自作曲「Last Love Song」、ゴスペルの凄みを感じる「I Remember」などは、どこかシャンソンのような哀愁までも漂わせる。時代も国籍も飛び越えるこの感性。これを積み重ねられた歴史の上に立つ80's生まれミュージシャンの幸せと言わず何であろう。
 冒頭の「1969」の歌詞を借りるなら、あの時代に"巻き戻しなんてできないけど"…。先人達の足跡を辿りながら、新しい音楽としてアウトプットしていく。

 『Superfly』というアルバムからは、過去への敬意と感謝に溢れている一方、未来へと繋がる強い意志を感じた。21世紀にだって後生に伝えるべき、こんなに素晴らしい音楽があるんだ。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)



Superfly-J『Hi-Five』 WPCL-10470 発売中
1stアルバムに先だってリリースされた今作は「マニフェスト」級ロック・チューン!5枚目のシングルも越智志帆のパワフルなヴォーカルが爆発。出だしのスタジオ一発録りっぽい雰囲気にも"らしさ"が光る。お馴染みの洋楽カヴァーはライヴver.で3曲収録。初回盤のみデジパック仕様。


『Superfly』 
[初回盤]DVD付 WPZL-30084〜5/[通常盤] WPCL-10477 発売中
デビュー作「ハロー・ハロー」から、JETとのコラボでも話題のCMソングとなった「i spy i spy」、初のドラマ主題歌となったバラード「愛をこめて花束を」、そしてライヴでの人気曲「愛と感謝」などを収録した待望の1stアルバム。初回盤のみシングル5曲のPVを収録したDVD付き、デジパック仕様。
【2008/05/04 12:53】 | 過去ログ | page top↑
マドンナ 『ハード・キャンディー』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

ロックの殿堂入りを果たした世界最強のポップ・アイコン、マドンナ。
彼女の2年半ぶりとなるニュー・アルバム
『ハード・キャンディー』には、ヒップ・ホップ・シーンをリードする
豪華プロデューサー&ゲスト陣が集結!


マドンナ-A

 今年3月、レナード・コーエンやベンチャーズ、デイヴ・クラーク・ファイヴらとともに"ロックの殿堂"入りを果たしたマドンナ。ニューヨークで開かれたセレモニーでは「私のことを下手な一発屋だと言っていた人たちにも感謝を捧げるわ」といった彼女らしいスピーチも飛び出し、会場を大いに沸かせた。
 "ロックの殿堂"入りは、デビューから25年以上のキャリアを持ち、音楽界に大きな貢献をしたアーティストであることが条件。つまりマドンナは、資格を得た最初の年で今回の殿堂入りを果たしたことになる。1982年の衝撃的なデビューから25年。四半世紀にわたり、"クィーン・オブ・ポップ"として時代をリードし続ける彼女に、また新たな称号が加わったのだ。

 名実共にその地位を揺るぎないものとしているマドンナが『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』以来、約2年半ぶりとなるニュー・アルバムをリリースする。オリジナル作品としては12枚目となる今作のタイトルは『ハード・キャンディー』。"わたしがあなたを痛めつけてあげるわ。でもあなたはそれを気持ちいいと感じるはず"という、いわば"アメとムチ"的な解釈ができる意味深いタイトルだ。
 前『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』は、ポリティカルな異色作『アメリカン・ライフ』を間に挟んだ100%ダンス・ミュージック・アルバムということもあり、"本来のマドンナが帰ってきた!"と感じさせてくれる傑作だったが、この『ハード・キャンディー』もまた、"これぞマドンナ!"と言わしめる内容に仕上がっている。
 今作では、ネプチューンズ、ティンバランド、ネイト"デンジャ"ヒルズら、現在のヒップ・ホップ・シーンをリードするプロデューサー陣を大胆に起用。ここまでヒップ・ホップ色の強い顔ぶれを揃えるのは、彼女にとって初めての試みではないだろうか。
 ジャスティン・ティンバーレイクをフィーチャーした1stシングル「フォー・ミニッツ」や、カニエ・ウェストと見事な掛け合いを聴かせる「ビート・ゴーズ・オン」といったアルバムのハイライト的な楽曲はもちろん、派手なシンセを取り入れたゴージャズなナンバーから、骨太なベースを強調したファンキー・チューンまで、サウンドの素地にヒップ・ホップを感じさせるキャッチーな楽曲が並んでおり、最新型マドンナここにありと断言できる1枚だ。
 ちなみに今作は、なにかと日本と繋がりが深かったりもする。1stシングル「フォー・ミニッツ」のPVには、日本人ダンス・ユニット"はむつんサーブ"が大抜擢を受け、哀愁漂うメロディアスなナンバー「マイルズ・アウェイ」は、フジテレビ系月9ドラマ『CHANGE』の主題歌に起用されるなど、私たち日本人にとって、ちょっぴり特別なアルバムといえるのだ。

 多彩なプロデューサー&コラボレーターを迎え、次から次へと良質なビートが溢れ出すこの『ハード・キャンディー』。デビューから25年、今年で50歳を迎えるマドンナは、いつだって"攻めの姿勢"で私たちに最高のエンターテインメントを届けてくれる。常に挑戦者であり続ける彼女の飽くなき情熱に、今後も目が離せない。

Text by 池 佐和子

マドンナ-J『ハード・キャンディー』 WPCR-12880 4/30発売
『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』以来、約2年半ぶりとなるオリジナル・アルバム。ジャスティン・ティンバーレイクら、豪華ゲスト陣が集結したヒップ・ホップ・テイストな1枚。フジテレビ系ドラマ『CHANGE』主題歌「マイルズ・アウェイ」収録。日本盤はボーナス・トラック収録。
【2008/05/04 12:46】 | 過去ログ | page top↑
レオナ・ルイス 『スピリット』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

レオナ・ルイス『スピリット』。錚々たるヒット・メーカーが惚れ込んだ才能。
デビュー作にしてUKのみで200万枚を超える空前の大ブレイク!
USでもシングル1位獲得!世界的ブレイク必至!
ここに新たなスーパー・スター誕生。


レオナ・ルイス-A


 新たなスーパー・スターの誕生である!
 レオナ・ルイス。ロンドン出身の22歳。ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーに続く「20年に1度の奇跡」とまで言われ、なんとホイットニー本人も彼女を高く評価している。
 イギリスの人気オーディション番組『The X-Factor』…2006年、この番組にレオナが出演したことからすべてが始まった。
 登場した時から番組の本命だった彼女は、TVのタレント・コンテストという枠組みを遙かに超えて大絶賛を浴びていた。その理由は、抑揚のある声に恵まれ、心臓が止まるかと思うような激しさ、そして遊び心溢れる軽いタッチもこなせるという彼女が、タレント・ショーでよく見る優勝者達とはまるで違っていたから。
 2006年12月、番組優勝直後にリリースされ、その年のクリスマスNo.1ヒットになったデビュー・シングル「ア・モーメント・ライク・ディス」(ケリー・クラークソンのカヴァー)は、発売30分でその年の最高ダウンロード数を記録。1週目だけでシングルが60万枚以上の売り上げを記録し、女性アーティストのデビュー・シングルとしてはUK史最速のセールス記録を打ち立てる華々しいデビューを飾ったが、その後1年に渡りリリースや宣伝活動もなく、真のスーパー・スターとしての地位を確立するために、表舞台から姿を消した。
 その間、エグゼクティヴ・プロデューサー、クライヴ・デイヴィスとサイモン・コーウェル(アメリカの人気オーディション番組『AMERICAN IDLE』の毒舌審査員として有名。『The X-Factor』の審査員でもある)のもとで、デビュー・アルバムのレコーディングに取りかかっていた。錚々たるヒット・メイカーが純粋にレオナの才能に惚れ込み、アルバムには、ダラス・オースティン、サラーム・レミ、Ne-Yo等が参加。さらにはロバータ・フラックのカヴァーも収録した強力な内容の作品に仕上がった。

 そう、このアルバムこそが日本デビュー盤『スピリット』である。既にUKでは2007年にそのアルバムの中からのシングル「ブリーディング・ラヴ」が、たった3週分のみで同年最高売り上げを記録。これまでに80万枚を超えるロング・ヒット。アルバムは、発売1週目に37万枚以上を売り上げた。デビュー・アルバムとしてはUK国内最速セールス新記録、全アルバム総合でも歴代4位に食い込む驚異的なスピードでヒットし、そのセールスは発売からたった10日で100万枚を突破し、今や200万枚を超える空前の大ブレイク!
 アメリカでも「ブリーディング・ラヴ」が4月5日付ビルボード・シングル・チャート1位を獲得と、もはや世界的ブレイク必至!アルバムを聴けば「20年に1度の奇跡」、これは決して大げさな表現ではないと実感できるはず。レオナ曰く「現代的なスパイスをきかせた古き良きポップス」。バラードもあればアップ・テンポの曲もあるとのことだがその通り。そして何といっても彼女の歌唱力、声には圧倒されてしまう。新人とは思えぬ声の存在感で、一聴の価値あり!
 もうこのアルバムを聴かない理由など見つからないだろう。

Text by 柿塚友紀(宇都宮FKDインターパーク店


レオナ・ルイス-J『スピリット』[初回生産限定盤]DVD付 BVCP-28094〜5/[通常盤] BVCP-24129
ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーに続く、新たなスーパー・スターのデビュー・アルバム。既にイギリスでは本作が大ブレイク。彼女の才能とズバ抜けた歌唱力と声を十分に堪能できる作品。世界的ブレイク必至のこの1枚は絶対に必聴!日本盤はボーナス・トラック3曲収録。初回生産限定盤はPV2曲等を収録したDVD付き。
【2008/05/04 12:34】 | 過去ログ | page top↑
リル・ママ 『ヴォイス・オブ・ザ・ヤング・ピープル』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

身長158cmの体から繰り出すラップはメガトン級!
リル・ママのリップ・グロスの輝きは
やがてブラン・ニュー・スターの輝きに変わる!


リル・ママ-A 『ベスト・ダム・シング』がミリオン達成で洋楽史上初の3枚連続ミリオン・セールスを記録したアヴリル・ラヴィーン。この記録の影に隠れてはいるが、実はもう1つの快挙がある。
 それは当時、弱冠17歳のリル・ママが参加した「ガールフレンド」のリミックス・ヴァージョンが、リミックス楽曲としては驚異の170万ダウンロードを突破したことだ。
 リル・ママのデビュー・アルバム制作時に、彼女が遊び半分で「ガールフレンド」にラップをのせたトラックを、2人の共通のプロデューサーであるDr.ルークがアヴリルに聴かせたところ、彼女が気に入ってこのヴァージョンが制作されたらしい。「彼女が曲に合わせてラップをし始めて、サビの部分を聴いたとき"ヤバイ!超カッコイイかも!"って思ったの」とアヴリルが大絶賛のそのリミックス曲はサビの部分のみのリフレインで出来上がっており、リル・ママのタイトでスピード感のあるラップが絡むというシンプルな構成。PVではリル・ママが振り付けをしたダンスのセンスが抜群で、そのPVを見て以来、リル・ママのデビューが非常に待ち遠しかった。

 しかし、リル・ママからのデビュー・アルバムは昨年秋頃から何度かアナウンスはされてきたものの、なかなか実現には漕ぎつかずリリースは見送られ、その間、先行で2作のシングルがリリースされた。
 もちろんオリジナル曲としてのスキルも圧倒的で、デビュー・シングルの「リップ・グロス」は全米でTOP 10の爆発的なヒットを記録するなど2007年を代表するサマー・アンセムとなった。この楽曲はハーモニーを奏でるトラックは一切無く、パーカッシヴなビートとハンド・クラップのみで構成されたトラックをバックに、パワフルなラップだけが絡むというシンプルで印象的なフロア・アンセムになっている。またそのPVでは彼女の卓越したダンス・スキルが堪能できる。
 続いてリリースされた2ndシングル「G・スライド」は、「ガールフレンド・ミックス」と同じくDr.ルークがプロデュースを手がけ、すでにダンサーたちの定番曲となるほどの支持を得ているという。
 そして2008年、遂に待望の1stアルバム『ヴォイス・オブ・ザ・ヤング・ピープル』がリリースとなる。最新の先行シングル「ショーティー・ゲット・ルース」は、クリス・ブラウン&T-PAINという最強チームとタッグを組み、これまでに発表された2作のシングルとは一味違うシャープでセクシーなフロア直下型アッパー・ビート・チューン。ダンス・ビデオでは全米最強のダンサー、クリスとの迫力の1対1によるダンス・バトルを披露している。
 フィメール・ラッパーは自分でトラックを作っていなかったり、ラップの内容が男性に共感を得られなかったりと、息長く活躍しているアーティストが少ないが、リル・ママのラップ・スキルとダンス・テクニック、メガ・トレンドを引き起こす可能性があるライムの内容があれば、フィメール・ラッパーの隆盛に大きく貢献することになるだろう。

Text by 五味渕雅之


リル・ママ-J『ヴォイス・オブ・ザ・ヤング・ピープル』 BVCP-25109 5/7発売
アヴリルの「ガールフレンド」のリミックスver.(日本盤のみのボーナス・トラック)で大注目を浴びたリル・ママのデビュー・アルバム!全米TOP10ヒット「ショーティー・ゲット・ルース」をはじめ、スコット・ストーチ等をプロデューサーに迎えたフロア・アンセム満載の1枚。初回生産分は応募者全員「携帯FLASH待ち受け」プレゼント。
【2008/05/04 12:24】 | 過去ログ | page top↑
ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ 『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーによる
超話題の新バンド!
2008年、最重要スペシャル・ユニット、
ザ・ラスト・シャドウ・パペッツがベールを脱ぐ!
あなたが真のロック・ファンなら、この音を決して無視できないはず。


ザ・ラスト・シャドウ・パペ-A
 昨年来から、まことしやかに噂されていた話題のニュー・プロジェクト=The Last Shadow Puppets(ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ)のアルバムが、遂に2008年4月16日に発売された。なんと、驚くべきことに本国イギリスよりも早いリリースで日本先行発売である。これは、国内のロック・ファンにとって喜ばしいアドヴァンテージであると感じるのは私だけだろうか?
 よく、この"日本先行発売"という言葉を耳にするが、どうしても輸入盤対策上のやり繰りといういやらしい部分が鼻につく。でも、ここでは100%良い意味で理解したい。アレックス・ターナーとマイルズ・ケインは、きっと"日本のロック・ファンのためにこれを快諾したのだ"と。

 それでは、そんな2人について少し触れてみたい。アレックス・ターナーは、あのアークティック・モンキーズのフロント・マンであり、そのバンドは2005年のデビュー以来、前代未聞の快進撃を続けている。発売された2枚のアルバムは、ともに全英初登場1位、2007年ブリット・アワード2部門受賞、そしてUK最高音楽賞であるマーキュリー・ミュージック・プライズまでも受賞している。これは、バンドの実力を認めざるを得ない紛れもない事実だ。
 昨年の「SUMMER SONIC」でヘッドライナーを務めたことも記憶に新しい。そして、相方のマイルズ・ケインは、元リトル・フレイムス、現ラスカルズで、どちらかというと辛口のUKロック・ファンに人気のあるアーティストと言えよう。

 いよいよ肝心な音について書きたいと思うが、残念ながらこの原稿を書いている段階では1曲があるのみ。
 アルバムと同タイトル曲の「ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント」がそれである。
 でも、私はこれを書きながら、この曲を100回以上はリピートしている。これを読んで下さる方になんとかこの曲感を伝えたく、孤軍奮闘した(つもりである)。そして、聴きながら、自分のハートBPMもかなり上昇。そう、この曲は、"ビート"が命である。それは、アークテックのような性急なものでも、リトル・フレイムスのような泥臭いものとも違う。とてもエモーショナルな弾みを帯び、西部劇のサントラさながらである。22ピース編成のザ・ロンドン・メトロポリタン・オーケストラも曲に対して非常に深い響きを添えていて、とても印象的なナンバーだ。そして、その曲のメロディは60〜70年代特有のクラシック・ポップスを踏襲してはいる。
 確かに最も影響を受けたアーティストとしてスコット・ウォーカー、初期デヴィッド・ボウイなどを挙げているので、それは間違いない。でも、単なる懐古主義と片付けるのは、余りに安易すぎるだろう。

 そんな彼らのアルバム『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント』、この号の発行される頃は全曲が聴ける。このアルバムが、各誌2008年アルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれることは必至だが、まずは自分でどのくらい愛聴できるかが楽しみだ。そして真のロック・ファンなら、絶対に無視してはいけない音であることを、改めて言いたい。

Text by 松本昭仁(すみや本社 営業グループ)


ザ・ラスト・シャドウ・パペ『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント』 HSE-10065 発売中
2008年、UKロックが新たなる展開を見せる。60〜70年代クラシック・ポップスを下敷きにしながら、美しく、狂おしいビートが跳ねる。日本盤にはボーナス・トラック1曲を収録した全13曲の"アンダーステイトメント"。老若男女ロック・ファン必聴の1枚。
歌詞・対訳ライナーノーツ付き。
【2008/05/04 12:18】 | 過去ログ | page top↑
インコグニート 『テールズ・フロム・ザ・ビーチ』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

これぞインコグニートの真骨頂!
世界最強のアシッド・ジャズ・バンドから届いた1年半ぶりの新作は
最高にカッコ良くってクールでソウルフルなジャズ・ファンク!


インコグニート-A
 インコグニートがどんなバンドか知らなくっても、1stアルバムのタイトルである『ジャズ・ファンク』という言葉でなんとなく想像できるんじゃないでしょうか?
1979年に結成されたインコグニートは、90年代前半にロンドンから世界中に広がったアシッド・ジャズ・ムーヴメントを牽引するバンドになりました。現在に至るまでコンスタントにアルバムをリリースし、そのスタイリッシュかつソウルフル&ダンサブルなサウンドで常に新しいファンを獲得し続けてます。

 インコグニート(Incognito)とは"匿名"を意味し、その名のごとく様々な一流ミュージシャンが参加して独特のジャズ・ファンクを創り出しました。リーダーのブルーイがコンセプチュアルにまとめ上げるその世界観は、音のみならずアート・ワークにも徹底したクールネスが感じられます。
 2008年の春、およそ1年半ぶりとなる新作『テールズ・フロム・ザ・ビーチ』がリリースされました。タイトルが表してるように、ブルーイの原点である"海"からインスピレーションを得て創られた美しく爽快な15曲が収録されています。そして、メイザ・リーク、グラハム・ハーヴェイなど初期インコグニート・メンバーが再び参加することで、どこを切ってもインコグニートとしか言いようのない王道"インコグニート・サウンド"が蘇り、新旧インコグニート・ファン超納得のアルバムが完成しました。

 1曲目「ラヴ・ジョイ・アンド・アンダースタンディング」でメイザ・リークのソウルフルな歌が流れ出した瞬間、"これぞインコグニート!"と快哉を叫ばずにはいられないファンが多いんじゃないかと思います。インコグニートに求めるすべての要素がこの曲に詰まってます。また、アルバム最後を飾る「テールズ・フロム・ザ・ビーチ」は"これぞまさにジャズ・ファンク!"なキラー・チューンで、跳ねるベースとギターのリズム・カッティングが最高にカッコイイです。
 古くからのファンはもちろん、アシッド・ジャズやジャズ・ファンクという言葉に耳慣れない人にもぜひ聴いてもらいたいですね。

Text by 鈴木 篤(すみや本社 営業グループ)


インコグニート-J『テールズ・フロム・ザ・ビーチ[初回限定盤]DVD付』 HJZH-5/[通常盤]』 HJCH-104
世界最強のアシッド・ジャズ・ファンク・バンド、インコグニートの1年半ぶり待望の最新作!初期メンバーが再び参加してつくられた全15曲は、最高にカッコ良くってクールなジャズ・ファンク。輝かしい王道の"インコグニート・サウンド"が蘇る!初回限定盤はライヴ映像を収録したDVD付き。


【2008/05/04 12:07】 | 過去ログ | page top↑
HY 『HeartY』
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>



INTERVIEW


HY-A


大ヒットを記録したアルバム『Confidence』から約2年の月日を経て、
待望の新作『HeartY』が完成。
昨年、北米8箇所を巡る初の海外ツアーを敢行し、
多くの刺激を受けたというHYのリアルなサウンドが凝縮した、
とっても温かい名作。


――:ニュー・アルバムはどのような作品になったと思いますか?

許田信介(B):一言で言うなら愛に溢れた作品です!1枚を通して喜怒哀楽を感じることができるんじゃないかな。生活の一部として聴いてもらえたら嬉しいですね。それぞれの曲でメンバーのカラーも出てます。例えば、「小さな優しさ」では(作詞・作曲をした)悠平の優しさがにじみ出ているし。

――:「小さな優しさ」はハーモニカの音色が印象的でした。どのような思いで作った曲なんですか?

宮里悠平(G/Cho):1人ひとりいろんな生活スタイルがあって、みんな夢に向かってがんばってる。その中で人それぞれの幸せがあるんじゃないかと思って書きました。今回のアルバムは素直に自分たちの思いを伝えていける作品になったと思います。また、次の可能性、もっとやれるという気持ちが湧き上がりました。

――:これまのでHYのイメージを打ち砕くようなサウンドも飛び出しますね。

新里英之(Vo/Rap/G):それぞれがやりたいことを出してきって個性の強い曲が揃いました。最初にみんなで曲を持ち寄った時、"どうなるんだろう、今回のアルバム"って思いましたね。それは新しいテイストのものばかりだったんで。新たな試みとして、サックスや二胡も取り入れてます。
名嘉俊(Ds/Rap/Cho):自分たちでも作りながらワクワクしてましたねぇ。僕が曲を渡したら、泉が"こんなのはどう?"って案を出して、それに対して信介が斬新なベースの音を出したりして…、みんなでいろんなアイディアを出し合って作っていきました。
仲宗根泉(Vo/Key/Cho):ようやく自分の好きな音楽を本当の意味で出すことができたって思います。中でも(R&Bナンバーの)「Cheaters」では思いっきり出せました。元々こういうテイストは自分の中に根本的にあって。だけど、こういう曲はループしちゃうし。バンドなのにループのものを聴かせる訳にはいかないって。そういう面での葛藤が長年ありましたね。

――:ウェディング・ソングにぴったりの楽曲もあれば、浮気を綴った曲もあるし、さらに環境のことを歌ったナンバーも…。

新里英之:ホントにいろんな愛の形が見えるアルバムになりました。
名嘉俊:歌詞の内容は規模がでかくなったと思います。1曲ごとに様々なことが描かれていて、いろんなシチュエーションで聴けるんで、大切な人にプレゼントするのもいいかな。

インタヴュー&構成:藤津 毅

HY-J 初回盤『HeartY[限定盤]』 HYTK-10005 発売中
"愛=HeartY"がこもった"HeartY"なアルバム、ジャンルを超えたHYサウンドは、もはや世界基準なのかも知れない…。恋愛、人間愛、自然愛、環境への提案など、すべてに"愛=Heart"がこもった"HeartY"なアルバム。初回限定盤は「未来」Music Clip等を収録したエンハンスト仕様。

HY-J-通常盤『HeartY[通常盤]』 HYCK-10005
※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。
※上記[限定盤]はすみや、TSUTAYA RECORDSのみの取り扱いになります。また一部店舗では限定盤の仕様が異なりますので、店頭にてご確認下さい。
【2008/05/04 08:20】 | インタヴュー | page top↑
手塚商店 #103
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>

手塚商店-200

手塚商店とは?
「音楽の普及を目指す!」をモットーに始まったフリー・ペーパー。邦楽を中心に、パンク、ハード・コア、ヒップ・ホップ等々…といったイキのいい音楽を毎回紹介!メジャー・シーンだけでなく、インディーズで活動するアーティストの作品も取り上げています。
店頭配布と併せて『Groovin'』にも毎月掲載です。


『手塚商店』は毎月25日からすみやの店頭で無料配布されます。要チェック!


プリングミン
『yes, we are.』
プリグミン-JCD
KSCL-1243
発売中
名古屋発、実写版"ハチクロ"のような名古屋芸大のクラスメイトで結成された男女5人組バンドの1stミニ・アルバム。チャットモンチーのような軽そうで決して軽くないPOP感と、スーパーカーのような浮遊感が漂う存在感を兼ね備えた期待のニュー・フェイス。ミニ・アルバムでは物足りないか!?ギターの音が印象的です。
LGYankees
『Dear Mama feat. 小田和正/Eternal』
LG-Yankees-J-4C.jpgCD
KSCL-1243
発売中
東北は杜の都、仙台をレペゼンとするインディーズで11万枚を売り上げたウェッサイ・シーンのニューカマー。あの噂の2人が2年間の沈黙を破り新曲をドロップ!と若ぶって書き慣れない単語を羅列…使い方に誤りがあったらスイマセン。『JOINTED 2 HOMIES』を持ってる人はこれも車に必携!

THE LEGEND$
『JUSTICE』
THE-LEGENDS-J-4C.jpgCD+DVD
LEGY-0001
発売中
2007年夏にB-BOY PARKや超大物海外有名アーティストの来日公演にもゲスト参加して、その圧倒的な存在感とライヴ・パフォーマンスで観客を魅了した、565&DENの新ユニット。DJ HONDA曰く"東京代表"。2008年最初の超大物新人!?PV3曲収録予定。


PANG
『もしも』
PANG-J.jpgCD
CTCR-14575
発売中
夏を待ちきれない方へ、ちょっぴり(かなり)早めな常夏チューンのプレゼント!全5曲入りのミニ・アルバム。実はこの原稿を書いている時点では1曲、しかも触わり部分しか聴けていませんがそれでも間違い無し!と感じさせる楽曲。昨年から数多くのライヴをこなし、さらにスキル・アップ!


Text by 手塚 潤 (すみや本社 営業グループ)
【2008/05/01 16:53】 | 過去ログ | page top↑
編集長のおすすめ! #103
<初出「Groovin'」2008.04-05/ISSUE#103>



編集長のおすすめ!

 今回のこのコーナーでは最近リリースの作品を中心に8タイトルをご紹介致します。マイクロスターの待望のアルバムは、まさに全ポップス・ファンにお薦めの強力盤。そして新発見のテープを基にした鈴木 茂さんの2タイトルも圧巻です。そして洋楽では、久々にリリースとなる「ジャケガイノススメ・シリーズ」から3タイトルを。併せて杉 真理さんの特別ライヴの情報もお知らせします。紙ジャケ仕様の限定盤のお求めは、くれぐれもお早めに!
Text by 土橋一夫


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【2008/05/01 15:09】 | 編集長のおすすめ! | page top↑
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