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大橋卓弥(from スキマスイッチ)『スキマスイッチARENA TOUR '07 "W-ARENA"』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

遠くで暮らす、いちばん近い存在。
どんなときでも支えになり、どんなことがあっても味方でいてくれた
"あなた"に向けて、今だから言葉にできる、今こそ言葉にしたい
そのひとこと。


大橋卓弥-A 忙しい日々を送りながら、ふと振り返るわが身。そこにいてくれるのが当たり前だった親に、不意に老いを感じるとき。歳の差が縮まることはないけれど、こちらが歳を重ね、成長すればするほど親の心に近づいていくものだ。ふと、自分の顔を鏡で見たときに、あまりに親に顔が似てきた自分に気づき、なかば愕然とする。そんな経験は誰にでもあると思う。今年、30歳を迎える大橋も、人として男として、子供として思うことがあるのだろう。ソロ2作目となるシングル「ありがとう」は、離れて暮らす親への感謝の気持ちをしたためた、まるで手紙のような曲だ。

 大橋自身の弾くアコースティック・ギターを基調とした、ナチュラルで温かみのある音を背景に、照れも衒いもなく綴られた言葉、その行間からこぼれおちる思慕。その人が目の前にいないからこそ、余計に昂ぶる気持ちをかみ締めるように大橋は歌う。どこかセレモニーめいた、その場限りの感動的な感謝の仕方ではなく、頭のすみにあった想いがふとしたことで感情と結びつき、歌になってしまったようなナチュラルさ。それがこの曲のシンプルな魅力だ。
 <こんな時代だから>を大義名分にした"ありがとうモノ"が大流行しているご時勢に、そのまま「ありがとう」をタイトルにしてしまった彼の素直さと、スローガンでも指南でもない、ただただ<僕の思うこと>を伝えたいという、純粋な気持ちがまっすぐに伝わってくる。

 母体であるスキマスイッチの楽曲においても、その歌唱や詞作に大橋の持ち味は発揮されてはいたが、物語性のある詞と構築されたメロディ、サウンドといったユニットの音楽性に対し、パーソナルな心情を率直に綴った詞と隙間のあるプロダクションが、ソロ・大橋の身上。歌いたいことを自分なりの表現方法で歌う、といった意志も、いよいよ明確になってきた感がある。

 それがさらに顕著となるのがカップリングに収められた「冷たい世界」だ。自身が身を置く、キレイごとばかりの世界。その存在感の小ささを嘆き、つい疑心暗鬼になるダメな僕。諦念と無常を包み隠すことなく、とはいえ激情に溺れることなく、胸のうちをぽつりぽつり歌い語るこの曲で、彼はソロとして、もっといえばシンガー・ソングライターとして、大橋卓弥自身により踏み込んでいくことになる。

 もう一方のカップリング曲は、ゲスト・ヴォーカリストを迎えての<VOICE×VOICE>、その第2弾となる「たしかなこと」。お相手はもちろん小田和正だ。超がつくほど個性的な歌声の持ち主である小田との共演からは大いなるチャレンジ精神が窺えるも、自身により近い世界観をもった曲のチョイスも功を奏した屈指のコラボレーションとなった。

Text by 篠原美江


大橋卓弥-J-ライヴCD初回盤『スキマスイッチARENA TOUR '07 "W-ARENA"』
[初回生産限定盤]DVD付 AUCK-18025〜7 4/2発売
[通常盤] AUCK-18023〜4
昨年、大成功に終わった初の全国アリーナ・ツアー「スキマスイッチ ARENA TOUR'07 "W-ARENA"」、そのシングル曲+ヒット曲満載のライヴ音源を収録したスキマスイッチ初のライヴ・ベスト・アルバム。
初回生産限定盤のみ40分を超えるドキュメンタリー映像「URA-W-ARENA」を収めた特典DVD付き。※写真は[初回生産限定盤]のジャケットです。

P38大橋卓弥-J『ありがとう[初回生産限定盤]DVD付』 AUCK-19029〜30 4/2発売
『ありがとう[通常盤]』 AUCK-19028
スキマスイッチのヴォーカリスト・大橋卓弥、ソロ第2弾シングルは、感動的なバラード・ナンバー。NHK土曜ドラマ『刑事の現場』主題歌としてオンエアされている。c/wには小田和正とのコラボ曲「たしかなこと」も収録。
初回生産限定盤のみ「ありがとう」Video Clip、スペシャル・コンテンツを収録した特典DVD付き。
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【2008/04/03 23:57】 | 過去ログ | page top↑
柴咲コウ 『Single Best』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

歌手・柴咲コウの5年間を綴ったシングル・コレクション
『Single Best』、
そして、本人自らが選曲に携わったセレクション・アルバム
『The Back Best』!
これまでの活動の集大成となる2枚のアルバムを同時リリース!
ひとつの伝説がここに生まれる…。


柴咲コウ-A



 瞳の光が強い女優さんだと思う。ドラマや映画で様々な役を演じ、女優・柴咲コウとして活動を続けている一方、歌手・柴咲コウとしての軌跡をたどる初のシングル・コレクション&セレクション・アルバムがここに届けられた。私が柴咲コウの楽曲を初めて聴いたのは5年ほど前の映画『黄泉がえり』だったが、役名RUIのまま劇中で歌われた「月のしずく」が映画の枠を飛び出し大ヒット。これまでの女優のイメージを覆す歌唱力に驚かされたのを覚えている。その後、柴咲コウとして改めてCDデビューを果たし、次々とヒットを記録、ファースト・アルバム『蜜』も大ヒットとなった。そして、その後も女優としての活動を続けつつ様々なドラマ、映画、CMを彩る楽曲を歌い続けている。

 今回、柴咲コウの5年間の集大成を聴いてみた素直な感想は"満喫!"だ。シングル・コレクション『Single Best』はなんと言っても、聴きなじみのある楽曲との"再会"だろう。改めてこの5年間を彩ってきたヒット曲の多さに驚かされる。カラオケなどでつい入れてしまうような楽曲もちらほら。さすがベスト!嬉しいことにRUI名義での発売になった「月のしずく」や、女優・柴咲コウの新たな魅力が開花したドラマ『ガリレオ』の主題歌、KOH+「KISSして」も収録されている。これからの季節、ドライヴのお供に是非に連れて行ってもらいたい、そんなアルバムだ。

 そして、今回特にオススメしたいのが同時発売になるセレクション・アルバム『The Back Best』だ。こちらのアルバムはシングル・コレクションとは対を成すアルバムかもしれない。シングルのカップリング曲を中心に柴咲コウ自身が選曲に携わっている。シングル・コレクションに比べると耳なじみの楽曲は少ないが、その分じっくり耳を傾けて欲しい楽曲が多い。身近で語りかけてくるヴォーカル・スタイルは、ヘッドフォンで聴いていると、柴咲コウが隣に座っているかのような錯覚を覚える。なんと贅沢な感覚だろう。同性ながら惚れてしまう!自由で豊かな楽曲も多く、何よりも色彩感覚が優れた楽曲が揃う。着物の柄を連想できないだろうか?いろんな色で染められ、織られた、または刺繍されたイメージだ。真っ白なものをその時々によって色づけていく。女性は好きな世界ではないだろうか?大好きな人の色に染められていくのもよいが、意志をもって自分色を作り上げていくのも素敵ではないか!
セレクション・アルバムにはまだ真っ白な状態から、聴く人の心の温度によって色づけ出来る良さを感じずにはいられない。

Text by 有田幸恵(パルシェ店


柴咲コウ-J-Back-Best『The Back Best[初回盤]DVD付』 UPCH-29011 発売中
『The Back Best[通常盤]』 UPCH-20083
柴咲コウの歌の世界を堪能できるセレクション・アルバム。カップリング曲を中心に柴咲コウ自身が選曲した裏ベスト・セレクション!1曲1曲がまるで映画のワンシーンのようで、生活の中に彩りを添えてくれる。
通常盤のみボーナス・トラックとして「小さな部屋」、初回盤は「色恋粉雪」PVなどを収録したDVD付き。
※通常盤は初回盤終了後の発売開始となります。

柴崎コウ-J Single-best初回『Single Best[初回盤]DVD付』 UPCH-29010  発売中
歌手・柴咲コウの5年間を綴ったシングル・コレクションが登場。RUI「月のしずく」やKOH+「KISSして」も贅沢に収録。ドラマ、映画、CMと様々なシーンを彩ったヒット・シングル満載!デビュー曲「Trust my feelings」から最新曲まで収めたベスト盤。初回盤は全楽曲のPVを収録したDVD付き。
柴崎コウ-J Single-best通常
『Single Best[通常盤]』 UPCH-20082

※写真は上が限定盤、下が通常版のジャケットです。
【2008/04/03 23:56】 | 過去ログ | page top↑
浜崎あゆみ『ayu-mi-x 6』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

あの人気リミックス・シリーズ「ayu-mi-x」が4年ぶりに帰ってきた。
GOLDとSILVERの2枚に、2003年以降の楽曲からセレクトした豪華盤!
クラブ・シーンの一大トレンド"エレクトロ・ハウス"を中心に
最前線のサウンドを網羅!


浜崎あゆみ-A 前作から4年ぶりのシリーズ再始動だ。浜崎あゆみの楽曲をユーロビート、トランス、アコースティック・オーケストラなど、様々なヴァリエーションでリミックスする人気シリーズ「ayu-mi-x」。いつも大きな話題と共に、新しい楽曲を次々と世に送り出してきたアーティストだけに、2003年を最後にリリースされていなかったことに逆に驚きを感じた。作品にして、シングル13作、アルバム5作分。その時間を取り戻すかのように、遂にリリースされる『ayu-mi-x 6』はゴールドとシルバーの2枚同時発売となる。

 まずは『ayu-mi-x 6 -GOLD-』の収録曲をみると、オリジナル曲が"明るい"楽曲をテーマにセレクト。今や夏の定番曲となった「Greatful days」や「glitter」など爽快なナンバーや、「BLUE BIRD」「INSPIRE」「STEP you」といったアップ・テンポで攻撃的なナンバーが多く収録されている。リミキサーには、海外からはアルマンド・ヴァン・ヘルデン、ヤング・パンクス!、コールドカット、国内では大沢伸一、アフラ&インクレディブル・ビートボックス・バンドらを加えて、エレクトロ・ロック、アップリフティング・ハウス、超高速ビートのドラムンベースなど切れ味鋭いミックスが持ち味の1枚。

 一方、対となる『ayu-mi-x 6 -SILVER-』は、オリジナル曲が"切ない"楽曲を中心に選曲。「No way to say」「CAROLS」「JEWEL」のようなバラードがメインとなり、その分、浜崎あゆみの歌声を大きく活かしたリミックスになっているのが特徴だ。海外からはブラック・ストロボ、カール・クレイグ、ハイ・コントラストら、日本からはヨージ、ダイシ・ダンス、カームらが参加。原曲のイメージを壊さないドラマチックでスリリングなミックスは、こちらがオリジナルと紛うほど。2作ともにコンセプト盤というほどの堅苦しい括りはないが、それぞれの"らしさ"を持ったバランスの良いリミックス盤となった。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)


浜崎あゆみ-J-GOLD『ayu-mi-x 6 -GOLD-[初回限定盤]』 AVCD-23551 3/26発売
「ayu-mi-x」のGOLD盤。「Greatful days」「BLUE BIRD」などの明るい楽曲を中心に、リミキサー陣はヤング・パンクス!、大沢伸一らが参加して、クールでハイセンスなビートを聴かせる。コールドカットによる「ourselves」がお薦め。初回限定特殊パッケージ仕様。先着でポスター付き。

浜崎あゆみ-J-SILVER『ayu-mi-x 6 -SILVER-[初回限定盤]』 AVCD-23552 3/26発売
SILVER盤は「CAROLS」「JEWEL」など切ないバラード曲が多くセレクトされた。ブラック・ストロボらをリミキサーに加えて、浜崎あゆみのヴォーカルが際立つサウンドが特徴。お薦めはフォース・オブ・ネイチャーによる「decision」。初回限定特殊パッケージ仕様。先着でポスター付き。

★10周年記念シングル発売決定!
P36浜崎あゆみ-J-Single『Mirrorcle World[CD+DVD]』 AVCD-31429/B AVCD-31431/B 4/8発売
『Mirrorcle World[CD]』 AVCD-31430 AVCD-31432
CMソングとしてもO.A.中の待望の新曲は、9thアルバムの1曲目として収録されていた「Mirror」のフルサイズver.!c/wには98年リリースの「YOU」と「Depend on you」の10th Anniversary versionのどちらかを収録。CD+DVDとCDのみの4形態を同時リリース、DVD付きは初回限定豪華縦長スリーブ仕様、特典ポスター付き。
※写真は[CD+DVD]AVCD-31429/B(初回分)のジャケットです。

★ライヴDVD発売中!
浜崎あゆみ-J-DVD『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007A〜Tour of Secret〜 "LIVE+DOCUMENTARY"』
AVBD-91536〜7 発売中
昨年3月〜6月にかけて日本、台北、香港、上海にてのべ18万人を動員して開催されたアジア・ツアーの模様が待望のDVD化。アルバム『Secret』収録曲やライヴ定番曲に加え、数会場でのみ披露された楽曲映像までヒット曲満載の本編&アンコール、さらに150日以上のドキュメンタリーを加えた濃厚の3時間半!豪華スリーヴ仕様。


【2008/04/03 23:55】 | 過去ログ | page top↑
秋川雅史『千の風になって〜一期一会〜』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

名曲を歌い継ぐ。
それはテノール歌手、秋川雅史の使命でもあり、願いでもある。
新井 満のカヴァー曲「千の風になって」がたくさんの人へと伝わった
感触を力に、
待望のアルバム『千の風になって〜一期一会〜』をリリース!


秋川雅史-A "つい口ずさんでしまう曲"というと、キャッチーなメロディにポジティヴなメッセージをのせたノリの良い曲をついつい連想してしまうが、「千の風になって」に関しては例外かもしれない。
 2006年末の紅白歌合戦で、日本が秋川雅史を知ってからというもの、どれほどの人が、あの、墓前における別離の曲を思わず口ずさんでしまったことか。普段はレコード屋とは疎遠の多くの人がこの曲を手にして、何度も聴いたことだろう。そして聴けば不思議と口ずさみたくなる。奥ゆかしいテノールの歌声をマネてみたくなる。良い歌とは、かくも貪欲に人へと伝播し、歌い継がれていくものか。久しぶりにその波及力を目の当たりにして身震いした。もはや時流にのったヒット曲という域を超え、新たな日本の名曲として時代に刻まれていくだろう「千の風になって」。まだまだロング・ヒットを続ける中、いよいよ、文字通りの待望のニュー・アルバム『千の風になって〜一期一会〜』がリリースされる。

 構想からレコーディングまでに1年をかけたという今作は、前のアルバム『威風堂々』からおよそ2年6ヶ月ぶりの作品となる。前作では、新井 満のカヴァー「千の風になって」を含む数曲の他は、ドメニコ・モドウーニョやルチオ・ダッラら海外からのクラシックを中心にセレクトされていたが、今作では"世代を超えて支持される日本の名曲"を中心に選ばれた。秋川雅史自身が選曲やアレンジにも参画したという意欲作で、美空ひばり「川の流れのように」、谷村新司「昴」、安全地帯「ワインレッドの心」など、誰もが知っている名曲ぞろい。「千の風になって」に負けず劣らずのロング・ヒットが記憶に新しい中島みゆきの「地上の星」も、ゆったりと伸びやかな秋川雅史の歌声で様相を変えた感動を与えてくれる。
 秋川雅史自身、初のオリジナル楽曲への挑戦となる「鼓動」は、今年の正月にテレビ東京系で放送された時代劇『徳川風雲録』の主題歌としても話題になった楽曲で、作詞/作曲は、昨年の紅白にも出演し、今新たな注目を集めているシンガー・ソングライター馬場俊英によるもの。命の躍動を感じる力強い秋川雅史のヴォーカルが楽曲を盛り上げる。
 昨年春のNHKラジオ「ユアソング」で放送され大きな話題にもなった「美幌峠」は、同タイトルの美空ひばりの名曲でも有名な北海道美幌峠を舞台として、そこでの旅情、移りゆく時間の残酷さを切々と歌いあげる。今回待望のCD化となった。多くの小中学校で卒業式の定番曲として歌われる「旅立ちの日に」は、懐かしさと、そして今でもためらいなく自然と歌詞が口につく驚きと共に、普段は子供達の声で表現される巣立ちの曲が秋川雅史の安定感のある低音で歌われることによって、まるで皓々と流れる大河のように悠大で揺るぎない包容力を感じた。今作には、その他、すでにコンサートでも披露された「五月のバラ」「長崎の鐘」や、「千の風になって」は2006年の紅白で歌われたアレンジ・ヴァージョンが収録されるなど、まだまだ知られざる秋川雅史のテノール歌手としての魅力を随所に感じられることだろう。そして、現代に甦った名曲を今一度、口ずさんでもらいたい。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)


秋川雅史-J『千の風になって〜一期一会〜』 TECG-30004 4/2発売
万を持してリリースされるテノール歌手、秋川雅史の4thアルバム。
テレビ東京系2008年新春ワイド時代劇『徳川風雲録』の主題歌「鼓動」、NHKラジオ「ユアソング」で流れた「美幌峠」、「千の風になって」は2006年末紅白で歌われたアレンジ・ヴァージョンで収録。高音質SHM-CD仕様。
【2008/04/03 23:40】 | 過去ログ | page top↑
隼人加織『pluma』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

ブラジルと日本、2つのDNAが生み出した天性のシンガー…隼人加織。
魅惑のファルセット・ヴォイスとキュートなルックスを持つ彼女が、
春風にのってメジャー・デビュー!


隼人加織-A 寒かった日々も終わり、陽光が暖かく感じられるようになってきた今日この頃。冬コートをクリーニングに出して、ファッションも気分もすっきり軽やか、思わず鼻歌まじりにスキップをしたくなる。そんな嬉しい季節の到来とともに、春風のような歌姫がJ-POPシーンに舞い降りた。

 透明感溢れるファルセット・ヴォイスとキュートなルックスが魅力の2008年期待の新星、隼人加織。日本人の父とブラジル人の母を持つ天性の女性シンガーだ。2001年にインディー・レーベルより"ORHA(オルハ)"の名でデビュー、当時16歳の彼女が描き出す等身大の楽曲が話題を呼び、北陸地区を中心に人気を集めた。その頃からすでに独自の世界観を確立していた彼女だが、今回のメジャー・デビューにあたり、自らのアイデンティティである日本とブラジル両国の血を融合した新たなスタイルを模索。メジャー第1弾を飾る『pluma』は、ブラジル音楽とポップス、アコースティックと打ち込みサウンドの垣根を越えたオリジナリティ溢れるアルバムに仕上がっている。

 フェイヴァリット・アーティストとして、アントニオ・カルロス・ジョビンやベベウ・ジルベルトといったボサ・ノヴァの代表選手と並び、ボン・ジョヴィ、椎名林檎、BONNIE PINK、SUPERCARらを挙げている彼女。そんな隼人らしく、今作に収録されている10曲のカヴァーは、洋邦・新旧を織り交ぜた実に幅広いセレクトだ。
 昨年生誕80年を迎え再び脚光を浴びているA.C.ジョビンの「FELICIDADE」を始め、イギリスの人気ロック・バンド、コールドプレイの「SPEED OF SOUND」、80年代を彩ったユーリズミックスの「THERE MUST BE AN ANGEL」、サザンオールスターズの名バラード「Ya Ya(あの時代を忘れない)」、東京事変の楽曲をポルトガル語で歌った「化粧直し」等、多彩なナンバーがズラリ。それぞれが異なったバック・グラウンドを持つ名曲たちだが、それらをハヤトカオリ色に見事に染め上げ、1枚のアルバムとして素晴らしい調和を醸し出している。もちろん、サウダージ感とポップ感を融合させたオリジナル曲も、魅力的な輝きを放っているのは言うまでもなく、特に「虹〜arco iris〜」のスタイリッシュなサウンドは、一聴の価値アリだ。

 J-POPファンからブラジル音楽ファンまで、あらゆるリスナーを魅了するであろうこの『pluma』。春をより軽やかに過ごしたい方にオススメしたい。

Text by 池 佐和子


隼人加織-J『pluma』 VICP-64059 3/26発売
日本人の父とブラジル人の母を持つ23歳の女性シンガーのメジャー・デビュー・アルバム。"羽"という意味を持つアルバム・タイトル通り、軽やかで優しい1枚。ボサ・ノヴァの名曲から、コールドプレイ、ユーリズミックス、サザンオールスターズ、東京事変まで、多彩なカヴァーを収録。
【2008/04/03 23:26】 | 過去ログ | page top↑
ジェイド『ビタースウィート シンフォニー』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

元スウィートボックスのヴォーカリスト、ジェイド・ヴァレリーと
プロデューサー、ジオ。
彼らが最も得意とする"クラシックとポップスを有機的に結合する
あのスタイル"に、原点回帰してのニュー・アルバム
『ビタースウィート シンフォニー』をリリース!


ジェイド-A 2000年に、あのスウィートボックスに加入。その後、一気に才能が開花し、以降はヴォーカリストとしてのみならず、ソングライターとしてもスウィートボックスの作品に大きく関わり、クラシカル・クロスオーヴァーのヒット曲を数々と生み出したジェイド・ヴァレリー。スウィートボックスを脱退後、同じくスウィートボックスのサウンド・プロデューサーだったドイツ出身のジオと更なる進化を求めて、再びタッグを組み、ソロ・アーティスト 「ジェイド」として新たな音楽の創造をスタートさせた。2007年10月に8曲入りミニ・アルバム『アウト オブ ザ ボックス』を発表したが、そのミニ・アルバムからわずか半年で、早くも正真正銘のフル・アルバム『ビタースウィート シンフォニー』が届けられた。

 "傷心と再出発"をテーマに制作されたという今作。収録曲の多くはジェイド自身に起きた出来事をもとに書かれており、本人も「この数ヶ月のサントラのようなアルバム」と語っている。音楽的にはベートーヴェンの「月光」をモチーフにした「ムーンライト ソナタ」や、ドリーブの歌劇『ラクメ』からのアリア「花のデュエット」をモチーフにした「アウト イン ザ シー」などクラシックとポップス、クラシックとビートの融合というスウィートボックス時代からの専売特許的な楽曲はもちろん収録。そのほかではイントロに琴や尺八をフィーチャーした「ライク ア バード」が秀逸。「エキゾティックな日本の音楽に新たな可能性を見出した」とはジオの弁。日本人なら思わずニヤリとしてしまうだろう。他のジオとの共作によるオリジナル・ソングのクオリティも素晴らしいもので、2人のソングライティングのスキルがますます高まったことを雄弁に語っている。

 今作のテーマは"傷心と再出発"だが、ここにはセンチメンタルな歌はあっても、ネガティヴな雰囲気は皆無。むしろ"再出発"に傾ける気持ちがポジティヴな雰囲気を創り上げている。まさに"新章の幕開け!"といえる充実作が誕生した!

Text by 大林 誠(静岡本店)


ジェイド-J『ビタースウィート シンフォニー』 UPCH-1590 発売中
ミニ・アルバム『アウト オブ ザ ボックス』に続いてリリースされた、正真正銘のフル・アルバム。スウィートボックス時代からのスタイルに更に磨きをかけ、クラシックとビートが融合するハイブリッド・ポップ・アルバムが完成!まさに「新章の幕開け」だ!

【2008/04/03 23:16】 | 過去ログ | page top↑
マライア・キャリー『タッチ・マイ・ボディ』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

前作のアルバム『MIMI』は全世界で大ヒットを記録!
新たな黄金時代を突き進むマライア・キャリーの全世界待望、
9作目のオリジナル・アルバム『E=MC2 〜MIMI第2章』がリリース!


マライア・キャリー-A まずはこの見事な記録の数々をご覧あれ!全世界のトータル・アルバム・セールスは約1億6,000万枚(日本では約1,700万枚)。日本では6作連続100万枚突破。これは洋楽史上初だ。全米No.1シングル17曲。この見事な記録を持つアーティストとは…?そう、マライア・キャリーのことである。

 その名を聞けば、この数々の記録も十分に納得だろう。ついでに言ってしまうと、全米No.1獲得17曲は、ビートルズ(20曲)に続き、エルヴィス・プレスリーと並ぶ歴代2位!さらに、1990年〜2000年の11年間毎年1位獲得で、これはギネス記録にも認定されている。シングル2曲連続の全米チャート初登場1位獲得は史上初。デビュー以来リリースしたシングル5曲連続でNo.1を獲得(歴代1位)。シングルNo.1の獲得期間は17曲で77週(プレスリーに次いで歴代2位)。等々、マライアが積み重ねてきた記録は枚挙に暇がない。

 近年のマライア・キャリーといえば、前作のアルバム『MIMI』(原題『THE EMANCIPATION OF MIMI』)で、第48回グラミー賞の主要3部門を含む最多の8部門の受賞候補者となったり、そのアルバムからのシングル2曲で1位を獲得している。90年代を席巻したマライア・キャリーが、すべてをさらけ出し原点回帰を果たした前作『MIMI』で、21世紀に入ってから低迷期とも言われていたアーティスト人生から見事復活を果たしたのである。

 と、前置きが随分長くなったが、あれから3年、彼女の最高傑作とも言われる前作『MIMI』に次ぐ、待望のニュー・アルバム『E=MC2 〜MIMI第2章』を遂にリリースする。そのアルバムからのファースト・シングル「タッチ・マイ・ボディ」はマライア・キャリー、トリッキー・スチュワート、ザ・ドリームの共同プロデュース。前作のアルバムの楽曲にも通じる、彼女の最大の魅力でもある「声」の際立ったマライア・キャリーらしい心地の良いナンバーである。アルバムのプロデューサーには前作と同様ジャーメイン・デュプリなどを起用した、この9作目のオリジナル・アルバムで新たな黄金時代を突き進むマライア・キャリー。これはかなり期待大だろう!
 マライア・キャリーの持つ数々の記録を更新できる人がいるとすれば、それはもはや彼女自身しかいない。

Text by 柿塚友紀(宇都宮FKDインターパーク店>/a>)


P24マライア・キャリー-J(Sg『タッチ・マイ・ボディ』 UICL-5024 4/2発売
最新アルバム『E=MC2 〜MIMI第2章』の先行シングルとしてリリースされる今作は、マライア・キャリー、トリッキー・スチュワート、ザ・ドリームの共同プロデュース。
女の最大の魅力である「声」の際立ったマライア・キャリーらしいナンバーだ。


『E=MC2 〜MIMI第2章』 UICL-9068 4/9発売予定
全世界大ヒット・アルバム『MIMI』に続く待望の新作!ファースト・シングル「タッチ・マイ・ボディ」は自身も曲作りに関わり、彼女の最大の魅力である声が心地よい楽曲。日本盤のみボーナス・トラック収録予定。初回生産限定盤(予定)は、マライア特製ステッカー封入、マライアに会える!期間限定応募抽選シート付き。
※通常盤は初回盤終了後の発売開始となります。
【2008/04/03 22:22】 | 過去ログ | page top↑
Every Little Thing『Door』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

この扉を開くと新しい世界が広がっているはずだ。
Every Little Thingが3枚のシングル・リリースを経て、
1年半ぶり8枚目のオリジナル・アルバム『Door』をリリース!


Every-Little-Thing-A 5年ほど前から大きく変わり始めたELTサウンド。
 きらびやかでエレクトリカルなポップスから、時代の流れと共にアコースティックで落ち着きのあるサウンドへと趣向を変えたバンドの方向性は、前作『Crispy Park』で一度ピークへと達した感があった。今後、どんな音楽に行き着くのだろう?ELTがここ数年見せてきたバンドの紆余曲折は、新たなELTの道程を示す8thアルバム『Door』で1つ結果となって表れた。

 夏の眩しさと抜けるような青空を思わせるキラキラ・ポップ・チューン「キラメキアワー」、冬の恋を物語のように仕上げたバラード「恋をしている」、オリエンタルな美しさを漂わせる春待ち歌「サクラビト」などのシングル曲を中心に全13曲を収録した今作は、デビュー当時からELTが持ち続けるキャッチーな賑わいと、近年築き上げたモノクロームの静けさと、その両方を併せ持つ1枚だ。
 アルバムの前半は、ポップさ全開「まさかのTelepathy」、シンセサイザーを絡めたビート系ナンバー「WONDER LAND」、作曲とコーラスに槇原敬之が参加した豪華コラボ「冬がはじまるよ」など、華やかで密度の高いナンバーが続く。中盤、ロック・バンド然とした佇まいで孤高の強さを描いた「NEROLI」や、ハワイアンな雰囲気が漂う「カラカラ」でアルバムにアクセントを加えると、最後はピアノのイントロに始まる穏やかバラード「gladiolus」、ふわふわとした世界観が不思議な待望の続編「オフェリア_act2」で静かに締めくくる。なんとロマンチックな1枚だろう。きっと、この中のどの曲も、このアルバムから抜けてはいけない、重要な要素なのだ。

 アルバム・タイトルの「Door」が意味するところ。それは、1曲1曲が、それぞれ別の空間へと繋がる小さなドアを持つと同時に、アルバム全体がELTワールドへと導く大きなドアを持ち、そしてまた、ELTが今後切り拓いていくであろう新しい音楽の可能性へのドアでもあるのかもしれない。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)


ELT-J(CD+DVD)『Door[CD+DVD]』 AVCD-23478/B 発売中
『Door[CD]』 AVCD-23479
サッポロ冬物語CMソング「恋をしている」や、2月にリリースされたばかりの「サクラビト」など3枚のシングルを収録したELT、1年半ぶりの8thアルバム。通常盤、初回盤で内容の異なる撮り下ろし写真満載のスペシャル・ブックレットを封入。
初回限定盤はPV、メイキング映像、ライヴ映像等を収録したDVD付き。
※写真は初回限定盤[CD+DVD]のジャケットです。
【2008/04/03 21:17】 | 過去ログ | page top↑
山下達郎『ずっと一緒さ』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

既にフジテレビ系月9ドラマ『薔薇のない花屋』主題歌として
大きな話題に!
タツロー・ワールドを体感できる『ずっと一緒さ』に
山下達郎の揺るぎない自信と拘りを見た。


山下達郎-A 以前あるアーティストと談笑していた際、彼はこんなことを話してくれた。「例えばドラマの主題歌とかサントラとかCMとか、ある程度(映像やイメージから)制限を受ける仕事の方が僕は燃えるんですよ。制限があればあるほど、その中でどれだけ自分らしさが出せるのか、それが作り手の僕にとっても楽しみなんです」…これを聞いてなるほどと感心した。文章を書く我々にとっても実は同じような感覚がある。例えば締切りやある程度の仕上がりの方向性、こういったものを制限として加えていきながら具体化させ、物事を完成させていく…これは例えば音楽の作り手や文章の書き手に限ったことではないはずだ。要は前述の様に「明確な方向性と共にどれだけ自分らしさが出せるのか」ということが重要なのだ。

 数々のヒット・ソングで知られる音楽職人、山下達郎もいわばタイアップなどの「制限」をプラスに替えるエネルギーに満ちたアーティストの1人だ。70年代から多くのCMソングを手がけてきたこともあり、ツボを得た仕事ぶりは誰もが認めるところだが、フジテレビ系月9ドラマ『薔薇のない花屋』(主演:香取慎吾、竹内結子)主題歌としてオン・エアーされていた「ずっと一緒さ」もまさに彼のこれまでの経験と優れた感覚が遺憾なく発揮された素敵な1曲だ。
 この曲についてはミディアム・バラードでという注文が初めからドラマの制作サイドからあったと聞くが、王道のラヴ・ソングでありながらもここ彼処に達郎らしさが現れたアレンジやメロディ・ラインは、まさに彼の独壇場。自身の中での「新しさ」と「ポピュラリティ」との鬩ぎ合いを経て、見事なバラードとなって結実した。野島伸司の脚本によるミステリアスな展開が魅力の『薔薇のない花屋』が高視聴率を記録する中、この曲も視聴者それぞれの心の中にしっかりと根差すものとなるはずだ。しかもカップリングにはTBS系『ブロードキャスター』テーマ曲「バラ色の人生〜ラヴィアンローズ」とニコン企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」を収録しており、これら3曲の色合いの違いも1枚で楽しめる。
 
これからの山下達郎の活動も気になるところだが、まずは本作をじっくり聴いて達郎サウンドのこれからを推測してみるのも一興かと思う。そして次はニュー・アルバムやライヴの実現を期待したいと切に願うばかりだ。

Text by 土橋一夫


山下達郎-J『ずっと一緒さ』 WPCL-10463 発売中
大きな話題となったフジテレビ系月9ドラマ『薔薇のない花屋』主題歌。まさに山下達郎らしいミディアム・バラードによる王道のラヴ・ソングだ。c/wにはTBS系『ブロードキャスター』テーマ曲「バラ色の人生〜ラヴィアンローズ」とニコン企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」を収録!
☆初回生産分に封入の専用ハガキによる応募抽選でアコースティック・ミニライヴにご招待!
【2008/04/03 21:06】 | 過去ログ | page top↑
BOΦWY『"LAST GIGS" COMPLETE』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

20年の時を経て、遂に完全再現されるBOΦWYの"LAST GIGS"。
100万枚を超える驚異的なセールスを記録した
伝説のライヴ・アルバムが、CDとDVDでコンプリート・リリース!!


BOOWY-A 解散から20年が経過したにも拘わらず、未だに熱狂的な支持を受けているバンド、BOΦWY。昨年から今年にかけて「20th Anniversary from broken 2007-2008」と題し、様々なメモリアル・タイトルがリリースされた。今回その決定打として、1988年4月4日と5日に完成直後の東京ドームで行われた最後のGIGの完全版がCDとDVDでリリースされる。
 元々のオリジナル・アルバムはGIGから1ヶ月後の1988年5月3日に12曲入りでリリースされ、100万枚を超えるセールスを記録。更に13年後の2001年には映像作品がリリースされたが、これもアルバムに準ずる12曲だった。それが遂に本作『"LAST GIGS" COMPLETE』で今まで収録されなかった11曲が追加され、セット・リスト全23曲が初お目見えしたコンプリート版となってリリースされる。

 新しい収録曲のみに触れると、氷室作曲の名曲「ハイウェイに乗る前に」や、早急なスカ・ビートがライヴ映えする「BABY ACTION」、布袋のギター・リフが最高にイカす「BAD FEELING」、オリジナルより1.5倍は速く聞こえる「JUSTY」など、どれもなぜオリジナル盤には収録されなかったのか!?と思わせるカッコ良さ。
 更に興奮するのはオリジナルでは丸々カットされていたアンコールが全て収録されていることだ。特に最初のアンコールの1曲目「ON MY BEAT」の盛り上がりは尋常じゃない。デビュー作に収録されているこの曲での氷室は初期の狂気を孕んだヴォーカルに完全に戻っている。そして最後の「ホンキー・トンキー・クレイジー」と「NO! NEW YORK」の2曲では、観客のこれが最後だという悲痛な叫びとバンドへの感謝の気持ちとが一体となったような、怒濤の大合唱が会場全体を包み込む。
 そう、まさにこれが1つの歴史が終わった瞬間だったのだ。

Text by 高瀬康一(Groovin’編集部)


BOOWY-J『"LAST GIGS" COMPLETE[初回限定版]』 TOCT-26540〜1 4/5発売
BOΦWYの"LAST GIGS"がセット・リスト全23曲を完全収録して遂にリリース。初回盤はデジパック仕様のCD2枚に、バイオグラフィー、ディスコグラフィー他、レア写真等が掲載された"BOΦWYデータブック"を封入したBOX仕様。同時発売DVD初回盤との連動応募プレゼント応募券封入。
通常盤はPケース仕様、データブック(バイオグラフィー、ディスコグラフィーのみ)付き。



★ライヴDVD同時発売!
BOOWY-J(DVD)『"LAST GIGS" COMPLETE[初回限定盤]』 TOBF-5580 4/5発売
[初回盤]BOX仕様/トールサイズ・デジパック仕様/ツアーパンフ縮刷版、ファンクラブ会報誌『BOΦWY HUNT』vol.1〜4縮刷版封入。同時発売CD初回盤との連動応募プレゼント応募ハガキ封入。
[通常盤]三方背ケース仕様/トールケース仕様/ツアーパンフ縮刷版封入。

【2008/04/03 20:49】 | 過去ログ | page top↑
FLOW『アイル』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

2年8ヶ月ぶりにFLOWがオリジナル・アルバム『アイル』をリリース。
この間、メンバーが何を考え、どうやって歩んできたか。
その全てが詰まった彼らの軌跡の証、その集大成を存分に体感して下さい。


FLOW-A
 FLOWは兄弟であるKOHSHI(兄、Vo)、TAKE(弟、G)が1993年から音楽活動を始め、1998年にFLOWを結成。1999年にKEIGO(Vo)、GOT'S(B)、2000年にIWASAKI(Ds)が加わり現在の形となる。精力的に活動を続け、2006年末には初のベスト・アルバムをリリースし大ヒットを記録。そんなFLOWがオリジナルとしては、2年8ヶ月ぶりとなるニュー・アルバム『アイル』をリリースした。

 気になる内容はというと、FLOW初のドラマ主題歌として昨年リリースされたヒット・シングル「Answer」からスタート。1曲目からテンション上がりっぱなしになること間違いなし。
 そして「Re:member」へと続く。この曲はKEIGOの事故からの復帰第1弾シングルで、スピード感溢れる曲調に熱いメッセージが込められた楽曲だ。レコーディング時には、このメンバーで音楽を作り、プレイする嬉しさを改めて実感したそうだ。
 そしてラテン・テイスト溢れる「冬の雨音」、ピアノとアコギの音色が印象的なバラード「椿」、こちらは現在敢行中のツアーを通してファンのみんなと作り上げた楽曲だという。リスナーの背中を押してくれそうな「Welcome to my misery」、ライヴで盛り上がること間違いなしの「Carry on」、そして「COLORS」と続き、このアルバムにアクセントを付けるのにぴったりの「陽だまり feat.azumi from wyolica」が待っている。これは、FLOW初となるウエディング・ソングだ。
 「Smells like thirty spirit」「SURVIVE〜mission No.149〜」を挟み、ノリノリのパーティ・チューンの「NIGHT PARADE by FLOW & HOME MADE 家族」がお出迎え。カッティング・ギターとラップの絡み合いが絶妙だ。ワンマン・ライヴや夏フェス、学園祭で何度も披露されてきた「Around the world」、FLOW史上最も優しい歌とTAKEが語る「太陽の唄」、そして最新シングル「ありがとう」で本作は締めくくられる。

 このアルバムは2007年4月にスタートしたバンド史上最長ツアー「FLOW LIVE TOUR 2007-2008「アイル」」のツアー・タイトルを冠していることからも分かる通り、この2年8ヶ月の軌跡の集大成といっても過言ではない素晴らしい作品だ。

Text by 江間宣行(大仁店

FLOW-J『アイル[初回生産限定盤]DVD付』 KSCL-1235〜6 発売中
『アイル([通常盤]』 KESL-1237
約2年8ヶ月ぶりのニュー・アルバムが堂々完成!「Re:member」から最新バラード・シングル「ありがとう」までのシングル7曲を含む、全14曲収録。

初回生産限定盤はライヴ、メイキング映像等を収録したDVD付き、通常盤の初回仕様にはステッカー封入、両初回分にシングル「ありがとう」とのW購入者応募特典封入。
【2008/04/03 20:36】 | 過去ログ | page top↑
大滝詠一『ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

2005年の『ナイアガラ・ムーン』の再発以来続いた第1期30周年
プロジェクト、その最後を飾る『ナイアガラ・カレンダー』が
遂に登場!オリジナルの1978年版は待望の初CD化!


 このところリイシュー盤の発売が活発で、CD市場はある意味エルダー層…つまり30代〜50代に支えられている感さえある。しかしこのエルダー層のユーザーは、今のダウンロード販売などといったノン・パッケージの音楽で育ったリスナーと違い非常に耳が肥えているだけでなく、ジャケットやライナーといったものにも思い入れ深い方が多いのが大きな特徴だ。アナログな感覚が最新のマスタリング技術と融合する時、デジタル・プレイヤーでは100%表現仕切れないアナログの質感とふくよかさ、そしてアナログ・レコーディングによる人間味といったものを知る人たちも納得の作品となって、かつての輝きを取り戻す。

 さて数多いリイシュー盤の中でも、強烈にリスナーから支持されてきたのが、Mr.ナイアガラ、大滝詠一の作品だ。1981年の大ヒット・アルバム『ロング・バケイション』、そして1982年の『ナイアガラ・トライアングル Vol.2』(佐野元春、杉 真理とのオムニバス)、1984年の『イーチ・タイム』などが発売20周年を記念して今世紀に入って次々と再発されたのに続き、2005年からは30周年記念事業として『ナイアガラ・ムーン』やシュガー・ベイブの『ソングス』、『ナイアガラ・トライアングル Vol.1』(山下達郎、伊藤銀次とのオムニバス)、そして『GO! GO! ナイアガラ』『ナイアガラ CMスペシャル Vol.1 3rd Issue』『多羅尾伴内楽團 vol.1 & vol.2』が、大瀧自身のマスタリングによって次々再発されたが、今度は本来ならば昨年発売されるはずだった『ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition』が遂に店頭に並んだ。

 本作のオリジナルは1977年12月に発売され、1ヶ月1曲ずつの計12曲を並べた好企画盤。1曲毎に季節感と様々なアイディアが織り込まれているのはもちろんのこと、アルバムを年に4作発表するなど最もアグレッシヴだった時期のナイアガラの音が詰まった、ファンにとっても特別な1枚だ。しかも嬉しいことに、今まで未CD化だったオリジナル1978年版がリマスターされ、1981年のリミックス音源と共に収められている。中には曲の冒頭が違う「青空のように」や波音を被せた「泳げカナヅチ君」「真夏の昼の夢」のように全く違うものもあり、時代によるミックス志向の違いや大瀧詠一の実験精神も楽しめる。プロデューサー、作家、アレンジャー、歌手、エンジニア…など様々な役割を一手にこなしていた大瀧詠一のトータル・アルバムである本作を最高の音で楽しめるなんて…。僕らは幸せな時代を生きていると改めて実感した。

Text by 土橋一夫

大滝詠一-J『ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition』 SRCL-5009 発売中
1977年12月に発売された、彼の70年代の代表作でもある本作がオリジナル・ミックス(初CD化)に1981年のリミックス音源を加えた30th Anniversary Editionで遂に登場!村松邦男、上原裕、山下達郎、井上 鑑、駒沢裕城ら豪華メンバーも参加し、大瀧作品の根幹を成すメロディアスとノヴェルティの両路線が詰まった必聴盤!

【2008/04/03 20:21】 | 過去ログ | page top↑
KREVA『クレバのベスト盤』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

HIP HOPソロ・アーティストとして数々の"初"記録を樹立。
リリック&ヴァイブスで訴える無敵のトラックたち。
唯一無比のアーティスト・パワーを再確認する『クレバのベスト盤』。


KREVA-A

 KICK THE CAN CREWでの活動が絶頂期を迎えるさなか、突然のグループの活動休止、そしてKREVAソロ始動のサイン…。何故に今?と、とにかく驚いた。けれど後に届けられたソロ・シングル「希望の炎」を聴いて納得。ソロとしての力量、可能性を知りたい衝動は今にはじまったことではなく、グループで活動していた頃からふつふつと沸き起こっていたのだろう。そう、ゆらゆらと揺れる青い炎のごとく静かに、そして誰よりも熱く。
 そしてその音楽への情熱は、愛しい人への想いに重ねた「音色」となって表れた。この2作だけでもソロとして十分な自信を窺わせていたが、その後も新たな刺激を求めMummy-DやSONOMI、草野マサムネといった他アーティストとも積極的に共演。共演アーティストを引き立てながらもKREVAであることを知らしめる、そのバランスのとれたトラック・メイキングもさすがである。リリックにおいてもリズムありきの韻を踏んだ言葉選びではなく、韻を踏んでもなお明解なメッセージがあるのがKREVA節たるもの。HIP HOPとポップスの融合、そして幅広い世代が共感できるメッセージ。
 KREVAは無比の才能を振いながらも、決して独りよがりにならない普遍性をもった作品を作り出す。ソロ活動も4年の歳月を重ねるが、それもあっという間に思える程、たえず彼は聴き手を飽きさせない期待以上のものでもてなしてくれる。

 KREVAという名前を耳にすると、clever(=賢い)という単語が無意識に脳裏を過る。マイクを握ればあらゆるMC(歌も喋りも)も天下一品。韻を踏みまくる巧みなリリックで楽曲を紡げば、ライヴの曲間のMCもまたエンターテナーとしてセンスを爆発させる。昨年は武道館で独演会を敢行。DJブースでトラックを操りながら、その間も口は閉ざさずオーディエンスとコミュニケーションを図り、曲が始まればアグレッシヴなMCを披露。武道館で1人シンプルにアコギやピアノで弾き語るライヴはこれまでにもあったが、積み上げられたデジタル機材を前に1人何役もこなす魔術的なステージは当然ながらKREVAが初である。これをcleverと言わずして何と言おうか。このベスト・アルバムを聴けば、単に空耳アワーの次元ではないことを納得して頂けるはずだ。

Text by 浜田幸子(Groovin’編集部)


KREVA-J初回『クレバのベスト盤[初回限定盤]DVD付』 PCCA-04908 発売中
『クレバのベスト盤[通常盤]』 PCCA-04909
CDセールスや武道館での独演会など、HIP HOPソロ・アーティストとして数々の"初"記録を打ち立てて来たKREVAのベスト盤。シングル曲やアルバムのリード曲に加え新曲も収録。メロウでいてファンキー、その多面体なトラックはどれも捨て曲無しのクオリティ。初回限定盤はYou Tube CM優秀作品他を収録したDVD付き+特殊パッケージ仕様。
※写真は[初回限定盤]のジャケットです。
【2008/04/03 20:20】 | 過去ログ | page top↑
加藤ミリヤ『TOKYO STAR』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

リアルなメッセージをこの瞬間に刻む。
19歳の今しか見せられない輝き、19歳の今だから伝えたい想い。
強く美しく成長し続ける、加藤ミリヤ、10代ラスト・アルバム。


加藤ミリヤ-A 言いたいこと、伝えたいことがあるから歌っている。自分の存在を認めてもらうのが音楽。加藤ミリヤの周りでよく目にしたキーワード。
"女子高生のカリスマ"と呼ばれた彼女が放つニュー・アルバムからは、世代を問わず"女性のカリスマ"としての加藤ミリヤ像が窺える。子供?大人?ちょうどその狭間の10代最後に届けられるメッセージには、強く美しく、私は私、他の誰とも違う輝きを放つことができる、そんな自信のようなものが感じられる。私の、このアルバムに対するイメージは、雨に濡れた薔薇。光を浴びてしずくがキラキラと輝き、雨に負けず1枚1枚の花びらがしっかり重なり合って存在感のある美しさを見せてくれる。色の違いや葉や棘、アレンジの仕方によって花言葉が違うように、曲ごとの表情や色を感じ、聴く人それぞれが自身に当てはめて彼女のメッセージを感じられる。

 安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」をモチーフにした最新シングル「19 Memories」は、今19歳を生きる同世代の女の子が、どうしようもない気持ちを分かってもらえたような、アムラー時代を過ごした女性がそんな思い出を懐かしむような想いを代弁してくれている。
ジャケットやPVにも渋谷のスクランブル交差点が登場して、私も数年前の19歳の頃、初めて渋谷に友達と行った時の事を思い出した。田舎者丸出しで、ハチ公に感動し、交差点の真ん中で友達と写真を撮りまくり、初めての109も体験し、都会の波にのまれていくような感覚。人の多い街の中で、いろいろな想いを抱えて過ごしていたな、と。大人になんてなりたくない、でも子供扱いしないで、心の叫びに気付いてほしい…そんな想いが歌と綴られる言葉と音と映像で、リアルに表現されている。
 
 湘南乃風の若旦那を迎えた「LALALA」は身近にいる大切な存在を思い浮かべながら聴きたい1曲。ミリヤが飼い主、若旦那が犬という設定で書かれたリリックと知り、改めて聴き直すとなるほど、と思ったが、自分の大切な人を想像して聴いてみたら、また違ったなるほどが感じられるだろう。
 収録されているもう1枚のシングル「Love is...」は名曲「カノン」をモチーフにした聴き応えのある壮大なバラード。彼女のラヴ・ソングの中でもストレートに愛が伝わり、歌のうまさを実感させられる。シングル曲のカップリングに収録されていたアンサー・ソングも入っていたり、シングル曲以外も歌に聴き惚れ、歌詞カード見ながら頷けたり、「Tokyo Star」や「Young Lady」などからは今の彼女の想いや決意が伝わるし、「You Go Your Way」は旅立ちの季節に聴きたい1曲だし、切ない想いが溢れるラヴ・ソングも良いし…成長し続ける彼女の魅力がたっぷり詰まった1枚だ。

 「ここからうちらの時代」と宣言した彼女の時代はまだまだ続く。同世代の人はもちろん、見た目より若く見えると言われてちょっと喜んでしまうような世代の人にも、彼女の歌は心に火をつけてくれると思う。きっと彼女の中には常に自分の中に求める、求められる両方の加藤ミリヤ像がしっかりあるから。TOUGHに生きるすべての女性のカリスマとして。

Text by 山崎有子(掛川店)


加藤ミリヤ-J初回『TOKYO STAR[初回生産限定盤]DVD付』 SRCL-6763〜4 4/2発売
最新シングル「19 Memories」や若旦那(湘南乃風)プロデュースの「LALALA feat. 若旦那(湘南乃風)」を含む、加藤ミリヤ、10代最後のアルバムが完成。初回生産限定盤は2曲のMusic Video、Making映像などを収録したDVD付き。
彼女のアルバムとしては初のDVD付き仕様だ!
加藤ミリヤ-J通常
『TOKYO STAR[通常盤]』 SRCL-6765

※写真は上が[初回生産限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。


【2008/04/03 20:15】 | 過去ログ | page top↑
青山テルマ『DIARY』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

昨年9月にデビューしたばかりのR&Bシンガー、青山テルマ。
「そばにいるね 青山テルマ feat. SoulJa」のヒットを追い風に
リリースされる待望の1stアルバム!
日常の気づき、葛藤、決意、感謝、成長の記録がつぶさに収められた、渾身の『DIARY』。


青山テルマ_A


 古くさい言葉で言うならば、相聞歌(そうもんか)。
万葉の時代、想い人へ気持ちを伝える手段の1つとして和歌を用いられ、受け手もまた返歌をもって、その気持ちに応えた。現代からすると、まどろっこしく、気恥ずかしい手段ではあるものの、歌というのは元来、歌い手も、聴き手も、自ずと気持ちを重ねやすいものであることは時代を超えても変わりはないようだ。恋の歌にお返しをする、その文化は、今で言うとアンサー・ソングがそれにあたるのだろうか。
ことの始まりは昨年9月、新世代ラッパーとしてデビューしたばかりのSoulJa、その3rdシングルに青山テルマがフィーチャリング・アーティストとして参加した。「ここにいるよ feat. 青山テルマ」と題されたその曲は、遠距離恋愛をテーマにして不器用で正直な気持を綴ったLove Rapで、サビで重なり合うSoulJaと青山テルマの歌声がとても印象的だった。

 そして、今年1月、今度は青山テルマからの2ndシングルとして、この曲のアンサー・ソングとなる「そばにいるね 青山テルマ feat. SoulJa」をリリース。ここにいるよ、そばにいるね。お互いに分かっていながらも、何度もそう確かめ合わずにはいられない2人の、目線を変えて表現された恋物語は大きな感動を生んだ。なによりも青山テルマ自身のヴォーカルが、デビュー作で見せていた元気なイメージとは趣を変えて、女性の寂しげな表情が目に浮かぶような憂いのある歌声だったことが新鮮だった。昨年9月のデビューから、シングルとしてはまだ2枚目のリリースではあったが、先輩ミュージシャンとのコラボ作品も多数リリースしてきた結果、青山テルマは今、R&Bシンガーとして大きな武器となる"表現力"に着々と磨きをかけている。

 もっとテルマの歌を聴きたい!そんなリスナーの要望に応えるかのように、早くもドロップされる1stアルバム『DIARY』。2作のシングル曲を中心に、1stアルバムならではのフレッシュさ、チャレンジ精神、そして曲ごとに丁寧に歌い込まれた青山テルマの表現力の高さを感じられる1枚になった。青山テルマ自身による作詞曲が多く、「Last Letter」では切ないロスト・ラヴを、「Paradise」では泣くことで救われる自分の気持ちを、飾らない言葉で丁寧にメロディへと託した。なかでも「ママへ」は、母親への感謝を綴ったナンバーで、きちんと愛情を受けて育ったがゆえの青山テルマの素直さ、真っ直な優しさを感じられる1曲だ。
また、前向きで力強いメッセージも印象的で、昨日できなかったこと、今日もできるか分からないけど、明日はできるかも…と、自分なりのペースで未来への可能性を信じる「リズム」や、"迷った方が勝ちだから"と、葛藤することでステップ・アップを促す「HIGHER」など、20歳の若きシンガーが持つ強みがここで表れている。
 その他にも、小泉今日子の名曲「あなたに会えてよかった」のカヴァー、コラボ作「This Day feat. 童子-T」など、粒ぞろいの全14曲。近しい音楽性をもった先輩ミュージシャン、AIや加藤ミリヤらにも祝福された青山テルマの船出は、順風満帆だ。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)


青山テルマ-J初回『DIARY[初回限定盤]DVD付』 UPCH-9419 3/26発売
デビュー・シングル「ONE WAY」、2ndシングル「そばにいるね 青山テルマ feat. SoulJa」を収録した待望の1stアルバム。
初回限定盤は「そばにいるね 青山テルマ feat. SoulJa」のMusic Clip、「My dear friend」のMusic Clip Director's Editionを収録したDVD付き。
青山テルマ-J通常『DIARY[通常盤]』 UPCH-1593

※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。

【2008/04/03 19:48】 | 過去ログ | page top↑
YUI『I LOVED YESTERDAY』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

前作からわずか1年。
待望の3rdアルバム発売はとにかく「嬉しい」の一言!
積極的に挑戦を続けながらも、デビュー当初から変わることのない
そのメッセージが聴き手の心にまっすぐ突き刺さる。



YUI



 YUI待望の3枚目となるアルバム・タイトルは『I LOVED YESTERDAY』。
 <昨日を愛せるように今日を生きよう、明日も同じ気持ちでいたいから>…そんなメッセージが込められた今作。誰の心にも素直に、爽やかに受け止められる、背伸びしないまっすぐな想いが伝わってくる素敵なアルバムだ。

 今作は大ヒットしたシングルに加え、配信シングルの「Laugh away」も収録。この曲は聴くたびにとても爽やかな情景が浮かんでくる大好きな1曲だ。イントロからアコースティック・ギターのストロークが気持ちよく響き、そこにYUI独特の透明感のある歌声がのってくる。彼女のアコースティックな感覚を最大限に生かした春の一陣の風のような軽やかでキャッチーなサウンドができあがっている。歌詞を聴いているだけでも、自分が主人公となったかのような錯覚に陥る珠玉のポップ・ナンバーだ。
 「Namidairo」は静かに歌い上げる導入部分が印象的な1曲。アコギとストリングスの絡む切ない雰囲気は初期の「feel my soul」などを思い起こさせるが、楽曲としては非常にシンプルなアレンジが特徴的。音を重ね過ぎないことで彼女のヴォーカルを生かした構成となっている。なんだか切なさに磨きがかかっているような印象を受けるのは、YUIが10代を終え、様々な経験を経て一層の成長を果たしたからなのかもしれない。
 「My Generation」は2ndアルバム収録の「Rolling star」などで見せたロック魂を、さらに爆発させた爽快なロック・ナンバー。過去の(おそらくは)YUI自身を描いた楽曲だが、"制服脱ぎ捨てた16のアタシに負けたくはないから"という歌詞には、音楽で生きていこうと決意した当時の彼女と、それを見据えた現在の彼女の強い想いがストレートに表現されている。迷い悩んでいる人の背中を押してくれるような力強い1曲ではないだろうか。
 「LOVE & TRUTH」はこれまでとはガラリと印象の違う情感たっぷりなバラード・ナンバー。実らない恋と分かっていても引き返せない、そんな恋心を綴ったエモーショナルな歌声が胸を打つ。同じ恋心を歌った彼女の曲で「CHE.R.RY」がハッピー全開なのに対して、こちらは切なさ全開といった印象。こういう対極の楽曲を表現できるのもYUIの持つ感性の幅広さを表しているのではないだろうか。

 彼女の曲を聴くと伝わってくるのが、理想を追い求め、夢を見ながらも現実から目を背けない、そんな真摯な姿勢。ポップな楽曲で気持ち良く浸ることができるかと思えば、思わず「はっ」と襟元を正させるような真剣なメッセージが飛んでくる。
 それは決して押し付けな言葉などではなく、聴き手自身に様々な想いを浮かべさせるような等身大のメッセージだ。このアルバムは、そんなYUIの今のキモチが染み込んだ、絶対に聴き逃せない1枚。ライヴ・ツアーも決定しているので、じっくりアルバムを聴きこんで、その時を待つべし。

Text by 柴崎元紀(すみや竜ヶ崎店

YUI-J初回盤『I LOVED YESTERDAY[初回生産限定盤]DVD付』 SRCL-6766〜7 4/9発売
YUI待望の3rdアルバムが堂々完成。
ヒット・シングルに加え、配信シングルの「Laugh away」も収録されるのが嬉しい。
彼女の爽やかでポップかつエモーショナルな感性、メッセージがこめられた必聴の1枚!
YUI_ジャケット『I LOVED YESTERDAY[通常盤]』SRCL-6768

※写真は上が[初回生産限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです。


【2008/04/03 18:01】 | 過去ログ | page top↑
桑田佳祐『桑田さんのお仕事 07/08  〜魅惑のAVマリアージュ〜』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

2007年、桑田佳祐の全ての活動を一気に振り返るコンプリート盤。
昨年末のカウントダウン・ライヴで披露された28曲の映像と、
3枚のシングルを全て収録!
人生も、音楽も、遊びも、全て本気で挑む男からの
最高のエンターテイメントをお届け。


桑田佳祐_A
計算なのか、偶然なのか、およそ5年周期で訪れる桑田佳祐のソロ活動。ざっくり言うと今回で4度目になるのだが、昨年から今年にかけて続いているソロ・アーティスト桑田佳祐の精力的な活動は、実は、これまでで最大規模なんじゃないかと思う。
デビュー直後のアーティストが経験する1年間と、バンドとして30年に及ぶキャリアを持つアーティストの1年間と、それはまるで大人と子供のように月日の重みに違いがありそうなものだが、桑田佳祐に至っては、その天秤は並行のままブレない。だからこそ昨年の怒濤の活動を経た今、自信を持ってお届けするコンプリート・パッケージのタイトルが『桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のマリアージュ〜』なのだ。

 まず、CDには昨年リリースされた全てのシングル、「明日晴れるかな」「風の詩を聴かせて」そして「ダーリン」の3枚からカップリングも含めて完全収録となる。壮大なスケールで演奏されるバラードから、夏の清爽感を感じるパーカッシヴなナンバー、歌謡曲のテイストに湿度の高い桑田節、本人出演のCMソングとしてもおなじみの楽曲まで全て押さえた親切すぎる1枚。さらに新曲として追加される「DEAR MY FRIEND」は、独り立ちするあなたへ、寂しさと困難に立ち向かう勇気をくれる1曲だ。
 一方、DVDには昨年11月、マリンメッセ福岡を皮切りに全国6箇所14公演で約15万人を動員したアリーナ・ツアーの中から、大晦日の夜に行われた最終公演、横浜アリーナでのカウントダウン・ライヴの模様を収録している。ツアー・タイトルは"桑田佳祐 LIVE TOUR 2007 呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW"。見ず知らずの若造にも呼び捨てされる人気者の宿命。そんなことは別に気にもしてないけれど、あえてつっこんでみました、というナンセンスさが桑田佳祐らしい。それもこれも、会場に足を運んだ全ての人を絶対に満足させるという自信に裏打ちされた、、本気の遊び心だ。なんたって全28曲。

 この原稿を書いている段階ではまだ行われていないのだが、3月23日には日本初の試みとなる全国民放FM53局でLive番組を同時中継するという「桑田佳祐 アコースティックライブ in 石垣島」も開催が決定している。桑田自身、「ラジオから流れてくるさまざまな音楽は、中学・高校時代の僕に強烈なカルチャーショックと安らぎを与えてくれました。…特にFM放送は、ミュージシャンとリスナーを結びつけてくれるメディアであるとあらためて実感しています。」とオフィシャルにコメントを寄せている。リスナーとしてラジオからたくさんの音楽を吸収して育った経緯を思い返し、今度はミュージシャンとしてリスナーともっと繋がる環境を作りたい、そのために貢献出来ることは何でもしよう、そんな意気込みを感じた。ヴェテラン・アーティストとしての貫禄と余裕がありながら、奢りや惰性は微塵も見せない桑田佳祐。さて、次の一手はどう出るのだろうか。

Text by 秦 理絵(Groovin’編集部)

桑田佳祐_初回J『桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のAVマリアージュ』
[初回限定盤]DVD付 VIZL-500 発売中
[通常盤]COCP-34795
2007年、桑田佳祐のソロ活動の全てをパッケージ!
桑田佳祐-J通常昨年リリースされた3枚のシングルから、カップリングも含め新曲も収録したCDと昨年大晦日に行われた横浜アリーナでのツアー・ファイナル&カウントダウンの模様を完全収録したDVDの2枚組。
初回限定盤はプレミアム・マリアージュ・コレクションパッケージ。
※写真は上が[初回限定盤]、下が[通常盤]のジャケットです
【2008/04/03 18:00】 | 過去ログ | page top↑
EXILE『EXILE CATCHY BEST』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

2008年はEXILE PERFECT YEAR!
これまでにない多種多様なパフォーマンスが続々と控える中、
まずはベスト・アルバム第1弾『EXILE CATCHY BEST』をドロップ!



EXILE


 EXILEは今、絶好調だ。
 初代ヴォーカリストのソロ転向、それに伴うヴォーカリストの交代劇、そして新パフォーマーの加入とメンバーの再構築を余儀なくされたのは2年前。けれど彼らは様々な苦境にも立ち止まる事なく、新たに得たエネルギーと共に新章の扉を開けた。その決意は力強い一歩となり、昨年新メンバー7人で行われた全国ツアーは35万人を動員。そして今ツアーには"オカザイル"なるものも登場。CX系ヴァラエティー番組『めちゃ2イケてるッ!』内の企画で、ナインティナインの岡村隆史がEXILEのライヴに出演したのだ。
 当初はバック・ダンサーの一員での出演だったが、ライヴ本番ではヴォーカル、パフォーマーそれぞれの見せ場にも岡村が"乱入"するという波乱の展開に。けれど、乱入どころかダンスにおいては芸人根性が炸裂、ほぼ完璧な振り付けで会場を大いに沸かせた。
 また番組オンエアでは、EXILEのメンバーがエンターテイメント集団としてのヴァラエティー根性を見せる笑いのシーンもあったりと、異色コラボレーションは互いの新たな魅力を引き出すことに成功、彼らの新章の歩みに一役買うこととなった。そして昨年の締め括りにリリースされた最新アルバム『EXILE LOVE』は160万枚を突破、その活動の充実ぶりはCDセールスにも表れた。

 2001年のデビュー以来、J-POPシーンの第一線を走り続けてきたEXILEが今再び完全無欠のエンターテイメント集団へと完成形を迎えた中、今年元旦に「EXILE PERFECT YEAR 2008」の開幕がアナウンスされた。それは3枚のベスト・アルバムのリリース、舞台公演、雑誌の創刊、そしてドーム・ツアーと多種多様なパフォーマンスの開催告知であった。
 その手始めに届けられるのが、ベスト・アルバム第1弾『EXILE CATCHY BEST』である。その名の通り、誰もがEXILEと分かる彼らのキャッチーなヒット・シングルが満載。
 EXILEの第1章を築いた楽曲においてはATSUSHIとTAKAHIROによるNEWアレンジ&歌い直しVer.で収録。お馴染みの曲でありながらも装いは一新され、新曲さながらの新鮮さで楽しめる。そしてキリンビール「麒麟ZERO」CMソングとしてオンエア中の新曲「銀河鉄道999/EXILE feat.VERBAL(m-flo)」(ゴダイゴのカヴァー)も収録。4つ打ちのキック音を響かせたハウス・トラックにスパイスを効かせるVERBALのラップ、そして生のストリングスが彩りを添える斬新なアレンジは、スウィートなヴォーカルにも好相性。パフォーマンスにも期待が高まる軽快なビートで、彼らの表現の幅を広げる注目の1曲となりそうだ。

 PERFECT YEARはまだ始まったばかり。次なる一手は如何に…今年もどうやらEXILEから目が離せそうもない。 

Text by 浜田幸子(Groovin'編集部)

EXILE_ジャケット『EXILE CATCHY BEST [CD+DVD]』 RZCD-45884 発売中
『EXILE CATCHY BEST [CD]』 RZCD-45885
EXILE PERFECT YEAR 2008、開幕!まずはヒット・シングル満載のベスト・アルバム第1弾をリリース。EXILE第1章楽曲はATSUSHIとTAKAHIROによるNEWアレンジ&歌い直しVer.で収録。
DVDには新たに撮り直した3曲を含む8曲のPV+メイキングを収録(「real world」にはレッドソックスの松坂大輔が出演!)。初回スリーヴ仕様。
【2008/04/03 17:51】 | 過去ログ | page top↑
木村カエラ『+1』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

お待たせしました!
1年2ヶ月ぶりのニュー・アルバムは、カエラ流New Wave!!
相変わらず「可愛さ」と「毒」が最高のバランスで同居するセンスは見事!

木村カエラ_A
 木村カエラというアーティストの痛快さというのは、世の男がグッとくる女性の普遍的な可愛さと、「どうなのよそれ!?」と思わせるようなブッ飛んだアーティスト性の"行ったり来たり"によるものだと思う。彼女が担当するラジオなどを聴いていても、男が食いつきそうなヤバいネタを自らふっときながらギリギリのところでかわし「可愛い女」の貞操を守ったりする。男からしてみれば親密さを感じると同時に手の平の上で遊ばれている感もあって悶々とし、しかもそれを計算ではなく地でやっているところが女性ファンの共感をも抱くところなのだろう。(女性は同姓に対し計算を感じると一気に引くものだ)。
そのバランス感覚は天性のものであり、全ての活動がその感覚の上で奇跡的に成り立っていて、奥田民生や加藤和彦といった大物ミュージシャンから好かれるのも、そのセンスが醸し出す小悪魔的魅力がロックに必要だと思われたからに違いない。

 最新シングル「Jasper」で石野卓球と組んだ時も「なるほど」と唸った。卓球の音楽が持つキャッチーさと毒性が、カエラのキャラクターにぴったりハマると感じたからだ。この曲を聴いた時、その相性の良さと、テクノという新しいジャンルに挑戦し自分のテリトリーを無理なく広げたカエラの的確な歩みに心底感心したものだ。

 さて本作『+1』はその「Jasper」を含む1年2ヶ月ぶりのニュー・アルバムである。「New Waveっぽい感じを出したかった」と本人が語る通り、いきなりハードコア・テクノ・サウンドが炸裂する「NO IMAGE」で幕を開ける。クラムボンのミトが作曲とプロデュースを担当したこの曲はヴァージョン・アップした木村カエラを象徴するナンバーで、過激なサウンドもさることながら、彼女自身による考えようにはかなりキワどい歌詞がアルバム中最大級のインパクトを与える。続いて「Jasper」「Yellow」といったシングル曲を挟み、NATSUMENのAxSxEがプロデュースした「STARs」や、MO'SOME TONEBENDERが全面参加した「ファミレド」といったエレキ・ギターの音色がやけに小刻みで気持ちいいパワー・ポップ・ナンバーが続き、更に會田茂一プロデュースのエレクトロ・ポップ「dejavu」とシングル曲「Samantha」、GREAT3の高桑圭が全てのサウンド・メイキングを担当したタイトル曲といった、実に印象深いナンバーが並ぶ。中でも個人的な一押しはyoheyOKAMOTOが作曲した「鏡よ鏡」で、4つ打ちリズムとノイジーなギターが絡むハードなサウンドに流麗なメロディが乗るメロコア・ナンバーだ。奥田民生節全開のロック・ナンバー「1115」ののち、超キュートなエレ・ポップ「Humpty Dumpty」で本作は幕を閉じるが、"New Wave"という新機軸を提示しながらも、相変わらず「可愛さ」と「毒」が最高のバランスで同居するセンスは見事だ。しかし考えてみればこの2つの要素って昔から優れたポップスの必須条件なのだ。そういった意味でも木村カエラは現在最新鋭のポップ・スターということになるのではないか。

Text by 高瀬康一(Groovin’編集部)


木村カエラ_J『+1 [初回限定盤]DVD付』 COZA-301〜2 4/2発売
『+1[通常盤]』 COCP-34795 
昨年はライヴに明け暮れた木村カエラが満を持してリリースするニュー・アルバム。
奥田民生、會田茂一、ミト(クラムボン)といった豪華で個性的な作家陣をゲストに迎え、カエラ流New Waveを提示した意欲作。シングル「Samantha」「Yellow」「Jasper」収録。
※写真は[初回限定盤]のジャケットです。


【2008/04/03 17:50】 | 過去ログ | page top↑
宇多田ヒカル『HEART STATION』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

軽やかにスキップする"Everybody feels the same"。
新作に息づく、不変と不偏。そして普遍。
デビュー10年目を迎えた宇多田ヒカルがたどり着いた
ポップ・ミュージック。



宇多田ヒカル


 濃密で重厚な作品だった前作『ULTRA BLUE』。
 その完成度の高さに比例して、宇多田ヒカル自身も、かなりの高みに昇った感があった。そこは才能ある者が当たり前にたどり着ける、だがもはや私たちには手の届かないような場所にも見え、作品に対して無意識のうちに身構えたことを記憶している。そのツアーでの彼女はまばゆいばかりのセットを背に、幾重にも重なった斬新なドレスを着て、アルバムの世界観を全うした。けれどもそのライヴで最も心を打ったのは、以前と変わらないどこか不器用だが一生懸命な彼女の姿、観客に向けた笑顔であり、アルバムの中で最も印象に残ったのは、恐れることなく自身をさらけだした「BLUE」というナンバーだった。そこで彼女はこう歌った。"もう一度感じさせて 技よりもハートで"。

 最新作のタイトルは『HEART STATION』だ。ポップ・ミュージックというものが、個人的な思いや経験から生まれたものにしろ、普通の人々が暮らす、その街角で愛されるものだとするならば、本作はまさにそれそのもの。技の前にハートで感じること、それ以上に、宇多田ヒカルという人間の心を拠点にしたリスナーとの大切なコミュニケーションという側面もタイトルに表れているのかもしれない。

 もはやミもフタもないほど核心を突いた、着の身着のままの言葉で飛ばす「Fight The Blues」で軽やかに幕を開ける本作。晴れている…そんな印象だ。シングル曲はアルバムに収録する、というのが彼女の考えだが、今回はそれらのほとんどが前半に集中。近作から続く、ほぼ彼女自身の手によるサウンド・メイキングは歪みなくクリアな上に、天性のものとしか言いようがないメロディ、その風通しも抜群だ。思っていることがそのまま言葉に変換されたような詞もストレートさを増した。表面だけをすくいとって穿った見方をされる現代においても、自分の感性には変わらず正直な人であり、どこまでもオリジナルであり続ける。だから彼女の音楽を選んでしまうのだということを、改めて思い返した。

 「Gentle Beast Interlude」を挿んでのアルバム後半。「Celebrate」への鮮やかなスイッチに胸がすく瞬間から前半の流れが変わる。いつものクールな表情とは一転、溢れ出る思いが切迫した歌声に直結した「Prisoner Of Love」、強い風の吹く大地についた足元を確認するかのような「テイク5」、自作曲の中で彼女が最も気に入っているという「ぼくはくま」、"みんな"を鼓舞しながらも、群集の中の個である自分を見つめる「虹色バス」。ここにはより内省へ、よりパーソナルな愛へと向かう宇多田ヒカルが凝縮されている。前半がタイアップを含めた人々のための曲であるとすれば、後半は自分のための、もしくは人との関係性にみる自己を投影させた曲。そんな捉え方もできるだろう。

 音楽に対するフラットな姿勢がアルバムの重心になっている本作。だがそれは、宇多田ヒカルが作った単なるポップ・ミュージックでもある。だからこそ宇多田ヒカルが心地よい。宇多田ヒカルがとても近い。

Text by 篠原美江

宇多田ヒカル_ジャケット『HEART STATION』 TOCT-26600 発売中
 「ぼくはくま」から、大ヒットを記録した「Flavor Of Life」、アジエンスCMソングとしてO.A.中の「Stay Gold」、最新シングル「HEART STATION」まで5曲のシングル曲を収めたニュー・アルバム。
デビュー10年目を迎えた宇多田ヒカルがたどり着いたポップ・ミュージックがここにある。
【2008/04/03 17:44】 | 過去ログ | page top↑
ランシド 『Bサイド&Cサイド』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

日本盤はさらにレア度UP↑↑
ハードコア・パンクの四番打者ランシドの、激レア音源集。
廃盤、未発表曲などが怒涛の大集結!


ランシド-A レア音源集の類は、得てしてファン以外にとっては購入してまで聴く気にならないものが多い。廃盤はもちろん、アルバム制作の際に惜しくもこぼれてしまうトラックというのは、単純に人気が無かったり、その時のバンドのカラーと少しずれていたりして、よほどのファンでない限りは、聴いてもピンと来ないものが多いのだ(逆にファンにとってはヨダレをたらすほど欲しいものばかりだが)。
 でも、このアルバムは違う。「どうしてアルバムに入らなかったの!?」と首を傾げてしまう秀逸曲ばかりなのだ。初期ランシドを彷彿とさせるスピード感溢れるテンポと、訴えかけてくるようなティムのヴォーカルが炸裂した1曲目「ベン・ザノット」(2000年10月リリースEP『レット・ミー・ゴー』のサブ・トラック)をド頭に、ロカビリー meetsランシドな未発表曲「デヴィルズ・ダンス」(一聴の価値アリ、上手くてウケます!)や、今はなき名PUNKコンピ・シリーズ「Punk-O-Rama」の10枚目に収録されていた「ホワイト・ナックル・ライド」はマットの早弾きベースがたまらない名曲。そしてなんと言っても!この『Bサイド&Cサイド』の日本盤には、彼らが「ランシド」の名で初めて世に送り出したという幻の7インチEP『ランシド』(廃盤)に収録されていたという、とってもウブな5曲を、まるまる収録しているという贅沢さ!
 多分ファンですら聴いたことのある人はとても少ないだろう。まさにレア音源である。4月に待望の来日も決まっている彼ら。このCDからの選曲もありうるのか!?楽しみに待ちたいと思う。

Text by 村岡 綾(本庄店


ランシド-J『Bサイド&Cサイド』 EICP-971 発売中
PUNKに選ばれしカリスマによる、バンド史上初のレア音源。アナログ盤のみの音源や既に廃盤化されている音源、未発表曲を収めた21曲。さらに日本盤にはボーナス・トラックとして、1992年にランシドが初めて世に出した幻の7インチEP(廃盤)の5曲を、なんと全曲収録!
【2008/04/03 16:29】 | 過去ログ | page top↑
METAL on METAL #102
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

いやはや、今月も超強力作の目白押しです!イン・フレイムスの新作に始まり、涙なしには聴けないホワイト・ライオンの復活。セパルトゥラの名はなくともその精神を引き継いだカヴァレラ兄弟の渾身の新作。酔いどれ軍団コルピクラーニも登場。ここには掲載されていないが、アンベリアン・ドーンのデビュー作『リヴァー・オブ・トゥオニ』(3月26日発売/MICP-10725)はシンフォニック・メタルとしては今年No.1の出来。コレお勧めです!そして、エージェント・スティールの新作『エイリアニグマ』(発売中/POCE-16022)を聴いて熱く語ろうではないか!Let The Metal Do The Talking!!(片川)MartyFriedman-J.jpgマーティ・フリードマン
『フューチャー・アディクト』
AVCD-23546
発売中
もはや"日本人"なマーティの、新曲を含んだ全キャリアからのセルフ・カヴァー(ハワイやカコフォニーを知らないファンは必聴)。B'zのシングルでもドラムを叩いていたジェレミーがヴォーカルとしても参加。マーティが今でもこういったサウンドを志向しているのならバンドとしての活動を望む!(野辺)
InFrames-J.jpgイン・フレイムス
『ア・センス・オブ・パーパス』
TFCK-87435
発売中
2年ぶりの9th。前作は全米ベスト80入りし米国での人気も獲得。ラウパーやオズフェスト参戦、ヴァッケン・フェスでトリを飾る…etc、全ての経験を新作に注ぎ込んだ渾身の一撃。恐ろしい程楽曲の質が高い。初回盤スペシャル・パッケージ仕様、折込カラー・ポスター封入。日本盤ボーナス・トラック3曲収録。(Mr.S)
CavaleraConspiracy-J.jpg『インフリクテッド』
ロードランナー・ジャパン
RRCY-21301
発売中
まさかこの時が来ようとはっ!マックスとイゴールのカヴァレラの兄弟タッグが12年の時を経て遂に復活!セパルトゥラに限りなく近い感触でファンは感涙ものだが、懐古や回帰の感触以上に互いがセパルトゥラとソウルフライで培ってきた手法が激突し、融合する様を体感させるスラッシーでトライバルな超過激盤!(市村)
Overdrive-J.jpgオーヴァードライヴ
『レット・ザ・メタル・ドゥ・ザ・トーキング』
TKCS-85189
発売中
80年代から活躍するヴェテラン・バンド、オーヴァードライヴの5th。ロック・フェスにも精力的に参加しながら満を持しての作品ということもあり、非常に質の高いメロディック・メタルを聴かせてくれる。新ヴォーカリストのパー・カールソンの加入で隙の無い作品となった感じ。北欧の匂いプンプンの最高のアルバムだ!(葛原)
Korpiklaani-J.jpgコルピクラーニ
『森界の王』
MICP-10721
発売中
昨年初来日した、フィンランドのフォーク・メタル・バンドの5th。移籍第1弾となる今作だが、森の中で宴会をしているような音楽性から、ジャケのアートワーク、笑える邦題までなにも変化なし。ファンは安心の1枚だ。ただ今作の1番のインパクト?は20分の大曲!?⑮だが、きっと深い意味があるに違いない(笑)。(三津山)
DarkAge-J.jpgダーク・エイジ
『マイナス・エクシタス』
[初回盤]DVD付 POCE-96005/[通常盤] POCE-16024 発売中

METAL ON METAL一押しアーティスト。4年ぶり5th!4年の間、如何に彼らが成長したかを如実に表した最強の作品です!素晴らしい!! 初回盤はDVD付き。動く彼らを是非日本で観たいですね。アートワークも秀逸。今後のメタル・シーンを占う作品がまた1枚誕生した!(Mr.S)
DreamTheater-J.jpgドリーム・シアター
『グレイテスト・ヒット+21ソングス』
WPCR-12863〜4
発売中
これが本当の究極!1992年〜2005年までのワーナー時代の代表曲を網羅したキャリア初のベスト盤。キャリア初のベスト盤。ベスト盤。全曲最新デジタル・リマスター音源で収録され、2007年リミックス・ヴァージョンや、「トゥ・リヴ・フォーエヴァー」はアルバム初収録。もはや説明不要、この超絶技巧に酔いしれろ!ジャケット・ステッカー&応募抽選券封入。(会田)

Elveitie-J.jpgエルヴェイティ
『魔笛の国のスラニア』
YDSI-0027
発売中
時期を同じくしてイン・フレイムスとコルピクラーニの新作が発売される。この相対する音を巧みに融合させたともいえるエルヴェイティの最新作が登場!コルピクラーニの対抗馬として注目されてはいるが、彼らの愚直なまでの正統派メロ・デス・サウンドと、刹那的音像をむしろ評価すべきではないだろうか?(片川)
PowerQuest-J.jpgパワー・クエスト
『マスター・オヴ・イリュージョン』
MICP-10723
発売中
元ドラゴン・フォースのキーボード・プレイヤー、スティーヴ・ウィリアムズ率いるパワー・クエストの新作。制作進行の都合により本作の音は確認できないが、前作『マジック・ネヴァー・ダイズ』の巧みなキーボードの中に迸る疾走感に魅了された方は私だけではないだろう。本作においても、この構成は変わらないハズ!?(片川)
Frequency-J.jpgフリークエンシー
『コンパッション・ディナイド』
TKCS-85190
発売中
スウェーデン・メロディック・パワー・メタル・バンドの2nd。ヘヴィなリフを中心に、男らしく、またメロディアスに朗々と唄い上げるヴォーカルが乗り、メロディアスなツイン・ギターが絡むというオーソドックスなスタイル。これらのキーワードにピン!ときた人にはオススメな1枚。10曲目はロクセットのカヴァー。(三津山)
WhiteLion-J.jpgホワイト・ライオン
『リターン・オブ・ザ・プライド』
KICP-1268
発売中

80年代に一世を風靡したホワイト・ライオン、16年ぶりに新作を発表!しかもタイトルは『リターン・オブ・ザ・プライド』!名盤『プライド』を彷彿とさせる超強力な作品に仕上がっています。彼ららしいアップなナンバーから、伝家の宝刀バラードも健在。初回盤のみカラー・ステッカー封入。(Mr.S)
■『METAL ON METAL』 ライター
野辺 :マッドブッチャー野辺(富士中央店
片川 :ディマイオ片川(掛川店
葛原 :トーキングモジュレーター葛原(磐田南店
市村 :ブラックファイヤー市村(横浜北山田店
三津山 :ジョン・ボン・三津山(玉川高島屋S・C店
会田 :ビトゥイーン会田(河辺店
Special Thanks to Mr.S:真田賢司
【2008/04/03 11:55】 | METAL on METAL | page top↑
第96回 松浦正徳
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>



ロゴ-小4
リレー連載第96回 松浦正徳
TSUTAYAすみや静岡平和町店 サブ・マネージャー)



 大学生の頃に、2度職務質問されたことがある。
 1度目は、まだ入学したての18歳。隣町で起こったコンビニ強盗の犯人の被っていたヘルメットの色と、僕が原チャリに乗るときに被っていたヘルメットの色が同色(銀)というだけで、1時間も時間を無駄にした。
 2度目は、翌年の大学2年。夜中、3人組の窃盗団が逃走中のエリアに、何も知らない僕と友達の3人が、コンビニに行く為に入り込んでしまったのが運の尽き。背格好が同じということで、警察署まで連行され、夜明け近くまで取り調べ?を受け、挙句の果てには指紋まで採取されてしまった(後日、無事、真犯人は捕まりましたからね)。

 そして、2度目の職務質問を経験した年の夏、僕は渋谷公会堂にいた。
 ルースターズが4つのカケラになる瞬間を見る為に、岐阜の田舎からはるばるやって来たのだ。
 僕にとって最初のルースターズは、『KAMINARI』と『φ』で、次に白いジャケットの2枚組のベスト、そして有名な1stから順々に聴いていったわけで、大江のいた頃のルースターズはもちろん大好きなんだけど、やっぱり花田が続けたルースターズには思い入れがある。

 今回紹介するこのアルバムは、ルースターズを終焉する為に、下山が花田を説得して作りあげたラスト・アルバムであるが、花田と下山は融合はしないけれど、絡み合うギターはめちゃかっこいいし、穴井と三原のリズム隊もどっしりと安定感があり、最高のロック・アルバムに仕上がっている。ちなみに、このアルバムで僕の一番好きな曲は花田の作った「LADY COOL」だ。

*なお次回は、小宮山 功氏(TSUTAYAすみや新静岡センター店 店長)が登場します。お楽しみに。



ルースターズ
『FOUR PIECES』
THE-ROOSTERZ_FOUR-PIECES-J.jpgCD
COCP-50761
発売中
今からちょうど20年前の1988年に発売された、ルースターズのラスト・アルバム(紙ジャケ仕様の再発盤)。ちなみに、解散ライヴを収めた『FOUR PIECES LIVE』も紙ジャケで発売されています。そこには、僕の叫び声も微かながら収録されています…(たぶん)。
【2008/04/03 10:52】 | ウチヘオイデヨ!! | page top↑
パニック・アット・ザ・ディスコ 『プリティ。オッド。』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

パニック・アット・ザ・ディスコが描き出すマジカルな世界へようこそ!
待望の2ndアルバムは、全編ストリングス&ホーン・セクションを
フィーチャーした豪華絢爛な一大ファンタジック絵巻!


アット・ザ・ディスコ-A フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツによって見出され、2005年にデビューを果たしたラスヴェガス出身の4人組バンド、パニック・アット・ザ・ディスコ。
 デビュー・アルバム『フィーバーは止まらない』がいきなりプラチナ・ディスクを獲得し、シングル「アイ・ライト・シンズ・ノット・トラジェディーズ〜いつわりのウェディング」が、レッチリの「ダニー・カリフォルニア」やマドンナの「ハング・アップ」といった強敵を押しのけて2006年のMTVビデオ・アワードでビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞、さらに『SPIN』や『ローリング・ストーン』、『NME』といった米英の主要音楽誌の表紙を次々と飾るなど、その勢いは飛ぶ鳥を落とすがごとく加速中だ。
 "マイケミに続いて世界的ブレイクするのはPATDだ!"との呼び声が日に日に高まっている彼らが、絶好のタイミングでニュー・アルバムをリリースする。

 メディアとファンのボルテージがMAXに達する中、ドロップされるニュー・アルバムのタイトルは『プリティ。オッド。』。"可愛い。ヘン。"という意味だが、コレが今作のイメージに絶妙にハマっている。彼らが描き出す世界『マジカル・ミステリー・ツアー』とモンティ・パイソンとティム・バートンの映像をミキサーにかけてシェイクしたようなカラフル・ワールドは、まさに"可愛くてヘン"。聞くところによると、彼らはシルク・ドゥ・ソレイユの大ファンであり、その最新パフォーマンスである『LOVE』(ビートルズをテーマにしたショー)にかなりのインスピレーションを得たとのこと。
 なるほど、壮大で不思議な『プリティ。オッド。』の魅力は、確かに『LOVE』に通じるものがありそうだ。

 まるで、豪華絢爛な一大ファンタジック絵巻を観ているかのようなこの『プリティ。オッド。』。全編にわたりストリングスやホーン・セクションがフィーチャーされており、デビュー作とはまったく異なったサウンドとなっているため、驚くファンも多いかもしれない。が、アルバムを聴き進めていくうちに、その驚きはたちまち感動に変わるはずだ。
 "君のために曲を書いていて忙しかったんだ 心配しないで 僕たちは今も同じバンドだから"と歌うオープニング・ナンバー「ウィ・アー・ソー・スターヴィング」を皮切りに、華麗なオーケストレーションがとてつもないカタルシスをもたらす「ナイン・イン・ジ・アフターヌーン〜恋するタイミング」、森に迷い込んだ気分になるユーモラスな「シーズ・ア・ハンサム・ウーマン」、オリエンタルなメロディーと重層的なコーラスが物語を語る「ホエン・ザ・デイ・メット・ザ・ナイト」、風を切って進むアメリカン・ロック調の「パ・ドゥ・シュヴァル」、ハープシコードの響きが心地よいちょっぴりひねくれたラヴ・ソング「シー・ハッド・ザ・ワールド」…どこを切っても、音と色彩とウィットの洪水・洪水・洪水!これほどまでにエネルギーに満ちた新作を聴くのは、本当に久しぶりな感じがする。

 今年がスタートしてまだ3ヶ月あまり。少々気の早い話だけれど、パニック・アット・ザ・ディスコの『プリティ。オッド。』は、2008年における個人的ベスト・アルバムの第1候補だ。彼らが紡ぎ出すマジカルなミュージック・ワールドを、是非とも体感して欲しい。

Text by 池 佐和子


アット・ザ・ディスコ-J『プリティ。オッド。』 WPCR-12855 4/9発売
プラチナ・ディスクを獲得したデビュー作に続く、待望の2ndアルバム。ビートルズやビーチ・ボーイズ、キンクス等のロック・クラシックスの影響を色濃く受けた1枚。レコーディングの仕上げは、アビイ・ロード・スタジオで行われた。日本盤のみボーナス・トラック、CDエクストラでPV1曲収録。
【2008/04/03 10:47】 | 過去ログ | page top↑
コルビー・キャレイ 『ココ』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

米ビルボード誌が「女性版ジャック・ジョンソン」と評した
コルビー・キャレイがついに日本上陸。
太陽のように優しく、
魔法のような言葉にあふれたデビュー・アルバム『ココ』は、
聴く人すべてを気持ち良くさせてくれます。


コルビー・キャレイ-A 「素晴らしい曲というものは心を高揚させ、暖め、心地よくするものだ」と語るのは、今回ご紹介するコルビー・キャレイ。
 米ビルボード誌が「女性版ジャック・ジョンソン」と評したことから、ジャック・ジョンソンやトリスタン・プリティマンなどサーフ・ロック・ファンの間では昨年夏ごろから注目されていたが、輸入盤ではすでに発売中のデビュー・アルバム『ココ』で、3月19日ついに日本デビューを果たした。
 サーフ・シーンのメッカ=カリフォルニア、マリブ・ビーチ生まれのコルビー。父親はフリートウッド・マックの『噂』と『TUSK』を共同プロデュースしたケン・キャレイ。常に自分の周りで音楽が流れている環境で育ったコルビーにとって音楽を自らの表現方法として選んだことは至って自然な流れなのだろう。
 11歳の時にローリン・ヒルの「Killing Me Softly」を聴いて以来歌うことに目覚めた彼女だが、父親のアドヴァイスによりギターを手に曲を作り始める。「溢れ出てくる」曲を作っては何度かMySpaceで発表するうち、ある1曲が驚異的な反応を示し始めた。今作にも収録されている1stシングル「バブリー」である。彼女はレーベルと未契約のアーティストとしては異例の4ヶ月連続MySpaceでNo.1となり、その数は1,000プレイ以上!現在も増殖中である。
 晴れてメジャー・レーベルと契約した彼女がアルバム制作にあたって大切にしたものは「上質の楽曲をトータルでプロデュースできる」ことだったのではないかと思う。「1曲でもアルバムから外したら全体のバランスが崩れてしまう、そんなアルバムを作りたかった」という、彼女の願い通り、キャッチーな1曲目「オキシジン」から『ココ』の世界は始まる。
 スザンヌ・ヴェガのクールな歌声を連想しながらもビーチの夕陽と心地よい風を感じる「ザ・リトル・シングス」「ワン・ファイン・ワイヤー」、レゲエ風サウンドの「テイラー・メイド」「タイド・ダウン」やウェスト・コースト・サウンドを思わせる「マジック」は彼女が影響を受けたローリン・ヒル、ボブ・マーリーやスティーヴ・ミラー・バンドへのオマージュとも受け取れそう。
 今でもファンを増やしつつある「バブリー」もアルバムの中にしっくり収まっていながらトータル・タイム、50分余り。彼女が語る通り1曲もこのアルバムから外して聴くことは難しい。アルバムの中から気に入った曲を数曲ピックアップする聴き方も自分なりのスタイルとして悪くはないが、『ココ』を聴いていると、わずか1時間のアーティストが作るサウンド=音楽世界にじっくり浸ることがやっぱりレコードを楽しむ醍醐味であることを気づかせてくれる。
 彼女の小さいころのあだ名をアルバム名にした『ココ』には誰もが気持ちよくなれるような暖かさがあふれ出ている。

 この夏にはアメリカで開催予定のエコフェスにも出演予定のコルビー。彼女の紡ぎだす魔法の言葉と暖かい音楽は世界を幸せにしていく…といってもオーヴァーではないはずだ。

Text by 大野裕子(パルシェ店


コルビー・キャレイ-J『ココ』 UICU-9055 発売中
MySpaceで驚異的な楽曲プレイ数を打ち出した「バブリー」を含むデビュー・アルバム『ココ』がついに日本上陸。音楽とカリフォルニアの風に育まれて作りだす彼女のサウンドは聴くものすべてを温かく優しい気持ちにさせてくれます。じっくりゆっくり聴いて欲しい1枚。
【2008/04/03 10:34】 | 過去ログ | page top↑
R.E.M. 『アクセラレイト』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

それがロックの道筋となる…。
多くのアーティストからリスペクトを受けるR.E.M.!
通算14枚目のスタジオ作は、ダイナミックなロックと
じっくり聴かせるナンバーが適所に配置された充実の1枚。
今後展開されるであろう、ライヴ・ツアーも期待大!


REM-A.jpg まさに、彼らの歩みが不毛といわれる80年代のロック・シーンを変え、そこに続いた者が90年代以降のロックを牽引していったといえる。現在も活躍中の彼らに対して少々失礼だが、R.E.M.の印象はそんな感じだ。

 どうしても自分が生まれる前の、ロックが多種多様に変化していった黄金時代(1960〜70年代)の音を聴くことが多いのだが、R.E.M.の道のりはリアルタイムで辿ることができる。
 MTVという音楽を見る時代が到来し、より大量生産・大量消費に合わせてロックも分かり易さ、インパクト重視に偏っていった頃、全米のカレッジ・ラジオでは少しづつ地殻変動が起きていた。インディーズでも良質な本物の音が支持されだした(今となっては普通だが)頃、シーンの中心にいたのが彼らなのだ。その流れは過去にも何度かあったようにロックの原点回帰を促し、それは大きな流れとなってグランジ〜オルタナティヴ・ロックへと進んでいく。その中には自身の死をもって伝説となったカート・コバーンのニルヴァーナやトム・ヨークのレディオヘッドといった重要なバンドが存在するが、彼ら2人が影響を受けたと公言してはばからないのが、R.E.M.のマイケル・スタイプである。
 もちろんその間もR.E.M.は『アウト・オブ・タイム』『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』『モンスター』といった名作を立て続けにリリースし、その存在感は日増しに大きくなった。"世界で最も重要なロックン・ロール・バンド"と評される所以は、時代に風穴を開ける作品を何枚も発表し、なおかつ他のバンドに大きな影響を与え続けているからである。

 2000年以降の彼らも、コンスタントに活動を続けてきたが、最近の作品に見られる落ち着いた作風には90年代の活躍からみると、物足りないと感じる向きもあるのかもしれない。もともと、マイケル・スタイプの書くその詞の魅力が大きいだけに、ロックン・ロールという表現形態だけにとどまらないのは無理からぬことであるが、ギター・オリエンテッドなサウンドを期待してしまうファンが多いのも充分に分かる。
 昨今の音楽業界不振のあおりを受けて、メガヒットを期待するレコード会社からのプレッシャーは、よりヴェテランに向けられていると聞くが、果たしてR.E.M.においても例外ではないのであろうか。

 そこでニュー・アルバムである。どちらに寄っているかといえば硬軟織り交ぜたバランスのとれたアルバムではある。しかし、頭からの3曲と、最後の2曲におけるドライヴ感は格別だ。特に、どこか冷めた視点で描かれる詞世界と大マジのロック・サウンドとのギャップはR.E.M.節全開といった趣である。世間の期待をよそに、しっかり自分達の立ち位置はぶれてないのはさすがだし、もともと自分達のやりたいことだけを貫いてきたバンドであるが故に、変わろうはずもない。そこで試されているのは、彼らから投げられたボールを受ける我々だ。果たして今の我々にR.E.M.を受け止める耳はあるのか、ぜひ試していただきたい。

Text by 作山和教(宇都宮FKDインターパーク店


REM-J.jpg『アクセラレイト』 WPCR-12857 4/9発売
ライヴ・アルバムをはさんで、通算14作目のスタジオ・アルバムは、彼らのキャリアを総括するようなバランスのとれた作品。前半で飛ばし、中盤でじっくり聴かせ、後半一気に駆け抜ける構成はそのままライヴで活かされそう。3年半のブランクを埋める充実の1枚だ。
【2008/04/03 10:34】 | 過去ログ | page top↑
モービー 『ラスト・ナイト』
<初出「Groovin'」2008.03-04/ISSUE#102>

『ラスト・ナイト』。あの享楽から静かな朝を迎えるまでの一夜の物語。
最高のダンス・アルバム、ニューヨークへのオマージュ。
モービー、クラブ・アンセム必至の1枚、ドロップ。


モービー-A モービーの帰還である。
 普通、新しいアルバムが出るとなると、ある程度の方向性なるものが各アーティストの嗜好として見えてくるものなので、予定調和な部分というのは必ず付き纏うものだが、モービーの場合は本当に次が読めない。クラブ・シーンに帰属しているのは確かだが、過去に生み落とされた楽曲たちはポップ、ロック、ダンスの垣根を軽々と飛び越えたその先に立つものばかりだったからだ。

 ここ日本でも大ヒットを記録した『プレイ』(1999年)は全曲がTVCMで使われるというとんでもない状況を巻き起こし、全世界で1,000万枚を超えるセールスを記録したモンスター・アルバムだ。ハード・ハウスからレイヴ・テクノまで、あらゆるダンス・ミュージックを包括した歴史的名盤である。
 成功を手にした彼が次に目指したものはもっと広い音楽の地平だった。『18』(2002年)、『ホテル』(2005年)でポップ・フィールドに大きく振れたサウンド・プロダクションへと移行し、ここでもまた大きな成功を収めている。彼のヒーローであるデヴィッド・ボウイへのオマージュを感じる80'sニュー・ウェイヴな楽曲や、『ホテル』においてはアンビエント・ミュージックにまで手を伸ばすという多種多様ぶりを発揮、その音楽的野心は止まるところを知らない、と思えるほどだ。

 そんな彼の次の一手、間にベストのリリースはあったものの、オリジナル・アルバムとしては約3年振りとなる今作『ラスト・ナイト』は回春作と言いたくなる位のクラバー全方位対応型ハイパー・ダンス・アルバムとなった。モービー自身の出自となる80年代のニューヨーク・クラブ・シーンへのリスペクトがこのアルバムを作るスタートとなっており、実際本人もここ最近、DJを頻繁に行っていたようだ。そんな状況はアルバム・タイトルにも反映され、朝までクラブで踊り明かした最高にハイな一夜をコンセプトに、クラブへ足を踏み入れた賑やかさから真夜中の陶酔、午前2時の混乱、そして満足と共に迎えるニューヨークの明け方の静けさまでを表現したコンセプチュアルな1枚になっている。
 しかしながら、それによって小難しいアルバムになっているかと言うと全くそんな事はない。
 象徴的なトラックとなっているリード・シングル「ディスコ・ライズ」はそのアッパーなディスコ調トラックに情熱的なディーヴァ・ヴォーカルが扇情するフロア・アンセム必至の1曲。その他の楽曲も最強のレイヴ・アンセムから近未来ユーロ・ディスコ、最新型ヒップ・ホップ、どこまでも美しいアンビエント…。100%体感的なダンス・ミュージック・アルバムとして間違いなく最高傑作である。
 あのモンスター・アルバム『プレイ』に匹敵する完成度を誇る今作は、きっと2008年を象徴するクラブ・アンセムにして世界中の街角で流れるグッド・タイム・ミュージックになれるはずだ。「ラスト・ナイト」。享楽の一夜を抜け、あの気だるくも心地よい朝を迎える時の感覚。そんな経験をした人なら分かるであろう感覚を伴う楽曲で最後を締めくくるこのアルバムは、静かな興奮とあの頃の懐かしさを喚起し続ける。

Text by 中野智人(すみや本社 営業グループ)


モービー-J『ラスト・ナイト』 TOCP-66772 3/26発売
コンセプチュアルな一面を持ちながらも、肉感的なダンス・アルバムとしても完璧な、非常にバランスの取れた傑作。久しぶりにクラブ・アンセム仕様の1枚を作り上げてきたモービー。間違いなく本気です。今春から夏にかけて必須のアルバムにしちゃいましょう。日本盤にはボーナス・トラック収録。
【2008/04/03 10:22】 | 過去ログ | page top↑
METAL on METAL #101
<初出「Groovin'」2008.02-03/ISSUE#101>

 今月は超強力ラインナップ揃い踏みです!なんといっても今月の目玉であるロイヤル・ハントとレイジは、期待通り!また輸入盤で話題となっていたゴシック・メタルのオール・エンズも要チェックですよ!轟音系ではバイオメカニカル、ヘイト・エターナルの凄まじい爆音は悶絶ものですよ!
最後に今回ご紹介するタイトル以外にも、昨年、HOT ROCKIN'より発売されたメロ・パワ系のカレドンの『チャプター4』(HRHM-2023)、ゴシック系のヴィジョンズ・オブ・アトランティスの『キャスト・アウェイ』(HRHM-2024)はオススメ。恐るべき完成度です!ぜひ聴いてね!(片川)
ロイヤル・ハント-Jロイヤル・ハント
『コリジョン・コース
   〜パラドックスⅡ』
MICP-10713
発売中
約2年半振りの9thスタジオ・アルバム。今作では、なんと言っても脱退したジョン・ウェストの後任マーク・ボールズのヴォーカルに注目。キャリア、実力は言うまでも無く、期待通り見事にハマっている。名盤『パラドックス』の続編という事を加味せずとも最高の仕上がりと言える。祝!6年ぶりとなるファン待望の再来日公演決定!!(野辺)
レイジJレイジ
『カーヴド・イン・ストーン』
MICP-10720
発売中
通算19作目となるジャーマン・メタルにおいて孤高の存在、レイジの新作。前作はやや作風が異なり賛否両論を呼んだが、本作はまさに待ってましたのレイジ・ワールド!的な好作ですよ。以前ほど変拍子を多用せず、音的には正統派パワー・メタルだが特異性は健在。これがレイジたらしめる所以なのです!(片川)
レインエクシード-Jレイン・エクシード
『ザ・ライト』
KICP-1290
3/12発売
スウェーデンから非常に若いバンドがデビュー。まだ10代というメンバーもいるフレッシュなバンドだけあり、パワフルな演奏を聴かせてくれる。特にヴォーカルの伸びのあるハイトーン・ヴォイスは聴く価値あり。また2バス全快の疾走感溢れる楽曲の連続はメロスピ・ファンには納得の1枚だ!(葛原)
AIR-BOURN-Jエアボーン
『ランニン・ワイルド』
RRCY-21300
発売中
2ヶ月連続の紹介。それだけの価値がある現在も尚話題沸騰中の作品。AC/DCの遺伝子を受け継ぎ、華やかなりし頃の80'sメタルの要素をふんだんに取り入れた楽曲はメタル界をも超越した存在になるはず!彼等には一発屋、懐古主義では終わらない哲学がある!本作は100点満点!次作が勝負だ!(片川)
All-Ends-Jオール・エンズ
『オール・エンズ』
BVCP-21588
発売中
現イン・フレイムスのイェスパーとビョーンが在籍していた、女性ツインVoを擁するゴシック・バンドのデビュー作。ソプラノ・ヴォイスを多用するバンドが多い中、攻撃的な歌唱で攻めまくる珍しいスタイルだ。初回生産分のみメンバー直筆サイン+エマ&ティナの生キスマーク入りカードを100枚ランダム封入。(三津山)
サーペント-Jサーペント
『ゴッド』
TKCS-85186
発売中
日本から世界へ!神戸産メロデス・バンド、約3年ぶりの2nd。耳に親しみ易くドラマティックなメロディは新作においても健在。アートワークもマスタリングも海外仕様!世界標準にまで上り詰めた感のある充実作です。あとは実績&知名度を付けたら最強でしょう。ライヴも観てみたいですね!(Mr.S)
サーカス・マキシム-Jサーカス・マキシマス
『ザ・ファースト・チャプター』
TKCS-85187
発売中
2作目が日本でのデビュー作としてリリースされ、絶賛を浴びた彼らの記念すべき1st。ドリーム・シアターやシンフォニーXのテクニカルな演奏に、TNTのトニー・ハーネルを彷彿させるヴォーカルが絡む。これがまた上手い!ノルウェーのバンドらしい叙情性や爽やかさも備わっており、今後が楽しみな注目株!(会田)
バイオメカニカル-Jバイオメカニカル
『カンニバライズド』
YDSI-0020
発売中
UK産エクストリーム・メタル・バンド、約2年半ぶりの新作(通算3作目)。前作同様メシュガー+パンテラ+デヴィン・タウンゼンド+映画音楽÷2なサウンドは痛快!ミックスを手掛けたのはご存知クリス・タンガーリーデス。恐ろしい程の完成度を誇る今作は全ての激烈音楽ファンにお薦めです!(Mr.S)
フェイタル・スマイル-Jフェイタル・スマイル
『ワールド・ドミネイション』
POCE-16021
発売中
2006年発売の2ndでウィグ・ワムの来日時にオープニングを務めた事も記憶に新しい彼等の3rd。前作とはヴォーカルとドラムが変わっているが、ヴィジュアル面で確実にUP(笑)。音楽的には前作同様ヘヴィ・リフにポップなロックン・ロールというユニークな面を一段とステップ・アップさせている。(三津山)
ヘイト・エターナル-Jヘイトエターナル
『フューリー・アンド・フレイムス』
MBCY-1093
発売中
元モービッド・エンジェルのエリック・ルータン(g)が率いるフロリダ産デス・メタル。既に活動は9年に及び、4作目となる今作は現カンニバル・コープスのアレックス・ウェブスター(b)が参加し4人編成となっている。期待通りの轟音だが、やっはり今作も驚異的なテクニックに圧倒されっ放し。特に8曲目が凄過ぎる!(市村)
ヘヴン・シャル・バーン-Jヘヴン・シャル・バーン
『アイコノクラスト』
YDSI-0024
発売中
未だ猛威を振るうメタルコア・シーン。その中でも既に人気を不動のものとしているヘヴン・シャル・バーンの5th。新作も相変わらずの気合入りまくり!安心して聴けます。注目すべきは⑨にてエッジ・オブ・サニティの名曲をデス・ヴォイス版でカヴァーしている点。選曲のセンスが最高ですね!(Mr.S)

■『METAL on METAL』ライター
野辺:マッドブッチャー野辺(富士中央店
片川:ディマイオ片川(掛川店
葛原:トーキングモジュレーター葛原(磐田南店
市村:ブラッファイヤー市村(横浜北山田店
三津山:ジョン・ボン・三津山(玉川高島屋S・C店
会田:ビトゥイーン会田(河辺店
Special Thanks to Mr.S:真田賢司
【2008/04/02 16:31】 | METAL on METAL | page top↑
第95回 木村和美
<初出「Groovin'」2008.02-03/ISSUE#101>



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リレー連載第95回 木村和美
TSUTAYAすみや宇都宮FKDインターパーク店 サブマネージャー)


 リレー掲載「MY Best Choice!」のコーナーを見ていると、人に歴史ありと感じる。そんな自分なら"THE SMITHS"を推すと密かに決めていた。

 今もソロで活躍中のモリッシー、昨年モデスト・マウスに加入したジョニー・マーの2人を中心に、アンディ・ルーク、マイク・ジョイスでバンドを結成。1980年代のUKと僕の中において絶大な支持を受け、オアシスや僕などフォロワーも多く英国最大のインディ・バンドと呼ばれた(インディーズであったことも驚きでありカッコイイ)。
 モリッシーの独特なキャラと文学的詩世界に、ジョニー・マーの知的なポップ・センスが融合され奇跡に近い名作を多く生み出した。「MEAT IS MURDER(食肉は殺人)」「THE QUEEN IS DEAD(王室批判)」など重いテーマですらユーモア溢れるポップ・ソングにしてしまうセンスと、映画のワン・シーンをあしらったジャケットなどその世界観はまさに芸術であった。

 そんな"THE SMITHS"との出会いは高校時代、友人からの紹介であったが、最初はピンとこなかった(気にはなっていたが認めたくなかったというのが本音であろう。友人との変なライバル関係がそうさせたのであろう)。でも好きになった。友人の片想いの女の子が、だんだん可愛く見えてきてしまう、そんな感覚だった。
 高校生という多感な時期に出会ったジョニー・マーのギター・サウンドは、ギタリストとしての自分にも大きな影響を与え、バンドを結成し(友人には、当然ベースをやらせ)多くの"THE SMITHS"もどきの曲を作った。

 生の"THE SMITHS"は体感できず終わってしまった(体感もなにも日本に来なかった)。モリッシーのソロ、ジョニー・マー(ザ・ザ、ヒーラーズ)の来日時には、ライヴに行ったが、"THE SMITHS"の衝撃には出会えず悲しかったことを覚えている。「THE SMITHS IS DEAD」…僕の永遠のアイドルであり、初恋の相手である。


*なお次回は、松浦正徳氏(TSUTAYAすみや静岡平和町店 サブ・マネージャー)が登場します。お楽しみに。


ザ・スミス
『ランク』
ザ・スミス-JCD
WPCR-12445
発売中
"THE SMITHS"唯一のライヴ・アルバム。1986年の全盛期の音源を使用。アルバムのイメージからはかけ離れた激しいバンド・サウンドが聴ける。バッキング・ギターを加え、ジョニー・マーが水を得た魚のように弾きまくる。これぞライヴ!
【2008/04/02 16:31】 | ウチヘオイデヨ!! | page top↑
「Groovin'」バックナンバーのお取り寄せについて
◎ 『Groovin'』のお取り寄せについて

『Groovin'』は毎月25日発行、すみや店頭に設置しています。
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 “以前発行された『Groovin'』が欲しい”
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 ※複数冊ご希望の場合は 、[冊数×110円分の切手]をお送りください。
 ※数に限りがあります。在庫切れの場合はご容赦ください。
 ※同一号の複数冊ご希望はご遠慮ください。


【宛先】
〒420-0031 静岡県静岡市葵区呉服町1-5-13
(株)すみや 営業グループ Groovin’担当:松本 宛




【2008/04/01 16:10】 | お知らせ | page top↑
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