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JAY'ED 『MUSICATION』
<初出「Groovin'」2009.10-11/ISSUE#121>


音楽は人と人を繋ぐ…その思いをただただシンプルに
いいメロディーと、いい歌声にのせて。
1stアルバム『MUSICATION』リリース。


JAYED-A.jpg JAY'EDの最新シングル「Everybody」がいい。
 知るきっかけとなったのはau by KDDIのCM。
 「ケータイと歩けば、その5分がスポーツになる。」というキャッチで、オフィスや学校と様々なシチュエーションの人々が携帯を身につけ颯爽と歩くその歩幅に、「Everybody」の軽快なビートがマッチしていて非常に気持ちがいいのだ。
 サビを一層盛り上げるJAY'EDのしなやかでクールな歌声も手伝って、思わず自分も歩き出したくなるような気持ちになる。
 この心地よい高揚感…嬉しい出会いだった。

 2008年5月のメジャー・デビュー以降5枚のシングルを発表し、コンスタントに活動を重ねてきたJAY'EDだが、やはり彼の認知度が一気に高まったのはJUJUとのコラボレーション「明日がくるなら」だろう。
 JUJUを優しくアシストしながら、時にリードする紳士的なヴォーカルは、JUJUの楽曲でありながら、JAY'EDの歌声無しでは決して成り立たないドラマティックな世界を2人で丁寧に築いていた。

 彼との出会いはこの曲から…そんな人も少なくないはずだ。

 これらの追い風を受け、いよいよお目見えする1stアルバム『MUSICATION』。MUSICとCOMMUNICATIONの造語による今タイトルは、音楽に対話同等のコミュニケーション・パワーがあると信じる強い思いと、自らが発信する音楽によって多くの人と繋がりを持ちたいという願いが込められているという。
 彼のベースであるR&Bを基軸にしながらもジャンルに囚われない柔軟なアレンジが施されたポップス・アルバムといった趣の内容で、生まれ持った血筋によって日本語と英語、どちらの言葉も自在なだけに、彼の歌うリリックには一瞬耳を疑うほど、日英の言葉がナチュラルに行き交う。
 何より彼のヴォーカルが素晴らしく、スウィートでありながら存在感を残す力強い歌声、独特な揺れのビブラートもまた魅力的だ。
 前述の「Everybody」をはじまりに前半はシングル曲がずらりと並ぶ。
 アルバムとしての流れを作りながらもさすがはシングル曲、どれも耳に留まる強力ナンバーばかりで、中でも「ずっと一緒」の満ち満ちる幸福感には自然と顔もほころんでしまう。
 中盤は都会的でクールなビートによって引き締まった印象で、アルバム唯一の全編英語詞「Number 2 Heaven」、極上のラヴ・ソングでありながら甘くなり過ぎない「Superwoman」など好印象なアレンジが続く。ピアノと歌声のみで紡がれるバラード「最後の優しさ」、EMI MARIAをフィーチャーした「Luv is...feat.EMI MARIA」など、終盤はゆったりとしたナンバーでクール・ダウン。
 派手に着飾ることなく、JAY'EDの最大の魅力であるヴォーカルを生かしたシンプルな作りはとても肌触りが良く、じっくりと、また何度も聴きたくなる後味でアルバムを締めくくる。

 1曲1曲にドラマがありながら12曲の流れがとてもスムーズで、それでいてループしたくなる余韻までも与える。
 "1曲買い"が日常になった昨今で、こうしたアルバムであるべき作品に出会えることは本当に幸せなことだと思う。
 JAY'EDの歌声を聴けば『MUSICATION』…その言葉の意味が確かである事を実感するはずだ。

Text by 浜田幸子(Groovin’編集部)


JAYED-J_20091030115429.jpg『MUSICATION』 TFCC-86311 10/28発売
最新シングルが「au by KDDI」CMタイアップソングとして話題になる中、いよいよ1stアルバムをドロップ!シングル5作を含む全11曲に加え、ボーナス・トラックとしてDJ KAORIとのコラボも収録と、JAY'EDのスウィートでエモーショナルなヴォーカルを存分に楽しめる好内容。
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【2009/11/01 02:30】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
鬼束ちひろ 『DOROTHY』
<初出「Groovin'」2009.10-11/ISSUE#121>


長い旅路の果てに辿りついた帰るべき場所…。
力強く、生命力あふれる歌唱で、
完全復活を予感させる最新作が遂に降臨!


鬼束ちひろ-A 身を削り、魂をすり減らすがごとく全力で音楽にぶつかっていくその真摯な姿勢は、時に諸刃の剣となって自身に襲い掛かる。
 傷つき、疲れ果てながらも、再びシンガーとして長い旅路についた鬼束ちひろ。
 その船出は決して平穏なものではなかった。
 復帰直後に見せた姿にかつての面影はなく、長いブランクもあいまって、本人も認めるとおり以前のようには歌えなくなってしまっていた。
 前作『LAS VEGAS』は良質な作品ではあったが、重厚な詩の世界観を支えきれるだけの力がその声に宿っておらず、若干の物足りなさを感じざるを得なかった。
 しかし、その翌年に行われた一夜限りのプレミアム・コンサートではそんな周囲の不安を一気に吹き飛ばしてしまうほどの圧巻のパフォーマンスを披露。
 『LAS VEGAS』収録曲も新たな生命を吹き込まれたような輝きを見せ、初披露された「蛍」の完成度の高さに、次回作への期待度は自然と高まっていった。

 そして2009年。
 強力なヘヴィ・ロックが炸裂するシングル「X」を皮切りに「帰り路をなくして」「陽炎」と怒涛のリリースを経て、待望の新作『DOROTHY』をリリースする。
 プロデューサーには平原綾香の「Jupiter」やtokunagahideaki.jpgの「VOCALIST」シリーズを手がけた坂本昌之氏を起用。
 力強さが戻り、言葉の端々に生命力が宿っているかのような鬼束本来の歌唱を最大限に活かした楽曲を基本としながらも、随所に見せる大胆なアプローチで鬼束の新たな魅力を引き出している。
 前述の「X」をはじめ、スモーキーなロック・チューン「I Pass By」、そして全く新しいアプローチを見せた5曲目の「STEAL THIS HEART」は鬼束本来の魅力とは対極にあるポップでエレクトロな楽曲。
 シンセがふんだんに使われ、ヴォーカルにエフェクトがかけられたこの楽曲は賛否が分かれることが必至だが、こうした遊び心のある楽曲を作れるほどの自信と余裕が今の鬼束にはあるのだと好意的に受け止めたい。

 不屈の精神で本来の力を取り戻しつつある鬼束ちひろ。
 彼女の長い旅路はまだまだ続く。

Text by 矢部信之(市原白金通り店



鬼束ちひろ-J『DOROTHY』 UMCK-1327 10/28発売
2009年に入り精力的に活動している鬼束ちひろの待望の新作。昨年リリースされた「蛍」をはじめ、5曲のシングルを収録。光と闇が入り混じる独特の詩世界と叙情的なメロディに加え、かつての歌声と遜色ない生命力溢れる力強い歌唱で完全復活を強く印象付けている。

【2009/11/01 01:00】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
絢香 『ayaka's History 2006-2009』
<初出「Groovin'」2009.09-10/ISSUE#120>


刹那と消費のJ-ポップ・シーンにおいて、世代を問わず
多くの人に愛されたシンガー・ソングライター、絢香。
その3年半の足跡。


絢香-A


 デビュー当時から周囲の期待を一身に背負い、あらゆるラッキーな状況も手伝って、わずかの間にJ-ポップ・シーンを代表するシンガーに成長していった絢香。
 それはもはや周知の事実だろう。
 今春、21歳になった彼女は結婚会見の場で、自らが抱える持病の治療に専念するため、無期限の音楽活動休止を発表、大きな話題となった。
 その約3年半に及ぶ軌跡をコンプリートしたのが本作、キャリア初のベスト・アルバムとなる。

 過ぎてみれば、歌だけが残った。

 2006年2月のデビュー曲「I believe」から、コブクロとのコラボレーション曲「WINDING ROAD」「あなたと」、最新シングル「みんな空の下」までのシングル・タイトル曲すべてを収めた、ヒット曲ばかり全16曲。
 「どんな色にも染まらない 『黒』になろうと思った」。
 かつてそう歌った少女は、いつしか「何も怖くない ひとりじゃないよ」と歌うまでになった。
 それを成長と呼ぶにはおこがましいが、〈本当に大切なこと〉を歌いたいと願うようになった彼女の大人への変化には感慨深いものがある。
 すべてにタイアップが付いているのも圧巻だが、特定のスタイルや世代に寄ることがなかった稀少な存在であることに加え、最近では作曲にも意欲的であり、また蔦谷好位置、常田慎太郎(fromスキマスイッチ)ら、コンポーザー、アレンジャーに新しい面々を迎えるなど、新しい方向性にシフトしていた時期だけに、事情を承知の上でいえば、ここで打たれる休止符は惜しい。
 だが時系列に彼女の歩みを丁寧に辿っていくと、絢香というシンガーを取り巻いた、時に過剰なほどにも思えた数多のトピックは、その歌と楽曲の前にあっては、〈何のタイアップであったか〉はもとより、〈そのとき何があったか〉も、あまり意味を成していないことがわかる。
 結局、喧騒の後に残ったのは話題性ではなく音楽のみという本来当たり前でなければならない事実を、このアルバムは無言で物語っている。

 初回完全生産限定盤のみのDisc-2には、2枚のオリジナル作とカップリング曲の中からリクエスト形式で選出された10曲を収録。
 期せずして休止前のラスト・ソングとなった「ありがとう。」のカラリとした大らかさと、ジャケットで見せた、これまででいちばんナチュラルで可愛らしい笑顔に、いつか実現するであろう彼女の復帰に思いを馳せた。
 あまりに短いヒストリー、その先があってほしいと願っている。

Text by 篠原美江


絢香-J『ayaka's History 2006-2009』 
無期限活動休止に入る絢香、その集大成となるベスト・アルバムにはシングル表題曲を中心とした全16曲を収録。加えて、ファン投票で選ばれた10曲を収めたDisc-2と、それぞれフォトブック、ヒストリーDVDが付いた初回完全生産限定盤2タイトルも。


★形態別詳細★

[初回完全生産限定盤]2枚組
<Photo Book付> WPCL-10742〜3
<History DVD付> WPZL-30160〜2

[通常盤] WPCL-10744
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【2009/10/01 23:59】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
AI 『BEST A.I.』
<初出「Groovin'」2009.09-10/ISSUE#120>


ジャパニーズR&Bベスト=BEST A.I.。
その歌声、そのグルーヴ感を体感してください!


AI-A.jpg


 現在多くの女性R&Bシンガーが活躍するなか、唯一無二の圧倒的な存在感を見せているのがAIであろう。
 厚みのある歌声、洋楽HIP HOP/R&B風のヴォーカル・パフォーマンスが印象的であり、彼女の持つグルーヴ感に多くの人が魅了されている。
 本場ロサンゼルスでソウル、R&B、HIP HOP、ダンスなど音楽に関する様々な事を学び、17歳の時にはL.A.のユニバーサル・アンフィシアターで行われたメアリー・J. ブライジのライヴ・クワイアーの一員として参加。
 さらにその後も全米から1,000人近く集まったダンサーとともに受けたオーディションで見事勝ち残り、ジャネット・ジャクソンのプロモーション・ビデオ「ゴー・ディープ」にも出演した。
 アメリカ・デビューの話があったほど、日本デビュー前から海外ではかなり注目されていたのだ。

 そのデビューから9年を経て、9月16日にAIのベスト・アルバムが発表された。
 デフ・ジャム・ジャパン、そしてISLANDからリリースしたシングル曲を中心にファン投票の結果を基に選ばれた全18曲が収録されている。
 本作の1曲目は彼女の大ヒット・ナンバー「Story」で始まり、「Believe」「ONE」と続き、個人的に気に入っている5曲目「So Special -Version A.I.-」、彼女の武器でもあるグルーヴ感が存分に発揮された10曲目「MUSIC」、11曲目「I Wanna Know」、さらにこのアルバムでしか聴くことのできないボーナス・トラック「All For You -Movie short ver.-」(AIが初監督を務めた短編オムニバス映画『TAKE ACTION』の主題歌)や「Story」のニュー・ヴァーションと、中盤から後半にかけてHIP HOP/R&B色が特に強く感じられ、AIの魅力を時代ごとに体感することができる。

 本作に対してAIは「実は最初はベストを出したいとは思ってなかった。だってベストを出してこれで終わりってわけじゃないしさ。まだやるんですか?って言われるくらいやり続けるつもりだから。でも私がデビューした頃小学生だった子が中学生になったりして、その子達は"Story"も"Believe"も知らないかもしれないじゃん。昔の曲が新しいっていう人もいると思うし、そういう人にベストを出すことで自分をより知ってもらいたいなと思ったんだよね」と語っている。
 彼女の軌跡をより多くの人に知ってもらいたいという願いが詰まったベスト・アルバム…この1枚からさらに多くの人がAIに魅了されることは間違いないであろう。

Text by 村山寛樹(市原白金通り店

AI-J.jpg『BEST A.I.』 [初回限定盤]DVD付 UPCI-9034 発売中
大ヒット曲「Story」をはじめ、AIのキャリアにおける初のベスト盤が到着!日本人離れした歌声、グルーヴ感を時代ごとに感じられる1枚。このアルバムでしか聴くことのできないボーナス・トラックも収録。初回限定盤にはシングルの未商品化PV7曲を収録したDVD付き。
[通常盤] UPCI-1095
[初回限定スペシャルプライス盤] UPCI-9036
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【2009/10/01 23:00】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
SPECIAL INTERVIEW 『hayato kaori』
<初出「Groovin'」2008.09-10/ISSUE#120>

INTERVIEW


hayato kaori SPECIAL INTERVIEW

隼人加織-Aブラジルと日本、2つのDNAを持つシンガー、hayato kaoriが待望の2ndアルバム『Lindas』をリリース!
ブラジルの空気をたっぷりと孕んだ新作について、お話を伺ってきました。
この『Groovin'』ブログでは、本誌で掲載しきれなかった分を含む完全版でお届けします。


【インタヴュー&構成:池 佐和子】




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【2009/10/01 22:00】 | ISSUE#120 09.09-10 | page top↑
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